2007年02月07日

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『目からウロコ おカネ儲けの法則』4

増田 俊男著 1999年8月20日発行 1500円(税抜き)

目からウロコ おカネ儲けの法則―最小資本で最短時間に最高の利益を上げろ

前回、増田俊男さんの8年くらい前の本を紹介すると書きました。発行年月日が古いためか、アマゾンには本の画像は残っていないようなので、上記のタイトルだけになります。

本書は、国際情勢についての情報について述べられている最近の著者の本とは少々ちがい、主にお金の増やし方の観点から書かれています。

いま読み返しても、この頃も「いま、お金は日本を目指している」、「円高、株高、金利高が投資のキーワード」など、日本経済についての強気な主張が目立ちます。今までの経過を見ると、本書が出版されてからITバブルを経過して、日経平均は2003年の最安値までさらにいっそうの下げがありました。

本書を1999年の8月に購入して、日本株に投資した方は、半年くらいはよかったかもしれませんが、その後ITバブルが崩壊して、その後につらい日々を過ごされたことでしょう。そのような意味では、当時の著者の強気な予想は外れたといわれても仕方ないかもしれません。

しかしながら、本書には以下のような主張もあります。

  • 「外人」の動向が東京市場の株価を決める
  • 日本にも未公開株市場が必要な時代
  • これからはインターネットの販売が伸びる
  • インターネットによる株の取引が急増する
  • 外国為替証拠金取引は有利である
  • 日本人はマネー経済をもっと理解すべきである

現在の視点から判断すると、だいたい当たっていると思います。その他、オフショア投資をかなり詳しく紹介されています。

過去の1冊だけからは判断できないかもしれませんが、私の印象は、「大きな経済の原則や流れについてはだいたい正しいけれど、日本株や日本経済についての強気な予想は割り引いて聴いていた方がよさそう」といった感じでしょうか。

日本についての強気な予想については日本国民としては元気が出てきていい点もあるのですが、希望的観測によって、ポジションを取ってしまうとうまくいかないこともあるようです。



investmentbooks at 23:43│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--投資一般 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
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