2008年04月24日
『明日から「仕事ができる」と言われる新・目標達成法』
小宮 一慶著 2008年4月16日発行 1365円(税込)
明日から「仕事ができる」と言われる新・目標達成法 (講談社BIZ)
本ブログで何回も著書を紹介させていただいている小宮一慶氏の新刊です。いままでは数字やものの見方についての本でしたが、本書は仕事における目標達成法について書かれています。著者は数多くの本を書かれており、最近はベストセラーが多いですが、本書によると年に3冊は本を書かれることにされているようです。
大きな見出しが17ありますが、それらを見ると本書の内容が大まかにわかります。
- 月間目標を立てる
- 高層マンションを見たら階数を数える
- 月末には預金残高を確認する
- 人を誉める。もし誉められなかったら、1年間左手に輪ゴムをはめる
- 3年連用日記をつける
- 休日は1時間だけ将来のために使う
- 一次会には行くが、二次会には行かない
- 必要なメールはその場で返信をする
- ノートをいつも持っておく
- 混んだ電車には極力乗らない
- 仕事に関係のない雑誌をつねに鞄に入れておく
- 飛行機に乗ったら落語を聞く
- 若いうちは雑用を進んで引き受ける
- タクシーのお釣りの小銭は受け取らない
- ニコニコする
- 座右の書を持ち、寝る前に少しずつ読む
- 言い訳をしない
本文では、それぞれの見出しがさらに5つ前後の小見出しに分けて解説されています。また、見出しの終わりごとに具体的に実践することがわかりやすくまとめられています。
本書は自己啓発的な仕事術の本ですが、一番の特徴は書かれていることの実行しやすさにあります。自己啓発書は読んでいるときには納得したとしても、いざ実行しようとするとハードルが高いことも多いのですが、本書で述べられている一つ一つのことは具体的で実践しやすいことばかりです。
著者の特徴は現実的なところにあると思いますが、本書も読者が実際的にに実行可能かどうかを吟味して書かれているように思いました。著者は本に書かれている自分の考えを、本の内容においても実践されているということになります。
また読み進める途中で、自然にモチベーションが上がるようにも書かれています。このあたりも、まわりの人と仕事をする時に著者が自然にされていることなのでしょう。
著者の個性もあるので、書かれていることをそのまま同じようにしなくてもよいとは思いますが、若い方であれば本書に書かれていることを全くその通りに実行するというやり方もあると思います。修行だと思って20代で3年くらい愚直に実行すると、その後の人生の可能性が大きく開けるのではないでしょうか。
本ブログで過去に紹介した著者の本
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この記事へのコメント
うーん、またもや先を越されてしまいましたよ(涙)。
私はこれから読み始めるところです。
5つ星ということで、安心して読めます(笑)。
コメントありがとうございます。
本書を本屋で見た瞬間にsmoothさんのブログが浮かびました。本書の著者の本は今まで良書が続いたので、なるべく早めに読みたかったということがあります。先を越そうなどと大それたことは考えておりません(笑)。
本書をブログでどのようにご紹介されるか、記事を楽しみにしています。