2009年05月16日

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『財務3表一体分析法』4

國貞 克則著  2009年5月30日発行  819円(税込)

財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書)財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書)
著者:國貞 克則
販売元:朝日新聞出版
発売日:2009-05-13
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2年前に本ブログでも紹介したベストセラー『財務3表一体理解法』の続編です。前作は新書ながら29万部売れたそうです。本書も新年度開始の時期に合わせて、満を持しての出版となったようです。

前作は財務3表における有機的な関連について述べられた本でしたが、本書ではさらに一歩踏み込んで、財務3表を用いた経営分析・財務分析について書かれています。



前作がベストセラーとなったためか、本書は編集にかなり力が入れられているようで、図表の数も増えよりわかりやすくなっています。

本書の財務分析では、以下の四つの分析指標が解説されています。

  1. ROE
  2. レバレッジ比率
  3. 総資本回転率
  4. 当期純利益率

著者によると、「当面はこの四つを理解しておけば十分」だそうです。

逆に考えると、これらの四つの指標を本質的に理解している方には、本書はやや物足りない点もあるかもしれません。

本書では、まず日本の代表的な自動車メーカーの財務諸表の分析が詳しく解説されています。企業間の比較、5年にわたる経時的な変化が分析されており、ある特定の業界をおおまかに理解するフォーマットのような印象を受けます。

そしてその次に、各種業界から代表的な企業を二つを取り上げ、その二つを比較して、業界ごとのワンポイントが簡単にまとめられています。紹介されている企業は、誰もが名前を聞いたことがある有名企業です。

最後に補助的に四つの財務諸表に対するより詳しい解説や、PERやPBRなどの株式投資で用いる指標についても、簡単に触れられています。

本書のような入門書を読んだ後は、なるべく数多くの企業の財務諸表に目を通すことが理解を深めると思いますが、その動機付けとして少しでも株を買うのがよいかもしれません。

投資金額が少量であれば、たとえ損をしたとしても、株を買うことにより勉強のモチベーションがアップするので、勉強が進めば元は取れるのではないでしょうか。なんらかの欲得に関係しないと、なかなか勉強は続けられないものです。



investmentbooks at 23:56│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--会計 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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