2007年10月21日
北京雑感1
1週間ほど中国の北京に滞在し、本日帰国しました。
北京に行ったのは、中国伝統医学の病院を見学することが主な目的でしたが、現地でいろいろと感じたことがあるので、このブログのテーマに関係することを、書評の合間に、数日間に渡って書きつづりたいと思います。
ちょうど中国共産党の5年に一回の大会期間中であったため、北京は公安や警察官であふれており、ものものしい雰囲気でしたが、かえって治安がよく安心して街を回ることができたという利点がありました。
北京についてまず目についたのは、空港から市内にいたるまでの道程や市内のあちらこちらで大型の商業ビルやマンションの建設が行われていたことです。一部では夜中の突貫工事も行われていました。まさにオリンピックに向けての建設ラッシュです。話には聞いていましたが、現地での熱気を体感できました。
現地の人の話によると、市内の新しいマンションの相場は1平米あたり日本円で20万円程度だそうです。東京ほどではありませんが、日本の地方都市くらいでしょうか。一般の中国人の収入からすると、かなり高く感じることでしょう。
現在の中国の不動産の状況についてはバブルでオリンピック後ははじけるのではないかという話もありますが、バブルかどうかは微妙なところです。経済発展とともに需要が次々と湧いてくるので、長期的な経済成長の初期から中期に当たるのかもしれません。そうするとバブルではありません。
オリンピック後に調整はあるかもしれませんが、長期的には価格が東京のマンションくらいになるまでは値上がりを続ける可能性が十分にあると思います。