2007年07月29日
『ドクター苫米地の新・福音書』
苫米地 英人著 2007年7月25日 1470円(税込)
苫米地氏の新刊です。下記の本とほぼ同時に発売されていますが、そちらの方は本ブログのテーマとは直接関係ないので、ここでは詳しくは紹介しません。
本書は著者が3ヶ月間ハワイに籠もって書かれたようであり、本としての完成度が高いと思います。本書のテーマは自我の束縛から逃れて自由になるということであり、仏教的な思想が根底にあります。
著者は科学的に説明されていますが、あくまで科学「的」であり、本質的な内容は科学の領域を越えています。科学の領域を越えているからと言って、論理的でないわけではありません。しかしながら、論理的であるからといって誰にでも理解できるわけではありません。
著者は簡単な言葉を使って書かれていますが、言葉の意味だけを理解することができても本質的な内容を理解するのは容易ではないように思います。なぜならば、著者の言われている「抽象度を上げる」ことが必要とされるからです。
この本を本当に理解するためには、理屈だけでなく、著者の書かれているトレーニングをすることなどが必要とされます。もちろん道は一つではないので、この本以外に書かれているさまざまな方法はあることでしょう。
そのような意味においては、やはり宗教的な内容です。なるべく宗教色をなくそうとされていますが、仏教哲学が宗教哲学と解釈されるように、本書も宗教哲学です。
本書は総合的には内容が深い本であると思うのですが、前書きについてはセンセーショナルに書かれており、賛否が分かれるところでしょう。










