2010年01月01日

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『投資で迷ったら読む相場格言400』4

西野 武彦著  2009年11月18日発行  1470円(税込)

投資で迷ったら読む相場格言400投資で迷ったら読む相場格言400
著者:西野 武彦
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-11
おすすめ度:2.0
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あけましておめでとうございます。いつも当ブログにアクセスいただきありがとうございます。今年はしばらく忙しくなりそうですが、できるだけ記事の更新は続けたいと思いますので、本年もよろしくお願いします。

本書は本当は昨日の日付でアップする予定だったのですが、年が明けてしまいました。本書が元日にふさわしいかどうかわかりませんが、数多くの格言を通じて相場について一年の計を考えるのもよいかもしれません。



本書のアマゾンでのレビューにおける評価は今のところ必ずしも高くはないのですが、意外に相場の格言をまんべんなく集めている本は多くない中で、本書は索引も充実しており比較的相場の格言をまとめて見返しやすい本なのではないかと思います。

本書は大きく三つの部分に分けられています。

  1. ウォール街の相場格言
  2. 日本の相場格言
  3. 江戸時代の米相場から生まれた相場格言

それぞれ特徴がありますが、エスプリが効いているのはウォール街のものです。日本の相場格言は相場だけでなく、人生の格言にもなるような一般的なものが多いと思います。

江戸時代のものからは、時代が変化しても相場の本質は変化していないことがわかります。日本の格言は語呂がよいものもあり覚えやすいと思います。

格言の内容は同じことを別の表現にしているものも多いのですが、繰り返しいろいろな形で表現されることによって理解が深まると思います。

ただし、本書の格言を本当に理解するためには、やはり投資でも投機でも自分で実際にポジションを取る必要があると思います。ポジションを取って自分の心が変化すれば、格言はその変化を通じて自分の心の動きに対する理解を深めてくれます。

相場の本質をひと言で表現するならば、無常になると思います。仏教的に考えなくても、世の中も本質的には無常であると思います。

しかしながら、人間は無常な状態には耐えられないので、その無常さをなくすべくいろいろと規則や決まり事を作りたがります。実際の世の中は相場ほど無常の存在が感じられなくなっているのですが、表面的な安定の裏には無常が存在しています。

不安定性に向き合うことを好むかどうかは、相場に対する向き不向きを示す一つのバロメーターになるかもしれません。

安定した社会に生活していると、世界の本質が無常であることが覆い隠されてしまいまい、無常を意識できにくくなってしまいます。しかしながら、相場はいくらコントロールしようとしても、社会のような表面的な安定性すら得られません。

相場に接することによって、逆に世界の本質を垣間見ることができると思います。そのように考えると、相場の格言の多くは人生を生き抜く格言としても読むことができます。

本書にある数多くの相場格言は、相場においてだけでなく人生においても当てはまることを実感として感じるようになれれば、より世界を理解する視野が広がったと言えると思います。



investmentbooks at 00:59│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--株式投資 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
このブログについて
2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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