本--自己啓発

2008年02月23日

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『自分探しが止まらない』4

速水 健朗著  2008年2月29日発行  735円(税込)

自分探しが止まらない (ソフトバンク新書 64)

著者はフリーランス編集者・ライターをされている方です。団塊ジュニアである1973年生まれであり、本書の内容は、著者の生まれた時代に大きな影響を受けているようです。

本書のテーマは「自分探し」です。歴史的なこと、社会現象的なことなど数多くの事柄について、具体的に詳しく述べられておりいろいろな点でよくまとめられている本です。

 

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2008年02月15日

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『はじめての課長の教科書』5

酒井 穣著  2008年2月15日発行  1575円(税込)

はじめての課長の教科書

著者はオランダで知財の管理やベンチャー企業の経営をされている方です。オランダでの活動の様子などは著者のブログNED-WLTで詳しく伝えられています。

本書は発売されてまだ1〜2日しか経っていないのですが、すでにアマゾンで売上ランキング一桁になっています。理由としては発売以前から「404 Blog Not Found」で先行書評されていたということもありますが、何よりも内容が充実しているからでしょう。

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2008年02月10日

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『HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド』5

タル ベン シャハー著  坂本 貢一

2007年12月17日発行  1575円(税込)

HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義

本書については、最初にお伝えしておいた方がよいことがあります。出版元が某宗教団体関連の出版社であるということです。本の内容については全く関係ありませんし、そのことがどうというわけではないのですが、ひょっとしたら気にされる方がいらっしゃるかもしれないので念のため。

タイトルにもある通り、本書の内容はハーバード大学で人気のある講義のようです。本書の内容を大まかにいうと、幸せとは何か、そしてどうすれば幸せになれるかということがテーマである肯定心理学(ポジティブ・サイコロジー)について解説されている本です。

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2008年02月08日

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『成功本50冊「勝ち抜け」案内』5

水野 俊哉著  2008年1月30日発行  1000円(税込)

成功本50冊「勝ち抜け」案内 (Kobunsha Paperbacks Business (013))

 

 

 

 

もうすでにいくつかの書評ブログで紹介されており、今さらながらですが、やはり本ブログの性質上採りあげた方がよいと考えました。著者は実際のビジネスにおいて激しい浮き沈みを経験された方です。

本書は50冊の「成功本」を紹介している本です。全部で三つのパートからなります。最初は著者の浮き沈みの体験、第二部が本書のメインといえる部分で50冊の成功本の紹介、第三部が著者による成功法則のまとめになっています。

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2008年02月07日

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『打たれ強くなるための読書術』4

東郷 雄二著  2008年2月10日発行  714円(税込)

打たれ強くなるための読書術 (ちくま新書 705)

著者はフランス語、言語学を専門にされている方です。本書と同じちくま新書で『独学の技術』という本も書かれており、本書はその本で部分的に述べられていたことを「大幅に発展させた」ものだそうです。

タイトルにある「打たれ強くなる」というのは、「知的に」打たれ強くなるということです。最近の大学生は「知的に打たれ弱くなっている」そうであり、以下のような症状があります。

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2008年02月03日

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『なぜあの人は、5時帰りで年収が10倍になったのか?』4

ジーン 中園著  2008年1月31日発行  1470円(税込)

なぜあの人は、5時帰りで年収が10倍になったのか?―成功者だけが知っている、時間とお金の極意

著者は食品コンサルタントであり、日本マクドナルドの創業者藤田田氏のブレーンとして活躍されたそうです。現在はオーストラリアで仕事をされているようです。

本書は「逆立ちして」書かれたそうです。著者が日本とオーストラリアでビジネスを展開するなかで、実際に体験を通して役立ったことがまとめられています。

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2008年01月24日

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『本は10冊同時に読め!』5

成毛 眞著  2008年2月10日発行  560円(税込)

本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)

まだ画像がないようです。著者は元マイクロソフト日本法人社長の成毛眞氏です。今までにもエッセイ風のビジネス書などを書かれていますが、本書は読書家として知られる著者の初めての読書論です。文庫本ですが、書き下ろしになっています。

このブログを読んでいただいている方は、本を読むことに興味がある方が多いと思いますが、本書は本を読むことが好きな方であれば、深く共感できる内容でしょう。

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2008年01月11日

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『「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。』5

清水 克衛著  2008年1月23日発行  1575円(税込)

「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。―オーラが良くなる読書術

著者は、書店「読書のすすめ」店長で、NPO法人読書普及協会理事長をされています。本書は仏教を下敷きにして、著者おすすめの本を数多く紹介しながら、商売や「成幸」への心構えが、さくらみゆきさんの親しみやすいイラストとともに説かれています。

本書は昨日買って読み始めたのですが、読んでいるうちに著者が店長である書店「読書のすすめ」に行ってみたくなって、今日訪れてきました。

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2008年01月09日

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『なぜ、追いつめられたネズミはネコに噛みつくのか?』4

溝口 耕児著  2008年1月19日発行  1365円(税込)

なぜ、追いつめられたネズミはネコに噛みつくのか?

