2009年11月25日

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『どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座』4

小宮 一慶著  2009年11月20日発行  1050円(税込)

どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座 (ディスカヴァー携書)どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
著者:小宮 一慶
販売元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2009-11-19
おすすめ度:2.5
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「時間力」とありますが、本書で述べられているのは、いかにして効率よく多くのアウトプットをするかという考え方です。時間の管理とインプットの方法についてもそれぞれ一章を割いて解説されていますが、それらはアウトプットのためです。

本書は時間管理という客観的なテーマを扱っているように思われますが、実は時間管理の考え方を通じて著者の人生観や幸福観を述べている本であると思います。本書の目次は以下の通りです。



  1. 時間力を高める考え方
  2. インプット力を高めるための技
  3. アウトプット力を高めるための技
  4. 時間力を阻害する七つの誘惑と実は大切なひとつのこと
  5. 時間力を高める10のちょっとしたコツ

本書を読むと著者のハイパーな仕事ぶりがわかります。御自身では普通の人の5倍程度と書かれていますが、実際はそれ以上かもしれません。

著者の過去の本においてもそうですが、著者はかなり社会との関わりを重視されているように思います。

たしか著者の過去の本で、会社の売り上げはその会社が社会とどれくらいの関わりを持っているかを示す数値であるということを書かれていたように記憶していますが、個人において著者が書かれていたところの会社の売り上げに相当するものがアウトプットの分量ということになるのでしょう。

「時間力」をつけることによりインプットとアウトプットの分量を多くすることは、社会を通してみた自分という存在の大きさを大きくしているということです。

以前にも書いたことがありますが、人は自我が拡張する感覚が得られるときに幸福感を感じるようにできています。仕事を通じた幸福論としても本書を読むことができるのはそのためです。

人間の幸福にとって社会との関わりが重要なのは、社会は自我を拡張する感覚が得やすい場だからです。社会との関わりなく拡張感が得られることもできるかもしれませんが、社会を通じて得るほどにはやさしくはありません。

著者はコンサルタントという仕事を通じてその感覚を得られているようですが、その方法は人によってさまざまです。本書には多くの人が取り入れることのできる本質的な部分と、著者のコンサルタントという職業人として成り立っている部分とがあります。

両者は並列して書かれていますが、多くの取り入れることができる部分は読んでいてそのまま自分でも実行できそうだと感じる部分です。そのあたりを取り入れて自分独自の方法を創り上げることができれば、実際に本書が応用できているということになると思います。



investmentbooks at 23:58│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--自己啓発 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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