2007年08月21日

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『熱湯経営』4

樋口 武男著  2007年8月20日発行  735円(税込)

熱湯経営―「大組織病」に勝つ

著者は、住宅業界で積水ハウスと首位を争う、大和ハウス工業の代表取締役会長兼CEOです。本書では、著者が大和ハウスに入社された一社員の時から会社のトップになるまでの創業者とのやりとり、そしてトップになってからの経営に対する考え方が分かりやすく書き記されています。

タイトルからも想像がつくのですが、著者は熱い方です。本書を読むと、企業経営においてまず必要とされるのは、なによりもやる気と意欲であるということがよく分かります。著者は、本書で成功する人の12ヶ条を以下のように書かれています。

  1. 人間的成長を求め続ける
  2. 自信と誇りを持つ
  3. 常に明確な目標を指向
  4. 他人の幸福に役立ちたい
  5. 良い自己訓練を習慣化
  6. 失敗も成功につなげる
  7. 今ここに100パーセント全力投球
  8. 自己投資を続ける
  9. 何事も信じ行動する
  10. 時間を有効に活用
  11. できる方法を考える
  12. 可能性に挑戦し続ける

大和ハウスというと、三洋電機やダイエーなどとともにカリスマ的な経営者により、日本の高度経済成長を支えた、関西が本拠地の企業というイメージがありますが、本書のほとんどの部分も、創業者のエピソードが豊富に語られています。

高度経済成長の時期には、発展の方向性が定まっていることが多いため、カリスマ的な経営者に導かれた、求心力のある企業が成長しやすい傾向にあります。時代の移り変わりにより、同族経営を前面に押し出した企業の形態は、批判を受けることが多いのですが、日本経済においては一定の役割を果たしたと思います。

株価を見るかぎりでは、大和ハウスはバブル崩壊の時期を乗り越えて、蘇っているようです。本書からも復活の様子が読み取れます。



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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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