2008年01月02日
『夢をかなえるゾウ』
水野 敬也著 2007年8月29日発行 1680円(税込)
発行されて少し経っている本ですが、1月2日の初夢にちなんで今日は本書を紹介します。すでに20万部を超えるベストセラーであり、高い評価も定着しています。
ジャンルとしては成功哲学本ですが、小説のスタイルで書かれていること、登場人物?として象の形をしたヒンズー教のガネーシャ神が用いられていることが本書の大きな特徴となっています。
ガネーシャ神はヒンズー教ではポピュラーな神様で、インドではよく祀られています。インドの街を歩いていると宗教画もよく目にします。仏教にも取り入られており、歓喜天としてたまに祀られていますが、秘仏となっていることが多いようです。東京では神楽坂のお寺でも祀られていたように思います。
ガネーシャ神は商売繁盛や学問など、どちらかというと現世利益的な部分を司ります。本書でガネーシャ神が登場しているのはそのためでしょう。
本書のガネーシャ神は大阪弁をしゃべり非常にユーモラスな、そして俗臭さのある人間的な存在として描かれています。一般的に想像されるような神様的なところはないのですが、一つのキャラクターとして親しみが持てる存在となっています。
ガネーシャ神は成功するための教えを説くのですが、その内容は成功哲学本をよく読む人にはなじみ深い内容です。たとえば、靴を磨く、寄付をする、夢を楽しく想像するなどありますが、すべて日常生活で実践しやすい教えになっています。
ある日突然主人公の前にガネーシャ神が現れて教えを説き始めるのですが、そのやりとりはユーモアに満ちており読んでいて飽きさせません。今日新幹線で移動中に読んだのですが、車内での時間を大いに楽しいものにしてくれました。
主人公の前に突然神さまが現れて成功法則を説き始めるのは、小説の中のことにしろ運がよいと思ってしまいますが、本書のガネーシャ神の教えは本書を読むことを通じて、あるいは本書を読まずとも、数多く出版されている成功哲学本によって万人に開かれています。
「神さまの教え」は身近なところにいくらでもあり、求めればすぐに得ることができます。本書にもありますが、行動に移し継続するのがポイントのようです。









