2007年04月28日
『最初のデートでプロポーズ!?』
ビル・ビショップ著 山田 貴久訳
2006年8月15日発行 1400円(税抜き)
最初のデートでプロポーズ!?―マーケティング・マイクが教える17の売れる魔法
出版されて、半年ちょっとの本です。本屋で目立つ本で、気になりながら買っていない本の1冊だったのですが、今回購入しました。著者はカナダにあるコンサルティング会社(英語)のCEOです。
この会社のホームページも考えてつくられているようで、まず最初に訪問者にコミットメントをさせています。本書自体が、マーケティング戦略の一環として出版されているように思います。
原題は、『How to Sell a Lobster』(いかにしてロブスターを売るか)ですが、日本語のタイトルは、目を引きやすいものになっています。口説き本かと思わせますが、マーケティングの本です。マーケティングの本ですが、女性に自分を売り込むときにも応用できます。
本書は17のテーマがあり、それぞれが1章ずつ当てられています。それぞれの章が、読みやすい物語となっています。章のタイトルは、「超訳」といえるほど、意訳されていますが、日本語のタイトルと同じように、原書よりコピー的に良くできたものになっています。
17のテーマのうち、いくつか紹介すると、
- 買う買わないより、どれを選ぶかの選択肢を与える
- 顧客が本当に必要としているものを売る
- まず、しっかりとしたマーケティング戦略を立てる
- 安売りはせず、高い値段で売るための工夫をする
- 少しのお金を投資してもらい、回収したくなるようにする
- 売り込まず、自己分析の指導をする
- 小さなところから着手する
などとなります。
相手の立場に立って、あせらず、頭を使ってということでしょう。一番重要なのは、相手の役に立つものを提供するということであるように思います。間合いが必要なのは、世界共通のようですね。