タイトルからはわかりにくいのですが、潜在意識系の自己啓発書です。最近このテーマのベストセラーを連発しているフォレスト出版から出ています。著者はメンタルセラピストであり、幅広く活動されているようです。

類書が数多く出版されている中での本書の特徴は、内容と実践方法における、シンプルさと明快さにあります。

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2007年12月28日

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『効率が10倍アップする新・知的生産術』5

勝間 和代著  2007年12月13日発行  1575円(税込)

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

「10倍アップシリーズ」の新刊です。今までに『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』と出ましたが、今回のテーマは情報処理です。

今までの本と同じように著者が実践されている方法が書かれているのですが、今回はカタログ的な色彩も強くなっています。お薦めの本などの一覧も載っており、興味深いものがあります。

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2007年11月23日

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『無理なく続けられる 年収10倍アップ時間投資法』4

勝間 和代著  2007年10月15日発行  1575円(税込)

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

昨日紹介した本の続編で、およそ半年の間を空けて出版されています。昨日の本は勉強法についてでしたが、本書は時間投資法についてであり、時間管理を主なテーマとしています。

最初に時間投資マトリックスの図が出てきます。これは時間を重要度と緊急度に応じて以下の4つに分類したものです。

  1. 消費の時間
  2. 浪費の時間
  3. 投資の時間
  4. 空費の時間

ポイントとしては、重要度の低い時間を減らし、重要度の高い時間(投資と消費の時間)を増やすということです。本書にはそのためのノウハウや心構えが述べられています。

全体を通して、「断る」ということをかなり強調されています。やや強調されすぎている印象を受けますが、前作がベストセラーとなったこともあり、おそらく著者が断らないといけない機会が増えたのではないかと思われます。

本書の内容はその影響を強く感じるため、どちらかというとやや多忙な人向けの内容になっているようです。自分の価値が上がれば上がるほど、自分の時間あたりの単価がアップするため、時間管理が重要になってきます。お金が貯まれば貯まるほど資産運用のノウハウの重要性が増すことに似ています。

手帳の重要性についても述べられていますが、著者オリジナルの手帳も発売されているようです。

無理なく続けられる年収10倍アップ手帳2008

ワーク・ライフ・バランス手帳2008

本書で勧められている禁煙は健康面からもよいとは思いますが、禁酒をするということについては、人によっては考え方が違うこともあるかと思います。本書は時間管理について、いろいろな点でかなり徹底しており、ドライな印象を受けます。

本書はいろいろとヒントになり役立つことが書かれていますが、なかなか皆がすべては同じようにできないと思います。本書は一つの見本として参考にして、最終的に自分の性格に合う時間管理法を創り上げるのがよいのではないかと思います。自分の変化とともに必要とされる時間管理法も違ってくることでしょう。



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2007年11月22日

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『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』5

勝間 和代著  2007年4月5日発行  1575円(税込)

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法

すでに読まれた方も多いと思いますが、遅ればせながらの紹介となります。最近本ブログで取りあげた『決算書の暗号を解け!』と『お金は銀行に預けるな』の2冊が、本としての完成度が高かったため、どのように著者が勉強されているのか詳しく読んでみようと思って購入しました。

勉強の動機づけ、道具、コツ、方法などが、原理原則および実践とバランスよく解説されています。勉強するべき内容としては、英語、会計、IT、経済、転職、資産運用と現代のビジネスパーソンとして身につけるべき事が必要十分に述べられています。

著者が実践された上でよいと思ったものだけが紹介されているので説得力があります。勉強を続けることに対しては、意志よりも仕組み作りの方を重視されています。勉強を楽しむということも強調されています。

個人的に参考になったのは耳からの学習です。ちょうど最近ソニーから新しく発売されたwalkmanを買ったところなので、著者の方法を活用してみたいと思います。ちなみにこのwalkmanは使ってみましたが、素晴らしい製品と思います。ビデオなどもきれいに見ることができます。

本書のタイトルには「年収10倍アップ」とありますが、具体的な数字は書かれていません。著者が社会人になってから10倍アップということなので、200〜300万→2000〜3000万くらいでしょう。本書の方法も、これくらいの数字に対応した方法です。

ここからさらに年収を10倍アップさせるとしたらどうしたらいいでしょうか。ひょっとすると、著者は将来的にはさらに10倍アップされるかもしれません。そうなった場合には是非続編を書いてもらいたいものです。

考えつく方法としては、

  • ペイのよい外資系企業などで専門職・経営職に就く
  • 自分で会社を立ちあげる
  • 本を書くなどの多くの人を対象にした仕事をする
  • 資産運用をする

などがありますが、著者はすべて実践されているみたいですね。

経営の本にもよく書いてあるのですが、売り上げの目標を少しだけ増やすよりも大きく増やすことを考えた方が、発想の質的な転換が起きるのでよいようです。年収についても、2倍などではなくて10倍を目標に頑張った方が質的な転換が起こりやすいのかもしれません。



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2007年11月15日

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『ウェブ時代をゆく』5

梅田 望夫著  2007年11月10日発行  777円(税込)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)

ウェブ進化論』の梅田望夫氏による最新作です。前作と同様、ウェブの現状や将来性がテーマですが、仕事や学習などもテーマとなっており、自己啓発的な意味合いが濃い本です。本文および行間より、著者がかなり気合いを入れて執筆に当たられたことが伝わってきます。

若くてやる気に満ちた方が本書を読むと、かなりの高揚を感じることでしょう。著者の主張としては

  1. 現在はグーグルに代表されるウェブ技術による知の革命のまっただ中にある
  2. 知の革命により近い将来に「人類の叡智」へのアクセスが極めて容易になる
  3. さまざまな問題が「人類の叡智」により解決される

