2007年10月24日

この記事をクリップ! Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーを含むはてなブックマーク

北京雑感45

北京の街を歩いていると、道路から離れていないところでは、ひっきりなしにクラクションの音が聞こえます。鳴らされる時間も長めで、日本人の感覚では慣れないとかなり耳障りです。

クラクションが鳴らされる理由としては、赤信号なのに人が横断歩道を渡ろうとしたり、道の真ん中を人や自転車が車と平行に進んでいたりするためです。

車の方も、歩行者用信号が青であるにもかかわらず、平気でクラクションを鳴らしながら横断歩道を横切ります。信号は「一応ある」といった感じです。最近はオリンピックに備えて、中心部では交通整備をする人が配置されていますが、信号無視は長年の習慣であるため、なかなか改善が難しいようです。

要は誰もが早く進みたいため、信号が無視されているようです。個々人はそれぞれ最も効率よく進もうとしているのですが、全体が混雑するため、個々人の効率も悪くなっています。

個々人が自分の利益を追求することが、全体の効率を必ずしもよくしないというよい例です。交通事情は中国の現状を象徴しています。

駅の切符売り場も非常に混雑しているときは、列など無視して窓口に人々が殺到し、一つの窓口に5本くらいの手が伸びて、それぞれが必要とする切符を皆が同時に大声で駅員に伝えており、他の人のことなど考えていないようです。少なくとも日本人にはそう見えます。

中国人は自分の損得に対する感覚が鋭く、個々人がそれぞれ自身の利益を最大化しようと動いているように見えます。日本人が全体の和を重視するのと対照的です。

個人対個人で交渉すると日本人は中国人に負けてしまうことが多いと思います。しかしながら、集団で競争する場合は、中国のまとまりのなさが足かせとなって、日本の方が有利かもしれません。

外国人が中国でビジネスを行う場合騙されてしまうことが多いという話がよくありますが、現地の人によると、中国人同士でも騙し合うのは日常茶飯事だそうです。

今後の中国の発展にとって、集団としての協調性が一つのボトルネックになるかもしれません。逆に考えると、なんらかの方法でまとまりができれば、極めて手強い競争相手になることでしょう。日本人と中国人のよいところを足して2で割ると世界最強かもしれません。



investmentbooks at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)clip!つぶやき--旅行 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
プロフィール
bestbook
家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
このブログについて
2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
ブックマークに登録
このブログをソーシャルブックマークに登録
このブログのはてなブックマーク数
アマゾン検索
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