2007年04月10日

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『女房を質に入れるといくらになるのか?』4

永野 良祐著 2007年4月1日発行 700円(税抜き)

女房を質に入れるといくらになるのか?―投資理論や会計学でみる結婚・家族の“正体”

著者は、「外資系金融機関にてデリバティブを駆使した金融商品の開発に長期間従事」した後、現在は金融アナリスト/評論家をされています。『プロが絶対買わない金融商品』という本もあり、さまざまな金融商品の仕組みが解説されており、読みごたえのある本でした。

本書の内容はサブタイトルとは若干異なり、投資理論や会計学を使って結婚や家族について解説しているというより、投資理論や会計学の解説のために結婚や家族の概念を利用しているという感じでした。

著者が家庭的な人であるためか、本書では、結婚などを投資理論で説明するときにありがちな、また、タイトルから想像されるような、「毒気」といったものがありません。その分、善男善女にとって、安心して読める内容になっています。

プロが絶対買わない金融商品』では「毒気」があったのですが、本書は控えめです。内容が内容なだけに、著者が奥さんに遠慮したのかなと邪推してしまいます。

投資や会計の入門書として読めば、とくにバランスシートの在庫の解説などがわかりやすく、最初から「毒気」を期待しない人にはよい本であると思います。



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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
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