とオプティミズムに満ちています。

自分でまとめてみて思ったのですが、以上の3つはバブルの時の心性に似ています。今までとは違った革新的と思われる新しい技術や時代の出現により、明るい未来が開かれているという感覚です。

2000年前後のインターネットバブルははじけてしまいましたが、現在はバブルの時に漠然と期待されていたことが、徐々に具体的な形をとりつつある時代です。

バブルの要因となる多くの人の予感というのは、期待を短期間で織り込みすぎてしまうということはありますが、長い目で見るとそう間違っていないのかもしれません。期待を短期間で織り込んでしまうために、進歩の速度が追いついてこずバブルははじけてしまいますが、その後に実体を伴った成長が始まります。ヤフーの上場からの株価のチャートをイメージするとわかりやすいと思います。

歴史に残るバブルを振り返っても、バブルがはじけたのちに、そのバブルの原因となった成長に対する期待は時間をかけて実現しているように思います。今のところ実現していないのは日本のバブルですが、80年代にあった日本が世界経済を制するという期待は、かなり可能性は薄そうですが、数十年遅れで実現する可能性もゼロではありません。

そのためには、個々人、とくに若者が自分の可能性を最大限に生かせる環境に自分をおくことが必要です。このことは、本書のテーマの一つになっています。



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2007年11月10日

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『ザ・シークレット』5

ロンダ・バーン著  山川 紘矢・亜希子/佐野 美代子訳

2007年10月30日発行 1890円(税込)

ザ・シークレット

性的なサブリミナル効果を感じさせる表紙です。本文中のデザインも同じようなイメージで統一されており、出版社が本書にかけている意気込みが伝わってきます。

オビによると、本書は世界中で860万部売れたそうです。DVDもあり、YouTubeで最初の20分だけ試聴できます。ここでもサブリミナルな印象を受けます。

「ザ・シークレット=秘密」とは「引き寄せの法則」であり、「引き寄せの法則」とは、心に抱いたことが現実化するという法則のことです。本書では、過去や現在の書物や人から、お金、人間関係、健康などのテーマに沿って、少しずつこの考え方を引用しています。

内容としては、マーフィーの法則などの潜在意識系の本と変わりないため、本質的には新しいことはないのですが、表現方法が凝っており、インパクトが得られやすくなっているのでヒットしているのでしょう。

この法則が本当かどうかについては、以前にも同じように書きましたが、考えてもわかりません。想念が現実化するかどうかということについては、そうなった場合は正しかったと主張されるでしょうし、そうならなかった場合は想いが十分でなかったということになるからです。ポパーの反証可能性からすると、科学的な思考には馴染まない考え方です。

もしもこの法則が正しいのであれば、一番重要な法則であるということについては納得がいきます。いいような気もしますが、ほとんどの人にとっては実は恐ろしい法則です。普通は現実化したらよい肯定的なことばかりは考えられないからです。また、現時点でこうなればいいと思っていることが本当によいかどうかはそうなってみないとわからないということもあります。



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2007年10月19日

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『でも、大丈夫。』4

吉田 正幸著  2007年9月11日発行  1575円(税込)

でも、大丈夫。―スピリチュアルとマネーの不思議な約束

三省堂神田本店に行ったとき、ビジネス書ベストセラー第二位だった本です。著者は「美手 ヴィッシュ」という治療法を開発された整体師で、現在は整体スクールの学院長もされています。

内容は自己啓発的であり、かなりスピリチュアルな内容です。「愛と感謝」を強調されています。具体的なエクササイズも、以下の通り載っています。

  1. 想念観察ノート
  2. 相手の視点に立つ
  3. レベルの高い人に会いに行く
  4. 昇る朝日を見る
  5. 部屋に自然のものを配置する
  6. 感謝の言葉を積極的に口にする
  7. 就眠前の想念コントロール
  8. 「体構え」から始めてみる
  9. 想念を恋愛化する

タイトルだけでは、わかりにくいものもあるかもしれません。

ビジネスでも、カリスマ的な経営者などは精神論が多くなります。整体師などの治療家の方も、カリスマ的な方はスピリチュアルな話が多くなります。両者とも変化し続ける「生きているもの」と関わっているからでしょう。

本書を読んでいると、著者の意識が拡大していることが感じられます。意識の拡大はエゴや執着のなさによるのでしょう。

興味深いのは、心の変化がエクササイズとして書かれていることです。想いが現実を変化させるとも書かれていますが、想いはエクササイズで変わります。根本的には内面と外界が一致しているという考え方があるようです。



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2007年10月15日

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『出世はヨイショが9割』4

門倉 貴史著  2007年10月30日発行  756円(税込)

出世はヨイショが9割 (朝日新書 75)

数多くの経済関係の本を書かれている門倉貴史氏の最新作です。本書はいままでの著者の本と異なり、経済問題から少し離れサラリーマンとして出世するための方法や仕事術などについて書かれています。ところどころに著者らしい定量的な経済データによる考察が織り交ぜられています。

「ヨイショ」については、会社内の人間関係を円滑にするためという理由で肯定的に書かれています。あとがきにありますが、著者ご自身は「ヨイショ」をするタイプ人間はあまり好きでないそうです。

にもかかわらず本書のような本を書けた理由は、著者が組織でのサラリーマン生活を経た後、現在は独立されているからでしょう。「出世のためにはここまでやらないといけないのか・・・」という内容もあり、現在進行形で組織に属している人には書けない内容です。一定の距離を置いた客観性があるだけに、実行できれば有効なことが多く書かれているように思います。

