2008年04月09日

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『会計のルールはこの3つしかない』4

石川 淳一/松本 武洋著  2008年4月21日発行  819円(税込)

会計のルールはこの3つしかない (新書y 191)

まだ画像がありませんが、洋泉社新書の新刊です。本書は会計の入門書ですが、類書にあまりない特徴としては、財務会計と複式簿記を中心に書かれていることです。

3つのルールですが、「”ぱなし”と”ぱなし以外”に分ける」「費用配分」「保守主義」となっています。これだけだと分かりにくいですが、本書ではコロンブスの話を用いて、分かりやすく解説されています。



新書なので、ある程度の深さのことまでしか書かれていませんが、簿記の基礎の基礎を理解して、決算書を簡単に読めるようになる程度のことは述べられています。重要な概念がピックアップされているので、どのような概念が重要であるかという全体のロードマップを眺めることができます。

会計の入門書が出ると、とりあえず目を通し、ある程度良さそうな本であれば購入して読むようにしています。本質的には同じことが書かれているのですが、それでも買い続けるのは、以下のような理由があります。

  • 基礎の復習をする

入門書に書かれていることで分からないことがあるとすると、基礎が抜け落ちているということです。入門書により、基礎が抜け落ちていないかどうか確認します。入門書に書かれていることで理解できていないことがあると、致命的になる場合があります。

  • 解説を参考にする

入門書をうまく書くのは、専門書を書くことより難しい点があります。会計の分かりにくい概念を、それぞれの本の著者がどのように解説されているか、その解説に興味があります。

  • 変更点を確認する

会計制度は変更されることがあり、年単位での変化があります。重要な変更点は、入門書にも書かれています。また、時事的な事柄と関連づけて解説されていることもあります。

  • 著者独自の見方を参考にする

難しい概念については、著者が独自の見方をされていることがあります。純粋な概念として表現されると、教科書にあるような表現になりますが、自分自身で理解するときには独自の理解の仕方をされていることがあります。独自の理解法は、教科書よりも入門書の方に書かれていることが多いと思います。

以上のことは、会計に限らず他の分野の入門書についても当てはまります。

とくに会計はビジネスや投資の基礎なので、何度も繰り返して基礎的なことを復習するがよいのではないかと思います。自分の場合は、会計の見方をある程度知ることにより、大げさに言うと、世の中の見方が変わりました。

知ると知らないとでは大違いだと思うので、基礎的なことは中学か高校である程度教えてもよいのではないかと思います。微分方程式は理解できなくても、ほとんどの人は困りませんが、会計が理解できないとビジネスで損をしてしまいます。



investmentbooks at 23:45│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--会計 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
このブログについて
2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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