2007年05月31日

この記事をクリップ! Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーを含むはてなブックマーク

『レバレッジ時間術』4

本田 直之著  2007年5月30日発行 700円(税抜き)

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則

 

 

 

 

昨日に引き続き、幻冬舎新書の最新刊です。

本書の著者の著作である『レバレッジ・リーディング』はこのブログで、一番最初に紹介させていただいた思い出深い本です。発売されてしばらく経ちますが、いまでも本屋でたまに平積みにされているのを見かけることがあり、ロングセラーになっているようです。

レバレッジとは「てこ」のことで、要するに少ない労力で大きな成果を得るということです。ここ数年で投資における用語として、一般に広まりました。著者の会社はレバレッジコンサルティングという名前であり、レバレッジという言葉でブランド化されつつあります。『レバレッジ・シンキング』という本も、近々出版される予定のようです。

投資においては、借金をしてレバレッジを掛けると、リスクが増大しますが、自分の時間に対する投資については、リスクが増えるということはないため、サブタイトルにある「ノーリスク・ハイリターン」となるようです。

あるいは、自分に投資をして自分自身の価値を上げ、上がった分の価値を使って仕事を他に任せるということなどに相当します。この場合は、人に任せる分、自分でコントロールできない部分が広がるため、ややリスクが増えるかもしれません。会社にして人を雇ったりすると、リスクは増大します。

本書では著者がご自身で工夫されている、仕事術についての紹介と解説が主な内容になっています。ご自分でも書かれていますが、著者は「面倒くさがり」だそうです。だからこそなるべく効率化を望まれるのでしょう。

営業成績でも、倍にしようとすると今までのやり方で単に頑張ってしまいますが、10倍にしようとすると、考え方の質的な転換が必要となります。皆が真面目だと、なかなか全体が効率化されないことがあります。やはり社会は多様性がある方がよいようです。



investmentbooks at 23:48│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--自己啓発 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
プロフィール
bestbook
家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
このブログについて
2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
ブックマークに登録
このブログをソーシャルブックマークに登録
このブログのはてなブックマーク数
アマゾン検索
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