2009年12月25日
家業再生1
ここ1ヶ月とちょっとしばらくブログの更新を月〜木曜日にしていました。以前に書きましたが、郷里に家業再生のため毎週末に帰っていたからです。先週まで6週連続で週末の移動が続きましたが、今週、来週と2週間帰るのを休むことにしました。
2週間休むのは、さすがに移動が続いて疲れてきたということ、年末年始はあれこれと忙しいこと、また安い移動のプランがなく交通費が高くつくことなどが理由としてあります。
まだ自分がやりたいこと、やるべきことは全然終わっていないのですが、このあたりでこれまでの経過や今後の展望などを、帰省しない時期の週末に時間的な余裕があればメモ程度に少しまとめておきたいと考えました。このブログはもともと本についてのブログなので、あまり興味のない方はスルーして下さい。
まずは家業の内容ですが宿泊業です。具体的には地方都市でビジネスホテルを経営しています。地方都市といってもその地方では規模の大きな都市で、日本人であれば行ったことはないにしても知っていると思います。
話をわかりやすくするためにある程度数字を単純化しますが、開業してから25年、部屋数は50、ツインなどの部屋もあるので宿泊の定員は60名になります。
経営は典型的な家族経営で、父親が社長、母親が専務、従業員の方はほんの数名、あとはアルバイト数名といった構成です。ちなみに自分は名前だけ取締役になっており給料は一銭ももらっていません。
開業した時期が日本がバブルに突入する数年前ということもあり、開業後は大繁盛だったようです。客単価はいまよりも2割以上高かったのですが、さしたる経営努力もなく毎日満員だったという話です。
当時は今ほどビジネスホテルは周りにあまりなく、昔の日本旅館が数多く残っている中ビジネスホテルというだけで集客力がありました。
バブルが崩壊しても、4〜5年は稼働率もそこそこ高く、借金の返済も順調で、経営的な不安や心配は父親にはなかったようです。ところが風向きが怪しくなってきたのは、開業して10年くらい経った頃からでした。(続く)