2009年06月16日

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否定的な気持ちはじっくり味わうのがよい

誰でもそうですが、生きていると毎日のようにいやなことが起こります。

いやなことは小さなことから大きなことまでいろいろとありますが、否定的な感情が起きるという意味においては同じです。



たとえば、歩いていたらいきなり雨に降られて濡れてしまった、電車が混んでいてとなりの人にぶつかられた、予約していたはずのビデオがなぜか録れていなかったといった小さなことから、リストラに遭ってしまった、振られてしまったといったような大きなことまでいろいろとあるでしょう。

このような場合には、人によってさまざまな解消方法があると思います。

いやなことがあったことを他の人に話したり、お酒やカラオケで発散したりという方法もあるでしょうし、原因となった人に怒りをぶつけたりなどということも人によってはあるかもしれません。

ここで言いたいのは、否定的な気持ちをじっくりと味わうということについてです。味わうということは意識することと言い換えられます。意識することの利点は、否定的な気持ちが無意識化されないことです。

別の方法で発散するということは、大なり小なり無意識化するということです。意識化されないと楽なように思われますが、わけもなくイライラが生じたりする原因となるので、意識化されないことが必ずしも楽なわけではありません。むしろ原因がわからなくなっているだけ、つらいこともあるでしょう。

否定的な感情が生じた場合、覚悟を決めてそれを味わって受け入れると、程度にもよりますが、時間とともに自然に消えてしまうことがほとんどです。どれくらい時間がかかるかは、その感情の原因によります。

数秒でなくなるものから、年単位で引きずるものまでさまざまですが、ほとんどは時間が経つとなくなってしまいます。そして、その感情がなくなったあとは、再び似たような出来事が起こって同じ感情が起こった場合でも、その程度ははるかに軽くなっています。

ところが、その感情を受け入れない場合は、似たようなことが起こった場合でもあまり軽くなりません。

否定的な感情をその場で意識して味わうのがよいのは、以上のような理由がありますが、さらによいことがあります。

それは、自分に自信がつくということです。

人間の心の強さや弱さといったものは、この否定的な感情を受け入れることができるかどうかということです。心の強さは自信そのものです。

いくらお金があってもお金がなくなることについての恐怖があるうちは、お金に対する不安からは解放されませんし、女性のふるまいによって生じるかもしれない否定的な感情を恐れていては、女性の反応に振り回されてしまうことでしょう。

否定的な感情の原因となるものはもともとそれだけであるのではなく、自分の心がそう感じているだけです。その感情を作り出しているのは、自分の心です。

否定的な感情の原因となった対象には、怒りを向けてしまったりすることが多いのですが、実は本当の対象はその否定的な感情を受け入れることのできない自分自身の心の弱さに対する怒りです。

自分の心を強くするには、自分自身でさまざま理由で心に生じる否定的な感情を避けることなく受け入れるしかありません。この作業は、自分以外の誰も代わりにすることはできません。

否定的な感情が起こった場合は、それをじっくりと味わいましょう。なぜならば、それは自分の心を強くするための貴重なチャンスだからです。



investmentbooks at 21:14│Comments(4)TrackBack(0)clip!つぶやき--その他 

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この記事へのコメント

1. Posted by マリンゾウ   2009年06月17日 20:05
否定的な感情を忘れたかのように明るく行動することの反動は本人が意識できない部分にたまりどうやら爆発することを身をもって知る機会がありました。

一方で感情のコントロールは社会人として必須だとも思います。

「自分に自信がつく」のも事実ですが、「うまく切り抜けることができる」という過信は禁物ですね。
2. Posted by bestbook   2009年06月17日 23:08
マリンゾウさん、コメントありがとうございます。

結局のところ、人は本当の意味では我慢ということはできないのだと思います。

感情がどこまで自分の意思でコントロールできるかという問題はありますが、たった一度でも感情的になると、社会人としての評価が極端に下がってしまうことがあります。社会は厳しいです。

たしかにうまく切り抜けるより、うまく切り抜けられなかったときにどう処理するかが問題だったりしますね。
3. Posted by yoz   2009年06月21日 21:01
bestbookさん、はじめまして。
いつも読ませていただいています。

お客様と"難しい"局面になって、頭では冷静に状況を理解しつつも、ココロはしっかり傷ついてしまうことがたまにあります。このブログは、ちょうどそんなタイミングで読みまして、とってもとっても助けていただきました。ありがとうございました。
4. Posted by bestbook   2009年06月21日 23:27
yozさん、はじめまして。
コメントいただき、ありがとうございます。

記事に書いた「否定的な気持ち」のほとんどは、やはり対人関係から起こると思います。ブログの記事がたまたまお役に立てたようで嬉しく思います。

いつもお読みいただいているとのことで、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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