本書は人間関係のみならず、スキルアップ、家庭生活、遊び、老後の生活など、サラリーマン生活全般にわたってのアドバイスが書かれており、職場における人間関係のみならず、仕事術や人生訓の本としても読めます。

出世の法則が全部で30ほどまとめられています。本書のタイトルに沿った法則としては、

管理職になりたいなら辛抱が一番。今も昔も昇進には「上司の引き」が物を言う。できるだけ上司の意見に同調しよう。

があります。変わった法則としては、

宝くじで一攫千金を狙うなら自分のイニシャルを確認すること。男性ならK・K、女性ならM・Sに当籤者が多い。

というのがありますが、これについてはもともとのイニシャルの頻度にばらつきがあるので、必ずしも正しくないかもしれません。

全体を通じてこれまでの著者の本の内容を感じさせるところがあり、仕事術の本としては類書とはやや異なった味わいがあります。



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2007年10月08日

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『急がない!ひとりの時間を持ちなさい』4

デイヴィッド・クンツ著  畔上 司

2007年10月20日発行 840円(税込)

急がない!ひとりの時間を持ちなさい

8年ほど前に翻訳出版された本が文庫化されたものです。原著者は、17年間カトリックの司祭として働かれたのち、サイコセラピストや講演活動などをされています。

本書のテーマは「立ち止まる」ことです。著者の定義によると、「立ち止まる」ことは、自分本来の姿を思い出し、自分本来の姿を十分に自覚するために、一定時間(一秒間から一ヶ月間)できるだけなにもしないということです。そうすると、

  • 自分本来の姿がわかる
  • リラックスできる
  • 一人の時間を楽しめるようになる
  • すべてをあるがままに受け入れることができるようになる
  • 自己と他者の境界がはっきりわかる
  • 自分の否定的側面を受け入れることができる
  • 自分の目標を実現できる

などという状態になるようです。

東洋的には、何もしないということはさほど違和感を感じる考え方ではありませんが、西洋の方の視点で読み直すと新鮮な感じを受けます。

本書は、本文中にもあるように、『森の生活―ウォールデン』の影響を色濃く感じます。本のタイトルは忘れてしまいましたが、ビジネスで成功したいための本に『森の生活』は読まないようにと書かれていたことがあったように思います。

人生には波があるので、無我夢中で働く時期もあるでしょうし、「立ち止まる」ことが必要な時期もあります。時期に応じた本を読むと得るところが大きいと思いますが、どんな本が自分に適しているかは、面白いと思ったり役に立つと感じたりすることでわかります。

その時期に本当に必要な本は、吸い込まれるように読んでしまいます。本書が必要な人は、本書に目を通したときに内容に引きつけられる人でしょう。本書のような本を今は必要としない人もいるでしょう。

必要な食べ物は何となく食べたくなりますし、必要な人は魅力的に感じて惹きつけられます。本についても、それらと同じです。いずれにしても、自分の身体やこころの要求にしっかり耳を澄ますことが重要です。そのためには、ふだんから自分自身に正直に生きる必要があります。



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2007年10月05日

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『単純な成功法則』5

中島 薫著  2007年9月25日発行  600円(税込)

単純な成功法則―誰と出会い、何を選び、どう目覚めるか (サンマーク文庫 B- 107)

4年前に出版された単行本が文庫化されたものです。著者はネットワークビジネスの会社「アムウェイ」で年商900億円を上げている方です。本書にはビジネスの話はあまり出てこず、出会いを中心とした成功法則についての内容です。

ネットワークビジネスについては、最終的にそのビジネスで提供するものが価値があるものかどうかということがポイントです。それがなければネズミ講になってしまいます。本当に価値のあるものを提供できれば、ネットワーク商法は強力な手法です。

はじめの頃に参加して、上流に位置するほど多くを得られる構造になっています。そのような点では、株式会社と共通点があります。株式会社も会社が提供するものが価値を創り出さないと、ネズミ講と同じようにどこかで破綻します。

本書のキーワードは「出会い」ですが、ネットワークビジネスのキーワードも「出会い」です。著者は出会いを、自分らしさ、チャンス、人、夢と4つに分けています。

チャンスをつかむポイントとして上げられているのは、以下の6つです。

  1. 身の回りに起こる出来事はすべて受け入れる
  2. 好奇心を強める
  3. 聞き上手になる
  4. 自分から仕掛ける
  5. カンやひらめきを大切にする
  6. 人を喜ばすくせをつける

夢をかなえるためのポイントとしては、

  1. 想像する
  2. 未来を信じる
  3. 行動する
  4. あきらめない
  5. 人に会う

ということが書かれています。

本書は全体的に透明感を感じるのですが、おそらく著者が人生や仕事と調和しているからでしょう。調和すればするほど自我の存在が薄らぐため、透明度が増すように思います。



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2007年09月19日

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『ちょいデキ!』4

青野 慶久著  2007年9月20日発行  767円(税込)

ちょいデキ! (文春新書 591)

グループウェアの企業向けソフトで知られる東証一部上場企業サイボウズの若き社長さんが書かれた本です。社長ブログが元になっているようです。

サイボウズという会社は、最近の株価は2年近くかけて十分の一程度に下落しており、ここ最近のマーケットの評価は振るいませんが、一部の個人投資家のあいだでは有名な会社です。

