2007年10月17日

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『外資の稼ぎ方』5

永野 良佑著  2007年10月20日発行  1575円(税込)

外資の稼ぎ方 その儲けの仕組み、全部暴く!

ここ10年くらいの日本で、外資がどのような方法でボロ儲けしたかについて数多くの具体例を挙げて書かれています。不動産、投資ファンド、デリバティブ、M&Aなどの実例をもとに金融の仕組みが理解できるようになっています。

プロローグに外資の稼ぎ方6ヶ条があります。

  1. 逆張り:みんなが売っているとき、誰も買わないときに買う
  2. 思い切り:リスクをとるなら、小さくとっても意味がない
  3. ニッチ:誰もやっていないことをやる
  4. 交渉力:交渉はゲーム、自分に有利な条件は多く取れるほどよい
  5. ルールを見方に:規制・規則を調べ上げ、有利なものはフル活用
  6. 世界標準:日本も世界の一部という視点から日本を見る

グローバルな視点からリスクをとってゲームを行うということですね。このゲームは世界中で始まっているので、今となっては参加するかどうかではなく、いかによいプレーヤーになるかが問題です。

多くの人がゲームを理解すればするほど、全体のレベルの底上げになるので、本書のような読みやすく本質が書かれている本は非常に意味があるといえます。

本書に書かれているような金融技術の話をすると、マネーゲームではなく地道に物をつくることが大切云々ということが必ず言われるのですが、両方とも大切であり、両者を対立的に捉えるのは望ましくないと思います。

額に汗して働く人が立派に見えるのは、生物学的な認知のバイアスです。額に汗する人は立派ですが、脳みそに汗する人も同じように尊敬されてしかるべきです。



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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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