2009年05月23日

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『竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術』4

竹内 薫著  2009年5月5日発行  1575円(税込)

竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術
著者:竹内薫
販売元:実務教育出版
発売日:2009-04-25
おすすめ度:5.0
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著者はサイエンスライターですが、最近はテレビやラジオのお仕事もなさっているようです。著者の本については、最近『バカヤロー経済学』を紹介したので、本書も気になって読んでみました。

著者のインプット術、思考術、アウトプット術という分類で述べられていますが、本とのつき合い方から、英語、数学、国語、理科の勉強法まで幅広く述べられており、著者の日常の過ごし方や考えていることが書かれている本という印象を受けます。



著者は一万冊の本を読んで、100冊の本を書かれているとのことです。本がお好きなこともあり、本に対する思い入れが強いようです。本書のつかみは本についてであり、読書好きな方は最初の部分も面白く感じられると思います。

あとがきに、「個人的なノウハウを正直に語り尽くした」とありますが、本書は著者の知的活動全体がそのまま表現されていると思います。

そのため、本書は著者のようにサイエンスライターになるのでなければ、そのまま全てを真似して実践するという本ではありません。知的活動を生業とされている一人の人の生活を参考にしつつ、そこから自分なりの工夫を加えて自分のスタイルを創り上げる時のヒントにする本です。

著者が出版業界との関わりが深いため、本書には業界の内情についても異なったいくつかの視点で書かれています。文筆で生計を立てることは容易でないことがよく分かります。

本書はブログを書く人のためだけに書かれている本ではありませんが、ネットで情報発信する場合にも参考にできることが数多く書かれていると思います。

本書はテープ録りから書き起こされた本ということですが、全体的にやや統一感がないのはそのためと思われます。その分、著者の生の声や生活がありのまま表現されているというプラス面が出ています。

英語、数学、国語、理科という基礎科目のことも話題にもなっていますが、知的活動にはそれらの基盤も重要であることが分かります。それにもかかわらず、高校までの勉強は、ほとんどの人が中途半端な状態で大学に進学しています。

高校の科目は、大人になってから再学習すると、内容が純粋な感じがしてかえって面白い部分もあるかもしれません。多くの人は、高校までの勉強については、十分に身につけることができなかったという心残りのようなものがあると思います。

本書には、その心残りの部分を少し解消してくれるような働きもあるようです。本書は基礎学力の部分も含めて勉強したい方にもよい本であると思います。



investmentbooks at 23:55│Comments(2)TrackBack(0)clip!本--その他 

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この記事へのコメント

1. Posted by わんわん   2009年05月25日 07:16
ブログで情報発信するものとして参考になりそうな本ですね。
読んで見ますね!
2. Posted by bestbook   2009年05月26日 00:44
わんわんさん、コメントありがとうございます。

お書きの通り、本書はブロガーの方が読むと参考になると思います。商業的には、そのことをもっと前面に押し出してもよかったかなとも思います。

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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