2007年09月19日
『ちょいデキ!』
青野 慶久著 2007年9月20日発行 767円(税込)
グループウェアの企業向けソフトで知られる東証一部上場企業サイボウズの若き社長さんが書かれた本です。社長ブログが元になっているようです。
サイボウズという会社は、最近の株価は2年近くかけて十分の一程度に下落しており、ここ最近のマーケットの評価は振るいませんが、一部の個人投資家のあいだでは有名な会社です。
タイトルの『ちょいデキ!』については、謙遜もあるでしょうが、著者は自分自身でずばぬけた才能があるわけではないと思っているため、仕事などに対して少しずつの工夫を重ねたそうです。本書はその工夫がまとめられたもので、仕事術や健康管理について述べられています。
仕事について細かい工夫を重ねると、それらは結果的には足し算ではなく掛け算になるので、少しずつ重ねるとべき乗的な効果があります。少しずつの工夫をたくさんできるということは、それ自体が大きな能力です。
本書は仕事術の本ですが、平易に体験的に書かれており、読み物としても面白く読めます。サイボウズの「マーケティングの七ヶ条」が書かれています。
- すべては顧客を中心に、シンプルに考えよ
- 顧客と長いつき合いを!
- 顧客に教えてもらえ
- まず、目の前の顧客を喜ばせよ
- 目立て!
- ITを研究し、大衆化せよ
- データ狂になれ
顧客中心主義のメッセージが伝わってきます。
上場企業の社長さんが書かれた本は、数多く出版されています。自社の宣伝も兼ねており、商品の宣伝、株価対策などの意味もあると思いますが、一番の効果は、社長と志を同じくする意識の高い社員を集めることができるということです。よく書かれた本は、優秀な社員の「調達コスト」を劇的に低下させます。









