2009年05月03日

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『祈りの力―願望実現へのアプローチ』5

中村 雅彦著  2009年2月19日発行  1680円(税込)

祈りの力―願望実現へのアプローチ祈りの力―願望実現へのアプローチ
著者:中村 雅彦
販売元:東洋経済新報社
発売日:2009-02-06
おすすめ度:4.5
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本ブログでは紹介していませんが、以下の本の続編です。前作では著者がいかにこの世界に入られたかが語れていますが、本書では願望実現に対する注意点やノウハウがより具体的に語られています。

祈りの研究 現世利益の実現
祈りの研究 現世利益の実現

著者は大学で心理学を教えておられる方ですが、神職にあり「拝み屋」もプロフェッショナルとしてされている方です。本書の目次は以下の通りです。



  1. 「祈りの力」の実際
  2. 「祈りの力」の科学的裏付け
  3. 願望を叶える祈りの作法
  4. 「イメージ」と「夢」の力の使い方
  5. 叶えるための意外なコツ
  6. 呪いの実際と防御法
  7. 「聖なるもの」へのアプローチの仕方
  8. 現世利益を越えた大きな祈り

付録として実際の祝詞も載せられています。

スピリチュアルな世界に興味のある方でなければ、本書の内容は受け入れがたい点も多いと思います。著者が実際の「拝み屋」の体験が豊富なだけに、話が具体的でリアルです。

本書を面白いと思う方はそのリアルさを楽しめるでしょうし、本書を受け入れがたいと思う方は、そのリアルさに違和感があるかもしれません。

ビジネス書でも自己啓発系のものは、潜在意識を活用した自己実現や願望実現について書かれていることが多いのですが、どちらかというとノウハウとしては漠然としており、あまりテクニカルには書かれていません。

本書では願望実現を一つの技術としても説明されていますが、著者が祈りのプロであるということによると思われます。

本書に書かれている願望実現の本質的なポイントは、いかにして自分の心をコントロールするかということです。潜在意識を利用した願望実現に興味がない方でも、本書は個人や組織の心のコントロールの部分だけでも役に立つところがあると思います。

本来宗教には潜在意識を含めた心のコントロール方法を技術として教えるという役割がありましたが、現代の日本ではその役割は深い部分に沈んでおり、あまり明るみに出てきません。

そのようなものは非日常的なものですが、非日常的であるからといって身近なものでないわけではありません。本書で説明されている変性意識状態も、入眠時に毎日経験されているものです。

スピリチュアルな側面と物質的な側面のバランスをいかにして取るかは、多くの人の意識されざる課題です。スピリチュアルなことを考えずに物質的に成功すると、必然的にアンバランスになるので、結局はスピリチュアルなことを意識せざるを得なくなることが多いように思います。

物質的な成功を求める方は、その大きさに応じてスピリチュアルなことについても意識する方がよいと思います。成功後にバランスを崩してつらい目に遭うことをあらかじめ避けるという意味もありますが、なによりも物質的な成功は本来精神的な充足感のためにあるはずだからです。



investmentbooks at 22:52│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--スピリチュアル 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
このブログについて
2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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