タイトルの『ちょいデキ!』については、謙遜もあるでしょうが、著者は自分自身でずばぬけた才能があるわけではないと思っているため、仕事などに対して少しずつの工夫を重ねたそうです。本書はその工夫がまとめられたもので、仕事術や健康管理について述べられています。

仕事について細かい工夫を重ねると、それらは結果的には足し算ではなく掛け算になるので、少しずつ重ねるとべき乗的な効果があります。少しずつの工夫をたくさんできるということは、それ自体が大きな能力です。

本書は仕事術の本ですが、平易に体験的に書かれており、読み物としても面白く読めます。サイボウズの「マーケティングの七ヶ条」が書かれています。

  1. すべては顧客を中心に、シンプルに考えよ
  2. 顧客と長いつき合いを!
  3. 顧客に教えてもらえ
  4. まず、目の前の顧客を喜ばせよ
  5. 目立て!
  6. ITを研究し、大衆化せよ
  7. データ狂になれ

顧客中心主義のメッセージが伝わってきます。

上場企業の社長さんが書かれた本は、数多く出版されています。自社の宣伝も兼ねており、商品の宣伝、株価対策などの意味もあると思いますが、一番の効果は、社長と志を同じくする意識の高い社員を集めることができるということです。よく書かれた本は、優秀な社員の「調達コスト」を劇的に低下させます。



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2007年09月08日

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『始めよう。瞑想』4

宝彩 有菜著  2007年8月20日発行  620円(税込)

始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ (知恵の森文庫)

書き下ろしの文庫本です。瞑想の本ですが、このブログでは瞑想を勧めるために紹介しているわけではありません。

本書は瞑想の本ですが、著者は宗教色を排してなるべく科学的な視点から書こうとされているようです。瞑想の具体的なやり方、効果・効用について書かれています。効果については、以下の8つで、「脳が劇的にバージョンアップする」そうです。

  1. 理解力がアップする
  2. 集中力がアップする
  3. 記憶力がアップする
  4. 判断力がアップする
  5. 洞察力がアップする
  6. 発想力が豊かになる
  7. 企画力がアップする
  8. 交渉力がアップする

効用については、以下の9つで、「心と体のメンテナンス」ができるそうです。

  1. 悩みが減る
  2. ストレスに強くなる
  3. 優しくなる
  4. 嬉しくなる
  5. よく笑う朗らかな性格になる
  6. クヨクヨしなくなる
  7. イライラしなくなる
  8. 健康になる
  9. 熟睡できる

瞑想を、脳の機能や、幸せになるための感度を上げるための手段として捉えています。

ここでは何が言いたいかというと、いくら社会的に成功してお金や名誉を得たとしても、それらによって幸福感が得られなければ、多大な労力をかけてそれらを得る意味はあまりないということです。最終的には、幸せになるための感受性が発達していなければ、幸福感は得られません。逆に、お金や名誉がほとんどなくても、日々幸福感を感じている人はいるでしょう。

何事も不足している状態が満たされたら一時的な満足感を感じます。空腹感を考えてみると分かります。おなかがすいていると何を食べても美味しい。でも、おなかがいっぱいになった状態で、食べ物がいくらあってもそれ以上満たされません。空腹な状態から満たされた状態になるときの満足感が大きいので、食べ物自体が幸福を与えてくれると錯覚してしまいがちです。異性についても、同じように言えます。

お金や名誉も同じです。不足している状態がつらいので、あればあるほど幸せになると錯覚してしまいます。年収200万円の人が、5倍の1000万円になったらかなり楽になるでしょう。その過程では幸せな感じがするかもしれません。ところが、1000万円が同じ5倍の5000万円になったとしても、同じくらい幸せになれるかどうかは疑問です。

お金や名誉が食物よりもタチが悪いのは、どれくらいあれば満たされたのかはっきりと分からないことです。満腹感ほど満たされた感覚がはっきりしていません。いくらあっても、他と比較したりして、完全には満たされないことがあります。漠然と満たされない思いがあるため、今よりもたくさんあれば満たされるのではないかと思って、いつまでもより多くを求め続けますが、むしろ持てば持つほど欠乏感が強くなることがあります。喉が渇いたときに塩水を飲むようなものです。

そのように考えると、最も重要なのは、足るを知り幸せを感じる力ということになります。別に瞑想を勧めているわけではありませんが、自分の外部にお金や名誉などの何らかのものを求める場合、それと同時に自分自身の幸せの感受性を高める必要があるいうことです。瞑想はそのための一手段なのでしょう。

ある程度のものはあった方がよいと思いますが、ある程度を越えると、幸福感を感じるための要素は、内面的なものが大きな割合を占めるようになります。



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2007年08月27日

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『ダメなら、さっさとやめなさい!』4

セス・ゴーディン著  有賀 裕子訳  神田 昌典解説

2007年8月30日発行  1260円(税込)

ダメなら、さっさとやめなさい! ~No.1になるための成功法則~

マーケティングで著名なセス・ゴーディンの新刊です。原書も今年出版されており、新しい本です。

本書はマーケティングの本ではなく、タイトルからも想像できるように、物事の撤退の仕方について書かれている本です。

著者は、No.1になることには圧倒的な価値があると主張されており、そのためにはなるべくその目的からはずれるものは、やめるべきであると書かれています。また、全く逆の主張にも思われますが、やるべきことについては、困難にめげずとことん頑張って努力するべきとも書かれています。

