2009年04月09日

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『坂本桂一の成功力』5

坂本 桂一著  2009年4月6日発行  1575円(税込)


坂本桂一の成功力坂本桂一の成功力
著者:坂本 桂一
販売元:PHP研究所
発売日:2009-03-18
おすすめ度:4.5
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著者の本は、2年ほど前に以下の本を紹介したことがあります。


『頭のいい人が儲からない理由』


本書に書かれている内容は、上記の本と一部重なる部分もありますが、本書の方がより著者の人生観が反映されていると思います。本書の章のタイトルは以下の通りです。




  1. 成功するまで諦めない

  2. スピードが勝利の条件

  3. 夢をかなえる、人を活かす

  4. プロのレベルを知る!

  5. ”やる”と決めておく

  6. 危機を考えながら生きる

  7. こうすれば、未来は読める!

著者の考え方や人生観が反映されている本を読むときは、その本の内容の男性性と女性性について考えることが多いのですが、本書は男性性をとことん追求している本であると思います。


男性性は、主体性、戦略性、意識性、行動力、結果主義などですが、本書の以下の部分に、本書は男性性が強い本であることがよく表れています。


「調べて成功しようという人は、自分以外の誰かがこの世界をつくったのだとでも思っているのでしょうか。だから、そこにあるものを集めれば世界のことがわかるという発想になってしまう。」


「違うのです。」


「成功するというのは、自分で世界をつくる、小さいながら世界のつくり手に加わるということです。誰かの真似をするのでも、他人に教えてもらうのでもなく、自分で考え、自分で決める。そういう人間たちがこの世界をつくってきたのだという事実を、この本を読んでぜひわかってほしいと思います。」


以上のことを一つの言葉でまとめると、「創造」ということになります。本書はビジネスについての本ですが、男女関係において男性性が不足しているため女性にモテない男性が男性性を開発するためにも、著者の以上の言葉は非常に重要です。


ビジネスで成功した人が女性からモテるとすると、その理由は成功の結果としてのお金や地位にもあるかもしれませんが、なによりもモテの本質は創造性にあります。音楽家や芸術家が女性を惹きつけるの理由も彼らの創造性にありますが、ビジネスにおいても同様です。


本書のテーマの一つに、とことんやって閾値を超えることがあります。閾値を超えるには、常人とは違った努力が必要ですが、閾値を超えないと常人のままであり、成功はおぼつかないようです。著者はプロとしての心構えについても述べられていますが、そのキモは閾値を超えることと同様です。


結局のところ、抜きんでようとしたら皆と同じようにやっていてはだめなようです。本書は抜きんでるための心構えが著者の体験とともに書かれている本ですが、抜きんでようとすることは男性性の一部です。そのような点から考えても、本書は男性性が強い本であると言えそうです。


本書は若くて野心に満ちた方が読むと、共鳴できる部分が多く、共鳴により増幅を起こすかもしれません。本書を読んで、とことんやってみたいと思う方は本書が役に立つでしょうし、自分には難しそうだと思う方には、やや荷が重いかもしれません。本書は、読んでどのように感じるかが成功の可能性に対するリトマス試験紙になるような本です。。



investmentbooks at 22:42│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--人生指南 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
このブログについて
2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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