2008年05月15日
『人生のすべてを決める鋭い「直感力」』
リン・A・ロビンソン著 本田 健訳・解説
2008年5月25日発行 1470円(税込)
人生のすべてを決める鋭い「直感力」―問題解決の“最強のツール”が身につく本!
直感をテーマにした自己啓発書です。『ユダヤ人大富豪の教え』の本田健さん訳で、コラム・解説が付いています。原著者はコンサルタントで、直感をビジネスなどに応用されている方です。
本書は、ビジネスや日常生活における直感の重要性や受け取り方がやさしく解説されており、直感を通じて成功するという自己啓発的な色合いの濃い本です。
直感というと精神的な感じがしますが、本書で強調されているのは、身体感覚を重視することです。直感が身体を通して感じられるというのは、重要で興味深い考え方です。
前にも書いたと思いますが、身体は意識と無意識をつなぐ架け橋です。意識で考えて結論が出ないときは、本書にあるように無意識の直感に耳を澄ませるとよいのですが、途中に身体感覚を介在させると直感のささやきが聞こえやすくなります。
東洋思想は身体的行法とつながっていることが多いのは、無意識の領域を重視しているからです。世界の本質を掴もうと頭だけで思索を続けていると、生命力が弱ってしまいやすいですが、これは身体を無視しているからです。
直感については二通りの考え方があります。一つは、直感は五感で知覚した意識できない情報を処理してそれが意識に登ってきたものであるという考え方であり、もう一つは、五感を超えた領域からのメッセージとみなす考え方です。
いずれが正しいかは答えが出にくい問題ですが、いずれにしろ直感を重視するのがよいということには変わりなく、実用的にはどちらの考え方をしても差し支えないようです。それぞれに長所と短所があります。
いろいろと本を読んでみても、「超」がつく一流の人は直感や身体感覚を重視している人が多いようです。








