2008年05月08日

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『ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか』4

福田 一郎著  2008年5月15日発行  788円(税込)

ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか (青春新書INTELLIGENCE 202)

著者はドバイで日系コンサルタント会社を設立し、現在も現地で活躍されている方です。本書ではタイトルの内容についても書かれていますが、全体としてはドバイの現状を紹介する内容の本です。

本書は以下の5つの章から成ります。



  1. なぜいま”砂漠の人口都市”が熱いのか
  2. 日本人が知らない素顔のドバイ
  3. 世界の投資資金がドバイを目指す理由
  4. 世界中の富裕層が訪れるその魅力とは
  5. ドバイは「中東」のイメージを変えるのか

本書を読むと、ドバイの急成長の理由がよくわかります。計画的な都市作りと世界に向けての戦略的なマーケティングの二点です。。

ドバイと言えば、ドバイを象徴するリゾートホテルのブルジュ・アル・アラブが思い浮かびますが、そのことからもマーケティング戦略がうまくいっていることがわかります。

お金を集めるためには、お金持ちを集める必要がありますが、お金持ちを集めるためには、お金持ちが好む雰囲気を醸し出す必要があります。現実のドバイには光もあれば陰もあるのでしょうが、本書にも書かれているように、陰の部分については報道が政府によって規制されているようであり、これもマーケティング戦略の一環なのでしょう。

一年のうちで暑い期間が長く、気候的にも決して過ごしやすいと思われないのですが、冷房設備の充実などさまざまな工夫がなされているようです。ドバイはもともとほとんど何もないところで発展しているようですが、しがらみがないため何もないところがかえってよかったのかもしれません。

本書のような本を読むと、日本と比べてしまいます。ドバイをそのまま真似ればよいわけではないでしょうが、日本の将来的な発展のためのヒントがあるかもしれません。

ドバイと比べて日本に欠けているものは、お金が蠢く感じ、発展の期待感、外国に対する開放性とマーケティングなどです。日本はお金があるのですが、蠢いている感じはしません。

外国から見て、なんとなく面白そう、なんとなくお金がありそう、なんとなく訪れてみたくなるといった、「なんとなく」のイメージ作りも大事なのではないかと思います。

上に挙げた条件は、異性に対する魅力と似ています。色気とも言えるでしょうが、外国から見て日本に欠けているのは「セクシャル」な魅力なのではないでしょうか。



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都内在住30代。10代より1日1冊のペースで本を読んでいます。以前は文学、哲学、思想、宗教関係の本を読んでいましたが、株式投資をきっかけに、ここ数年はビジネス書などを読み込んでいます。本の知恵によって、世の中が少しでもよくなればと思います。
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2006年12月開始。
書店で年2000冊程度に目を通し、約500冊を購入。その中から紹介しています。
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