2008年09月16日
『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』
小宮 一慶著 2008年9月15日発行 1050円(税込)
著者の「ビジネスマンのための「〜力」養成講座」シリーズ最新刊で、今回は「読書力」となっています。以前から出版されるという話があったので、楽しみにしていました。期待通りよい本でした。
タイトルが「ビジネスマンのための」となっていますが、著者も書かれている通りビジネスマン以外の方が読んでも役に立つ本です。本書のテーマの一つは「読書を通じて頭をよくすること」だからです。著者は読書の方法を目的に応じて以下の5つに分類しています。
- 速読
- 通読レベル1
- 通読レベル2
- 熟読
- 重読
これらは著者独自の定義であり、前書きでわかりやすく説明されています。一般的な読書は「通読レベル1」の読書に相当しするようです。本文のほとんどの内容は、著者の読書や仕事での体験に基づくこれらの5つの読書法の解説です。
重要なのは、個人の読書力のレベルや読書の目的に応じてこれらの方法を意識的に使い分けることです。本書で書かれているほど明瞭ではないかもしれませんが、読書経験の長い方は大なり小なり本書で解説されている読書法と似たような読み方をされているのではないでしょうか。
それぞれの読書法を解説しながら、ビジネス書を中心に著者おすすめの書籍が60ほど紹介されています。どのような本が紹介されているかについて、興味深く拝読しました。知らない本も少なからずあったので、興味を持った何冊かは買って読んでみようと思います。
「読書力を高める八つのポイント」も最後にまとめられています。
- いつどこで読むのか?
- 用意するもの
- 体調のよいときに読む
- 毎日読む
- 読書力を高める最速の方法とは?
- 読書で、実務と理論をつなげる
- 行き詰まったときがチャンス
- 書く習慣を持つ
全体的に読書をいかに仕事に活かすかという視点で書かれています。このブログをお読みいただいている方は、本書の内容と親和性が強いと思うので本書はおすすめできます。
読書を仕事に活かすという本書のテーマからは少しそれてしまいますが、もしもさらに読書法を付け加えるとしたら、蛇足と思いますが「遊読」になるかもしれません。仕事でなく遊びのための読書という意味と、目的なく読むという二つの意味があります。









