2008年09月26日

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『自己破産から5年で10億稼いだ男の話』4

チャーリー・タカ著  2008年9月25日発行  1575円(税込)

自己破産から5年で10億稼いだ男の話

著者は若いころからさまざまなビジネスをされていましたが、34歳で自分の会社の経営が行き詰まり自己破産、その後数年で復活され現在は世界各地で不動産ビジネスを展開されている方です。

本書は2006年から2008年にかけて書かれたmixiの日記がもとになっています。そのためか全体的な統一感はないのですが、ほとんどが著者の体験に基づいて書かれているため臨場感があります。



各章のタイトルは以下の通りです。

  1. 稼ぐ前に考えておきたいこと
  2. 資産10億に至る投資手法、すべて公開します
  3. ものすごい失敗を積み重ねて、今がある
  4. お金持ちになるために必要な16の法則

章のタイトルにありますが、実際の失敗の体験などがとくに参考になると思います。著者はビジネスについての鋭い嗅覚をお持ちのようですが、失敗によっても感覚が鋭敏になられているのでしょう。

全体的にはいくつかの点でハイリスクな印象も受けるのですが、そのリスクは鋭敏な感覚でヘッジされているようです。そのような点において、本書に書かれていることは、すぐに誰もが同じようにできるわけではないと思います。

また著者とは直接の関係はありませんが、アンダーグラウンド的なことについてもいくつか記述があります。このあたりは読み手によって好みが分かれると思います。

やはり本書から読み取れるのは、ビジネスにおける行動力やバイタリティの重要性です。よい意味で洗練されていない泥臭さも感じるのですが、そのあたりに利益の源泉があるようにも感じます。

著者は一度自己破産してすべてを失った経験があり、何もない状態から復活された経験があるため、投資でお金をすべて失うことは怖くないそうです。そこから新たにお金を生み出す自信があるからです。

人生ですべてを失う経験は貴重かもしれません。なぜならばいったんその経験をすると、失うことに対する闇雲な恐怖心がなくなるからです。恐怖心が全くなくなることはありませんが、必要以上の恐れをなくすための処方は失敗することのようです。

大きな成功をしている人のエピソードにはいったんは大失敗をした話がよく出てきますが、大きな成功のためには失うことに対する闇雲な恐怖心の克服が役に立つようです。

しかしながら、自らの意思では失敗を起こすことはできません。そのあたりが難しいところですが、失敗を経験するためにおそらく最もよい方法は、なるべく若いころに、自分が正しいと信ずることであれば少々リスクが高くても断固としてやり抜くことです。

若いころにハイリスクなことをすると、当然ながら失敗する確率は高くなりますが、失敗の経験を獲得できます。「失敗は成功のもと」とはよく言ったものです。



investmentbooks at 23:04│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--投資一般 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
このブログについて
2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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