「世界の頂点に立てない七つの理由」を以下のように挙げています。

  1. 途中で時間切れになる
  2. 途中で資金が底をつく
  3. 途中でおじけづく
  4. はじめから本気ではなかった
  5. 興味や熱意が冷め、「ほどほどでいい」と割りきる
  6. 長い目で考えずに、目先のことばかりに気を取られる
  7. 間違った分野で頂点を目指そうとする

実際には、どこで粘って、どこで引くかということは、投資と同じくその途中ではなかなか難しいことが多いと思います。株式投資でも、早めに損切りをしたほうがよいという考え方もありますし、著名な投資家でナンピンを勧める人もいます。

一般的には、過去にこだわって損切りをすることの方が心理的に難しいことが多いと思われるので、本書も撤退の重要性を強調しているのでしょう。

どのタイミングで頑張り、どのタイミングで撤退するかについては難しいのですが、神田昌典さんが解説で、春夏秋冬理論を一つの方法として述べています。



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2007年08月10日

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『努力論』4

斎藤 兆史著  2007年8月10日  714円(税込)

努力論

ちくま新書の最新刊です。著者は英文学者であり、英語学習法についての著作も数多くあります。『英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語』などといった、過去の日本における英語の達人がいかに努力して英語を学んだかといった自己啓発的な本もあります。

本書もその本の流れを汲んでおり、英語学習から範囲を広げて、いかに過去の日本人が努力をして物事を成し遂げたかについて書かれています。いわゆる達人、名人達のエピソードが数多く出てきます。

昔の人たちが、物事に集中・没頭できた大きな理由として、いまほど身の回りに情報がありふれていなかったことが挙げられると思います。テレビやインターネットもなかったので、やるべきこと、生涯を捧げることに集中しやすい環境であったと思われます。

情報の多さでは、現代の方が圧倒的に恵まれていますが、集中できる環境という点では、昔の方が恵まれていたように思います。

今の時代は、いかにして雑音を遮断するかという能力も必要とされています。本書において、著者ご自身もまだまだ努力するべきであったと書かれています。これは謙遜もあるでしょうが、本音の部分もあるように思います。本書を読むと、著者は将棋などを始めとして、音楽、絵画など数多くの趣味をお持ちです。

現代ほど、「捨てる」能力が必要とされている時代はないのかもしれません。



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2007年07月23日

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『「1日30分」を続けなさい!』4

古市 幸雄著  2007年6月21日  1365円(税込)

「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55

最近はやりの勉強法の本です。本書は発売されて日が浅いですが、よく売れているようです。もともとは著者のホームページで1万円の価格で売られていたものが書籍化されています。著者は新聞社のカメラマンでしたが、米国留学でMBA取得後、複数のビジネスを立ち上げておられます。

本書は著者が体験的に身につけられた勉強法について細かく書かれています。いかに持続的に集中して効率よく勉強を続けるかということがテーマですが、睡眠や食事などの体調管理についても書かれており、非常に実践的です。

英語関連のビジネスをされていることもあるのでしょうが、英語の学習についてもかなりのページが割かれています。英語の勉強については、量を重視されています。たしかに著者の書かれているとおり、少しくらい効率的に行うよりは、圧倒的に勉強量を増やした方が長い目で見ると逆に効率的です。

このことは英語学習のみならず、多くの勉強について当てはまります。何かにずば抜けて秀でている人で、そのことについて時間をかけていない人は見たことがありません。効率は時間をかけて試行錯誤しているうちに自然に良くなってくるものであると思います。

本書のような勉強本は効率アップのために書かれているように思いますが、それよりもむしろモーティベーションを上げる役割に意味があるかもしれません。行間から著者のやる気が伝わってきて、よい意味でその影響を受けます。



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2007年06月27日

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『「時間の王様」VS「お金の王様」』4

中島 孝志著  2007年7月1日 590円(税込)

「時間の王様」VS「お金の王様」

まだ画像でのリンクは張れませんが、KKベストセラーズのワニ文庫の最新刊です。著者は経営コンサルタント、出版・映画プロデューサー、ジャーナリスト、作家などなどさまざまな肩書きを持つ「マルチ人間」です。仕事術などの本を数多く書かれています。

本書はどちらかというと、さまざまな著名人のエピソードを集めた二次的な本ですが、著者自身の話もある程度出てきます。時間をうまく活用して、仕事の効率を上げるという内容になっています。

単に効率を上げるだけでなく、時間をかけて集中して物事を行うことの必要性も書かれています。さまざまな著名人の例を挙げて、一万時間集中するとたいていのことはモノにできると述べられています。

一万時間というと、おおざっぱに言って、毎日3時間で10年、毎日10時間で3年となります。医者の場合も、医学部に入学するのに一万時間、医者になるのに一万時間、専門医になるのに一万時間くらいが目安かと思います。

その他の専門職も、おそらく似たようなものでしょう。仕事を始めたら3年は続けた方がよいと言われますが、それくらい一つのことを職業していると、なんらかの専門的なスキルを身につけることができるからです。

以前に、このブログで何かを身につけるときに必要な本の冊数について書きましたが、考え方としては似ています。その時は質的にレベルを上げるためには、さらに10倍の冊数が必要と書きましたが、時間についても同じように言えると思います。

