2007年09月14日
『銀行儲かってます!』
荒 和雄著 2007年9月19日発行 714円(税込)
発売されたばかりなので、まだ画像が取得できません。著者は、元銀行マンで、現在は経済評論家をされています。著書も150冊以上あり、銀行に関係する本も数多く書かれています。
最初に「銀行のここが許せない13のポイント」が述べられています。金利が低い、窓口が早く閉まる、ATMの手数料が高い、円と外貨との為替手数料が高すぎるなどなどです。いずれの業界でも、問題点はありますが、昔は銀行の地位が高かったので、許せない業界としての対象になりやすいのでしょう。
目に見えやすいところから徐々に改善されつつあるようには思いますが、利子が低いのは相変わらずです。昔は10年預けていれば倍になると言われていました。そこそこの貯蓄があれば、退職後は、退職金をさらに貯蓄に回して、利子だけで余裕のある生活ができました。
本書で述べられている問題点は、銀行が利潤を合理的に追求している結果であるので、仕方ない点もあるかもしれません。利潤を追求するのであれば、業界が過度に保護されずにある程度の競争原理が働かないと、利用者が一方的に搾取されてしまいます。
金融のことをある程度知らないと、銀行がどのようなことをしているかはわかりにくいので、本書のような啓蒙的な本は、利用者の目が厳しくなるため、長期的には銀行の経営の合理化にとってよいと思います。トラブルが生じたときの連絡先まで詳しく書かれています。
銀行は長らく冬の時代でしたが、最近の就職先ランキングでは再び大学生の人気が高くなってきています。そのことからも、ある程度は復活したということがわかります。








