2009年01月02日
『ツキの大原則―面白いほど成功する』
西田 文郎著 2009年1月10日発行 600円(税込)
ツキの大原則―面白いほど成功する 努力が「すぐ報われる人」のマル秘ノウハウ (知的生きかた文庫)
著者:西田 文郎
販売元:三笠書房
発売日:2008-12-19
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本日は新年二日目なので、縁起のよさそうなタイトルの本書にします。ちなみに昨年は『夢をかなえるゾウ』にしました。『夢をかなえるゾウ』は昨年の今頃はたしか20万部を超えたくらいの売れ行きであり、すでにベストセラーになっていましたが、現在はその10倍の売り上げを達成しそうな勢いです。
本書は最近再編集されて文庫化されたものですが、単行本は7年以上前に出ています。著者は能力開発をビジネスとしてされており、この方面でのベストセラーを連発されていますが、本ブログで紹介させていただくのは初めてです
章のタイトルは以下の通りです。
- ツキこそ「最高の能力」だ!
- ツイてる脳---「人生最強の武器」の入手法
- 金運がある人、ない人の「頭の使い方」
- 仕事で「面白いほどうまくいく」法
- 恋愛・夫婦・家族・・・・・・幸せには「原則」がある!
- 感謝の「すごいエネルギー」が人生を変える!
タイトルのように、ツキを非常に重視されており、ツキを得るためにはどのように考えどのように行動するとよいかが書かれています。ところどころで「原則」として簡潔にまとめられており、「原則」は60個あります。
本書のキーワードは、「快」「ポジティブシンキング」「感謝」などですが。簡明な心理学や大脳生理学も説明に用いられており、ツキに関してなるべく科学的に伝えようとされているようです。
本書にある内容の本質は、成功本によく出てくる潜在意識の活用です。大脳生理学などが用いられていますが、最近は自己啓発的なことも脳を通じて語るのが時代の流行です。
潜在意識を活用した成功哲学がどのように語られるかは、時代によって違いがあります。大脳生理学による説明が必ずしもすべて正しいわけではないと思いますが、時代に合わせた納得されやすさ、受けいられやすさは重要です。
ある時代によっては宗教が、そしてまた別の時代においては科学が説明に用いられますが、その時代に信奉されている説明原理を利用するのは、その説明を受け入れること自体に意識のブロックがかかりにくいのでよいかもしれません。
しかしながら、その説明が普遍的に正しいかどうかは別問題です。説明で重要なのは、正しさより受けいられやすさの場合もあります。受け入れられやすいことと、正しいことは必ずしも一致するわけではありません。
また、ツキが存在するかどうかということと、ツキの考え方を利用するのがよいかどうかということも別の問題です。ツキが存在しなくても、ツイてると思うことは過剰でなければ望ましい面もあります。
ギャンブルをやる方であれば思い当たることがあると思いますが、少なくとも主観的にはツキは存在します。客観的に存在するかどうかはわかりませんが、あるラッキーなことが連続して起こると、人間はそれをツイてると感じるようになっています。ただし多くの場合、その偏りがある状態が確率・統計的な原則から外れていることはまれです。
ある事柄が偏りなく均等に起こり続ける方が確率的には少ないことがほとんどです。たとえば、ランダムに100人の客が10時間の営業時間に来店する店があったとして、客は6分おきに均等に来店することはありません。ほとんどの場合、あちこちに客の「固まり」ができます。そして、その「固まり」を人はツキと見なします。
その「固まり」をツイてる状態と認識して、楽観的、肯定的になり、接客がよくなると、その店は繁盛しやすくなります。ツイてると思うことが実際に来客を増やしており、店側はさらに楽観的、肯定的になることでしょう。
確率的に自然な状態が生じていても、人は自分がツイてるという「誤った」認識を持つと、その誤りが実際に「ツイてる」状態を引き起こします。
ツキについては超自然的な説明を持ち出さなくてもある程度は説明可能ですが、ある程度説明できることが必ずしも超自然的なツキの否定に結びつくわけではありません。
人生は一つ上の視点からいろいろと考えるよりも、シンプルで楽観的なプラグマティズムの方がうまくいくようになっているのかもしれません。本書は難しく考えたい方には物足りない面もあるかもしれませんが、あまり複雑なことを考えず「ツイてる」状態になりたい方には期待に応えてくれる本であると思います。
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この記事へのコメント
西田文郎さんの著作は以前、『ツキの最強法則』というものを読んだことがあります
。こちらはCD付きでお得でした!
西田さんは昨年の北京オリンピックの女子ソフトボール優勝の陰の立役者として、さらに注目を浴びていますね。
日本一のお金持ちの斎藤一人さんは、この本を
昔、激賞していたように思います。
>受け入れられやすいことと、正しいことは必 ずしも一致するわけではありません。
すごく納得するとともに意識して気をつけていなくてはと良い教訓になりました。
ありがとうございます。
CD付きの本もあるのですね。肉声がある方が著者の雰囲気がよりよくわかってよいかもしれません。
たしかに斎藤一人さんとは近いものを感じます。斎藤一人さんが言っていることをより一般的にしたような印象です。オリンピックの件は知りませんでした。
ブログの記述についてご評価いただきありがとうございます。








