2008年03月01日

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『モテ★モーション』4

潮凪 洋介著  2008年2月29日発行  550円(税込)

モテ★モーション 男をトリコにする“愛されしぐさ”全集 (ソフトバンク文庫 (シ7-1))

女性向けの恋愛本です。どのようなしぐさをすれば、男性にアピールするかということについて、「恋の予感が生まれる」「女らしさが”2倍増し”になる」「彼の本気に火をつける」「愛がもっと深まる」と4つのパートに分けて解説されています。

本書は文庫本ですが、書き下ろしになっています。白黒ですが、写真も豊富に使われており、ビジュアル的にも分かりやすく工夫されています。



どのようなしぐさがあるか、いくつか具体的に挙げてみましょう。

  • 服などをちょっと”つまんでひっぱる”しぐさ
  • 男がじっと見つめた瞬間、恥ずかしそうにそらす視線
  • 髪を束ねて留め具でまとめるしぐさ
  • 仲間の集まりのとき、机の下でコッソリぶつける足

このあたりはツボにはまっているかもしれません。本書ではこのようなしぐさが、全部で67個述べられています。中にはどうかなと思われるものもありますが、男にも個人差があるということでしょう。

全体を読んでみて思ったのは、男性に受けるしぐさは、女性性をアピールするもの、母性をアピールするもの、子供らしさをアピールするものに分けられるということです。最終的に子供を産んで育て上げることが生物としての男女関係の目的であることを考えると、このことは不思議ではありません。

しぐさは体で表現されます。体は意識と無意識の接点です。相手に無意識のレベルでの影響を与えるためには、体を意識的にコントロールすれば効果的ということです。

女性は恋愛を意識的に行うのはそんなに得意ではないので、本書に書かれていることを実践するのは、思ったより簡単でないかもしれません。しぐさの難易度には違いがあり、本書ではそれぞれについて、セクシー度、品格度とともに、難易度が示されています。

このブログでも紹介した『女性の品格』というベストセラーがありますが、結局のところ女性らしさについて述べられている本です。『女性の品格』は驚異的に売れましたが、男女関係の現場での実践では、本書に書かれていることの方が男性のより深いレベルに影響するので、より効果的です。

『女性の品格』を読んでも男は何とも思わないでしょうが、本書の写真のしぐさではドキドキすることでしょう。無意識の反応には逆らえません。



investmentbooks at 22:44│Comments(2)TrackBack(0)clip!本--男女関係 

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この記事へのコメント

1. Posted by えふ   2008年03月24日 23:30
女医でタレントの西川史子さんの最新刊書では、意識的に恋愛することが書かれてあったように思うのですが、ああいうのは例外なのでしょうか?
そんなに自然体で恋愛をしている女性というのも、あまり想像がつかないのですけども、これは、異性から見るのか、同性から見るのか、といった視点の違いかもしれませんね。
2. Posted by bestbook   2008年03月25日 00:33
えふさん、コメントありがとうございます。

西川さんの新刊は目を通していないのですが、意識的に恋愛をすることがわざわざ書かれているということは、本来は簡単にそうはできないということなのではないかと思います。

「自然体」とえふさんが書かれているのは、あまりストレスを感じないような自然な状態でというような意味と思いますが、そのような意味だとすると、「自然体」で恋愛をしている女性はほとんどいないと思います。

「自然体」の恋愛は女性は難しいですが、女性の恋愛は無意識的な恋愛にはなっていると思います。「自然体」だとストレスはなさそうですが、無意識だとストレスはあります。

恋愛における気持ちや行動の理由を女性に求めても、意識化して言葉で説明することは、普通は大変なようです。

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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