2009年06月28日
20世紀最大のバブルは?
21世紀になってから10年になろうとしていますが、20世紀にはいくつか大きなバブルがありました。
具体的には、1920年代アメリカの株式バブル、1980年代の日本の株式・不動産バブル、世紀末のインターネットバブルなどがありますが、20世紀最大のバブルは何でしょうか?
定義にもよりますが、バブルの考え方を広く本来持っている価値よりも過大評価されることと広く取ると、20世紀の最大のバブルは共産主義なのではないかと思います。
「最大」の理由は、その期間の長さ、関係した人数の多さなどです。20世紀のほとんどの期間にわたり、世界が二つに分かれて対立していました。
世界にはまだ共産主義を標榜している国はありますが、実質的にはソビエト連邦の崩壊とともに、共産主義バブルははじけたと考えてもよいと思います。
共産主義はバブルがはじけるまで、本来創り出す価値よりも過大に評価されていたということです。バブルがはじけたのは、実際に期待されていたほどの価値を創り出していなかったからでしょう。
先日、バブルの先見性という記事を書きましたが、バブルに先見性があるとすると、その規模の大きさから考えて、共産主義はバブル崩壊後に本来の持続的な成長をする可能性があります。
過去の歴史を考えると、今のところ共産主義のそのような発展は考えにくいと思います。
共産主義が破綻した原因は、資本主義と比べて生産性が低いというのが一番の理由です。北朝鮮のことを考えると納得できると思います。物質的な欠乏があると、共産主義に限らず、政治体制の持続は困難です。
さて、今後の世界を考えてみましょう。しばらくは資本主義を中心とした世界的な発展が持続すると予想されます。
現在いる人はほとんど生きていないと思いますが、100年後の世界はどうなっているでしょうか?
よほどのことがない限り、現在より科学技術が発展していることでしょう。科学技術の発展により、世界全体の生産性は向上していると思います。エネルギーは有り余り、ロボットも活躍していることが予想され、おそらく人間に必要とされる労働量はかなり減っていると思われます。
200年後、あるいはもっと先の1000年後は現在からは想像できないほど生産性が高まっているかもしれません。そのような状況を考えたとき、果たして資本主義が共産主義よりふさわしい制度かどうかということは分からないところです。
現在の世界において資本主義が共産主義よりよい制度なのは、その生産性の高さによってです。現在より生産性が桁違いに上がり、エネルギーや食糧不足の心配がなくなったとすると、資本主義の優位性は霞んでくるかもしれません。
そう考えると、資本主義は人間にとって不足が大きな問題であった時代の過渡的な社会システムとして振り返られる可能性があります。
さすがに生きている間には、残念ながら、その顛末を眺めることはできないとは思います。