あくまで一応の目安ですが、千時間だと素人としては十分、一万時間だとそれでご飯が食べられる程度、十万時間だとその道の第一人者といった感じです。

時間をこなしていると質の向上は自然についてくると思いますし、時間を十分にかけないで質だけ追い求めるのは、かえって効率が悪いように思います。

一部しか紹介できませんでしたが、さまざまな視点から書かれており、本書を読むと自己啓発について自分なりにいろいろと考えるきっかけになります。



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2007年06月25日

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『「心のDNA」の育て方』5

石井 裕之著  2007年7月7日 1365円(税込)

「心のDNA」の育て方~夢と目標を実現する7つの心理セラピー(CD付)

まだアマゾンへのリンクが張ることができないので、タイトルだけになります。アマゾンでの情報をご覧になりたい方は、左の検索ボックスにタイトルの一部か著者名を入れていただくとたどり着けると思います。

昨日は苫米地氏の本を紹介しました。本書も昨日の本と同じく潜在意識を活用した自己啓発書であり、読者層も似ているのではないかと思います。あえて言うならば、昨日の苫米地氏の本は男性向け、今日の石井氏の本は女性向けとなります。

両者とも、過去には宗教的に表現されてきたことを十分に理解しながらも、いままでの著作では、抑え気味に表現してきています。現代は、人類の長い歴史において科学的・意識的な表現に重点が置かれている時代なので、一般向けの本では過度に宗教的な表現が抑えられる傾向にあります。

本書では、ドイツの神秘思想家であるシュタイナーについての話が、ほんの少しだけ出てきます。おそらく今後の著作では、もっと神秘的な内容が出てくるのではないかと予想します。

本書で著者が最も言いたいのは、自分の潜在意識を抑圧しないほうがよいということです。石井氏の本がよく売れるのは、氏の本が読者を抑圧から解放する働きがあるからです。

ものごとは何事もやってみないとその次に進めません。やった結果がうまくいかないとしても、自分で責任を取ってさらに次に進めばよいだけです。人の目を気にして、自分がやりたかったことをやらなくても、誰も責任を取ってくれません。

一般的には親の影響が最も強いことが多いですが、親は先に亡くなってしまいます。親は子供の人生の責任は、原理的に取りきれないようになっています。

本書は「何か」にしばられて、自分に素直に生きることができない人によい本です。



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2007年06月24日

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『頭の回転が50倍速くなる脳の作り方』5

苫米地 英人著  2007年6月24日 1365円(税込)

頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法~

脳機能学者である苫米地英人氏の最新作です。

最近の氏の本は、わかりやすさと実用性に主眼が置かれているようですが、個人的には、以前に7年くらい前に出版された洗脳についての専門的な内容の本も面白かったように思います。仏教でいうと、以前の著作は上座部、最近の著作は大乗に喩えられます。

本書ではクリティカルエイジという言葉が出てきます。この言葉の意味は、「遺伝的に決まっているそれぞれの機能の発達の年齢」ということです。言語では8〜13歳くらいまでだそうです。中学生になってから英語を学んでも、母国語のように話せるようにならない理由です。

本書では「クリティカルエイジを克服する方法」が述べられています。ポイントとしては、日本語脳を活性化させることなく英語を学習することですが、具体的に方法が書かれています。氏の以前の著作にもあったように、「抽象度を上げる」ということが大切なようです。一部の方法としては、以前から「英語のシャワーを浴びる」などどいうことは言われていました。

個人的には、本書の方法であれば英語の学習効率は上がるとは思いますが、母国語と同じ感覚を得るのはさすがに難しいような気もします。

脳の能力を高めるためにリラックスすることが必要ですが、そのための身体的技法についても書かれています。本書では、英語から入っていますが、実はどんなことにおいても効率的に学習する際に必要とされる技法です。

今までの本にもあるように、「共感覚をつくる」「抽象度を上げる」ということが根本的に重要ですが、これらの技法は昔から武術や宗教の伝統的な技法として存在していたものです。一部の人たちしか知り得なかったこれらの方法を、現代科学のフィルターを通してわかりやすく表現していることに、本書の意義があります。



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2007年05月31日

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『レバレッジ時間術』4

本田 直之著  2007年5月30日発行 700円(税抜き)

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則

 

 

 

 

昨日に引き続き、幻冬舎新書の最新刊です。

本書の著者の著作である『レバレッジ・リーディング』はこのブログで、一番最初に紹介させていただいた思い出深い本です。発売されてしばらく経ちますが、いまでも本屋でたまに平積みにされているのを見かけることがあり、ロングセラーになっているようです。

レバレッジとは「てこ」のことで、要するに少ない労力で大きな成果を得るということです。ここ数年で投資における用語として、一般に広まりました。著者の会社はレバレッジコンサルティングという名前であり、レバレッジという言葉でブランド化されつつあります。『レバレッジ・シンキング』という本も、近々出版される予定のようです。

投資においては、借金をしてレバレッジを掛けると、リスクが増大しますが、自分の時間に対する投資については、リスクが増えるということはないため、サブタイトルにある「ノーリスク・ハイリターン」となるようです。

あるいは、自分に投資をして自分自身の価値を上げ、上がった分の価値を使って仕事を他に任せるということなどに相当します。この場合は、人に任せる分、自分でコントロールできない部分が広がるため、ややリスクが増えるかもしれません。会社にして人を雇ったりすると、リスクは増大します。

