2007年11月13日

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『透明人間の買いもの』4

指南役著  2007年11月10日発行  1365円(税込)

透明人間の買いもの

以前に以下の本を紹介しましたが、本書は続編です。表紙からもそのことがよくわかるようになっています。今回も表紙や挿絵のセンスのよさは同様です。

キミがこの本を買ったワケ

タイトルにある「透明人間」とは、サイレントマジョリティのことです。大多数の人のことであり、本書は「透明人間の生態を世界で初めて解き明かした本である」ということです。

本書のようなとらえ方はしていないかもしれませんが、なんらかのものを数多くの人に売る業界にいる人は、サイレントマジョリティについては一家言あることと思います。それらを洗練された形にまとめたものが本書です。

日常的によく目にする商品やイベントに絡めて、「透明人間」の消費行動を中心に多くの話が語られています。マーケティングの本ですが、実用書というより読み物としての要素が強く感じられる本です。

マーケティングにおいて「透明人間」が重要なのは、以下の理由があると思います。

  1. 数が多い
  2. 影響を受けやすい
  3. 皆がそうである

数が多いので、マーケットに与えるインパクトが大きくなる可能性があります。主体性がないため、一度火がつくと連鎖的に拡大する可能性があります。そして、ある分野では「透明人間」でない人も別の分野ではサイレントマジョリティです。

日本の株式市場では、個人投資家が増加する傾向が今後も続くと思われますが、今後は株式市場でも「透明人間」が増えるということです。「透明人間」の性質からすると、市場のボラティリティは高くなることでしょう。

マーケティングにしても株式市場にしても、その世界で利益を得るためには自分は「透明人間」にならない必要があります。「透明人間」であることは楽ではあるのですが。



investmentbooks at 21:34│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--マーケティング 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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