2009年11月03日
『不動産投資、成功の方程式』
倉橋 隆行著 2009年10月30日発行 777円(税込)
不動産投資、成功の方程式 (朝日新書)
著者:倉橋 隆行
販売元:朝日新聞出版
発売日:2009-10-13
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著者は長年自分で不動産投資を実践され、不動産コンサルティング会社の経営などもなさっている方です。過去に不動産についての多くの著作があります。
本書は新書本ということもあり、不動産投資の経験がない人向けに、不動産投資について幅広く解説されています。基本的に初心者向けですが、本書の中では、初級、中級、上級と分かれている部分もあり、ある程度経験がある方にも参考になる部分もあるかもしれません。
本書を読むと、不動産は投資というより経営という側面が強いことがわかります。バランスシートの構造も、純資産と負債によって資金を調達して不動産を購入し、資産を運用するという点で一般の事業会社と同じです。
本書を読むと分かりますが、不動産投資は数字を冷静に計算する部分と、不動産という現物を細部にわたって手入れするという部分の両側面があります。いずれが欠けても不動産投資はうまくいかないことでしょう。
著者が不動産がお好きであることは本書からよく分かります。とくに不動産と不動産に関連する細部へのこだわりからそのことを読み取ることができます。
不動産投資は「投資」とありますが、実際はさまざまな業者と関わり、時代の流れや入居者の好みなどを読み取りながら、臨機応変に「経営」する必要があるようです。
本書は、著者が不動産コンサルティングの会社を経営されていることもあり、その会社のマーケティング的な役割もあると思いますが、納得できる話が多いためその部分もあまり気にならないと思います。
Q&Aやコラムも充実しており、書籍としても十分に練られていると思います。不動産投資に興味がある方にはもちろんおすすめできますが、不動産投資にあまり興味がない方でも、本書を読むと不動産投資に関心が出てくるかもしれません。
不動産について、本書は投資の側面から書かれている本ですが、ほとんどの人は日常的に不動産と関係のある生活を送っています。不動産投資をしないとしても、本書を読むと日常生活における不動産についての見方が深まると思います。
本書は不動産投資に関心がある方にも、そして不動産投資に関心がない方にも、不動産というものについての理解を深めるためにおすすめできる本であると思います。