本書では著者がご自身で工夫されている、仕事術についての紹介と解説が主な内容になっています。ご自分でも書かれていますが、著者は「面倒くさがり」だそうです。だからこそなるべく効率化を望まれるのでしょう。

営業成績でも、倍にしようとすると今までのやり方で単に頑張ってしまいますが、10倍にしようとすると、考え方の質的な転換が必要となります。皆が真面目だと、なかなか全体が効率化されないことがあります。やはり社会は多様性がある方がよいようです。



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2007年05月26日

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『常識の壁をこえて』4

ダン・S・ケネディ著  池村 千秋訳  金森 重樹監修

2005年4月29日発行 1500円(税抜き)

常識の壁をこえて…こころのフレームを変えるマーケティング哲学

最近立て続けに3冊の本が発売されたダン・S・ケネディの本です。そのうちの1冊はこのブログでも御紹介しました

本書はもともと1999年に『ビジネス版 悪魔の法則―ポジティブ思考のウソを斬る』のタイトルで翻訳されていました。本書はタイトルが変わり、監修者がマーケティングで有名な金森重樹氏となっています。新版が出ているにもかかわらず、すでに絶版となった旧版は、アマゾンでいまだに高値で取引されているようです。

本書は2年前に発行された本ですが、原著者と監修者の名前で最近購入しました。ビジネスにおいて常識の壁をこえることの必要性や具体例が、著者の経験を元に数多く挙げられています。監修者の金森氏の前書きもなかなか刺激的で、その文章を分析するとマーケティング的にも参考になる点が多くあります。

金森氏の著作は刺激的で面白いものが多いので、ビジネスに興味のある方にはオススメです。以下の3冊を挙げます。内容はやや古くなりつつありますが、基本的な考え方には普遍性があります。

超・営業法

 


インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング

1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法

本書では、ビジネスにおける、いろいろな「ウソ」を指摘しています。印象に残ったものを、いくつか書きます。

  • 「継続は力なり」のウソ
  • 「運なんて関係ない」のウソ
  • 「お客様は神様です」のウソ
  • 「リッチになるには時間がかかる」のウソ
  • 「商品が良ければ売れる」のウソ

等があります。

全部がウソというわけではなく、わざとセンセーショナルな書き方がされているきらいはありますが、固定観念を打破するためには必要な表現方法なのかもしれません。

本書は、ビジネスを通じて、自分の心の限界を広げるための本です。心が広がれば、また新たな壁が生まれます。そしてそれをまた打ち破るという繰り返しです。ビジネスは自分の心との闘いでもあります。



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2007年05月21日

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『「伝説の社員」になれ!』5

土井 英司著  2007年4月25日発行 1200円(税抜き)

「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー

著者はビジネス書業界では著名人です。出版コンサルティングを主な業務内容とした会社であるエリ・エス・ブックコンサルティングの代表をされています。ビジネス書のメルマガ「毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン」も発行されており、すでに1000号以上を数えます。

本書は、一言で言うと、「ビジネス市場においていかに自分の市場価値を高めるか」について書かれている本です。著者が、ゲーム会社、出版社、アマゾンジャパンなどで働いたときの経験が元になっています。

いろいろと迫力のあるエピソードが紹介されていますが、やはり独立される前から仕事に対する意識が違っていたようです。本書は誰が読んでも得るところは大きいと思いますが、とくに20代の若い方が読むとより刺激になると思います。おそらく著者が30代であることによるのかもしれません。

自分自身に自己投資をして付加価値を高めることの重要性が、さまざまな観点から強調されています。その結果として、自分自身を高く売ることができるようです。

いろいろと印象に残った話はあるのですが、やや脇道的な話を一つだけ。

「一億円(女性であれば三千万円)あったらという妄想は、あなたがこの人生でなにをやりたいのかを見せてくれる鏡のようなもの」だそうです。 一億円あれば、いつでも会社を辞められるということがあるようです。

三億円、十億円、百億円と際限なく想像してみるのも面白いと思います。具体的に想像できると、お金自体の意味が変わってくるかもしれません。



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2007年05月11日

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『お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか』5

鳥居 祐一著  2007年5月25日発行 1500円(税込み)

お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか

著者はアメリカで成功哲学を学び、すでにセミ・リタイアの身分ですが、「ミリオネア・コンサルタント」をされています。

本書では、お金もあって心も満たされた、豊かで幸せな人生を送っている成功者のことを「成幸者」と呼び、そのようになるための方法について、主に心構えの点から述べられています。

まずは、ご自身の極貧時代からの体験をもとに、お金の使い方の重要性について書かれています。そして、投資の重要性について強調されています。自分に投資することが重要ですが、「人と会うこと」、「学ぶこと」、「健康」への投資をとくに重視されています。

また、「空間」、「時間」へもお金を惜しまないように、とくに一流のものに接するように繰り返されています。本ブログでも著書を紹介した、ジム・ローンに直接会ったエピソードなども出てきます。

実体験を伴ったよく書かれている成功哲学の本は、読んでいるだけでも楽しいのですが、そのためかえって実行に移さなくても何となく安心してしまうことがあります。本書でも、実行に移す人は本当に少ないと書かれていました。

成功哲学の本は、本質的にはだいたい同じことが書かれています。ということは、方法としてはほとんど完成されているということではないかと思います。ボトルネックは、意志と実行力のようですね。



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プロフィール
bestbook
家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
このブログについて
2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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