2008年07月15日
『銀座プロスカウトマンが教える「いい女」の秘密』
飯田 剛著 2008年7月15日発行 600円(税込)
銀座プロスカウトマンが教える「いい女」の秘密 (だいわ文庫 D 108-1)
3年半前に出版された単行本がだいわ文庫になったものです。だいわ文庫からは良質な恋愛本が過去にも出ています。ただし女性向けが多く、本書も女性に向けて書かれた本です。
著者は40年以上銀座でスカウトマンをされている方です。水商売を恋愛に応用した女性向けの本は女性によって書かれていることが多いのですが、本書は男性によって書かれていることが着目点の一つです。
本書に書かれていることは大きく分けて二つあります。女性が男性を喜ばせて魅力を感じてもらうにはどのようにすればよいか、そして著者はどのように女性をスカウトするかです。
ホステスの仕事はストレートに書くと、いかに男性を喜ばせて貢がせるかです。貢がせるというと表現は悪いのですが、貢ぐことを男性が喜んでおり、男性の自由になるお金の範囲内であれば必ずしも悪いことではありません。
なぜならもともと男女関係の原型は、「男が与えて女が喜ぶ、そして喜ぶ女を見て男も喜ぶ」という構造になっているからです。これは水商売に限らず、通常の恋人や夫婦関係でも同じです。
男性はいかにうまく与えるかがポイントです。お金があれば喜ばせる選択肢が増えますが、お金を持っていても女性を喜ばせる使い方を知らないと持っているだけでは意味がありませんし、お金をあまり持っていなくても女性を喜ばせることができないわけではありません。
女性はいかに男性が与えたい女になるか、いかに男性からうまく受け取るか、そしていかにうまく受け取った喜びを表現するかがポイントです。本書にはそれらのことが書かれているわけです。
印象に残った小見出しを書いておきます。
- 「崩れた魅力」が男心をくすぐる
- 人があまり気づかないところを褒めると男は喜ぶ
- (プレゼントは)こっそり渡すのが意味深でいい
- 賢い女は自分が話す前に、相手にしゃべらせる
- 正義を通すよりも高等な知恵
- 「来てね、来てね」は逆効果
- 地位や身分で人を選ぶ女はすぐダメになる
- 「安売りする女にはやすい男がつく」は真実
女性向けに書かれていますが、上記にあることを読むと、実は男性でも応用できることがほとんどです。
異性向けに書かれた恋愛本も二つの意味で読む価値があります。一つは、恋愛の本質は性が違っても変わらない部分があり反対の立場からも応用できること、そしてもう一つは、相手の立場から自分を眺めることにより、性的な存在としての自分自身をより深く理解することです。
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この記事へのコメント
地位や身分で人を選ぶ女はすぐダメになる→心がけてはいるのですが、どうですかね。
本書で特に面白いのは著者の体験の部分でした。地位や身分で人を選ぶのは、社会的にはあるていど自然なことなので、意識的に心がけないと難しいのかもしれません。








