2007年10月14日

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『熟年離婚している場合か!』3

井戸 美枝著  2007年10月30日発行  756円(税込)

熟年離婚している場合か! (角川SSC新書 3)

タイトルからもわかるように、非「熟年離婚のススメ」です。背景には厚生年金分割制度が今年の4月からスタートし、熟年離婚が増えるのではないかという関心の高まりがあります。

著者は社会保険労務士をされており、年金の詳しい解説をもとに、必ずしも熟年離婚が妻にとって有利ではないということを説明しています。女性向けの内容です。

著者の立場が違えば別の主張もあります。下の本は弁護士さんが書かれています。

妻が得する熟年離婚 (朝日新書)

離婚というストレスフルな人生のイベントにおける決断のためには、いろいろな立場から熟慮する必要がありそうです。

少子高齢化やインフレを考えると、年金の見通しについては明るいとは思われないので、厚生年金分割制度は離婚を必ずしも促進しないでしょう。別れる夫婦は年金制度にかかわらず別れることでしょう。本書の役割は、別れたい妻に年金を当てにしすぎないよう警告することにあります。

熟年離婚を避けるための妻側の試みとして、以下の3つが書かれています。

  1. 家事定年
  2. 夫婦別室
  3. 趣味を持つ

この3つから妻のストレスの原因がわかります。最初の2つについては、離婚と結婚の中間状態を創り出しているようです。

ファイナンシャルプランを通じて、お金のことについて詳しく書かれていますが、結婚と経済問題が密接にかかわっていることを再認識します。お金の心配がなければ離婚もスムーズでしょうが、そもそもお金に余裕があると、夫婦関係はお金がないときほど悪くならないかもしれません。



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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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