本--男女関係
2010年04月26日
『お見合い1勝99敗』
吉良 友佑著 2010年月4月30日発行 693円(税込)
お見合い1勝99敗 (PHP新書)
著者:吉良 友佑
販売元:PHP研究所
発売日:2010-04-16
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著者は新聞記者の方です。現在は本書に書かれている100回以上のお見合いを経て、「運命の人」と巡り会い幸福な結婚生活を送られているとのことです。
本書は新聞社のサイトの連載が元になっています。お見合いにおけるアドバイスなコラムが「法則」として数多くまとめられており、それらの法則は単にお見合いだけでなくデートにおける注意点としても参考になると思います。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2010年01月05日
『無頼化する女たち』
水無田 気流著 2009年12月21日発行 798円(税込)
無頼化する女たち (新書y)
著者:水無田気流
販売元:洋泉社
発売日:2009-12-05
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名前からはわかりにくいですが、著者は女性で詩人でもある方です。以前にも『黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望』という新書を紹介したことがありました。
本書は「無頼」というあまり日常ではそれほど使わない言葉を軸にして、この数十年の「ニッポン女子」について語られています。このような言葉を選択するところに詩人の感性が表れているのかもしれません。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年12月15日
『寝ない関係』
モト 冬樹著 2009年12月25日発行 756円(税込)
寝ない関係 (ワニブックスPLUS新書)
著者:モト冬樹
販売元:ワニブックス
発売日:2009-12-08
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芸能人の方が著者となっている男女関係の本は、芸能界という特殊な環境に基づいているものが多いので面白くても実際の参考にならないものもよくあるのですが、本書は一味違いました。
著者は長年独身を続けてこられましたが、最近ようやく50代の終わりに近づいて年貢を納めようとされているようです。本書は著者が長い独身時代を経て到達された男女関係の一境地について述べつつ、「寝ない関係」を軸に男女関係一般についても語られています。本書の目次は以下の通りになります。
続きを読む2009年12月07日
2009年11月19日
『こんな男は捨てられる』
山崎 世美子著 2009年11月24日発行 798円(税込)
こんな男は捨てられる (ソフトバンク新書)
著者:山崎 世美子
販売元:ソフトバンククリエイティブ
発売日:2009-11-18
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著者は探偵のキャリアがあるので、男女の修羅場における現場の裏側を、仕事を通じて数多く目にされている方です。現在は恋愛・離婚カウンセラーとしても活動されているようです。
本書は豊富な事例をもとに、主に女性の視点から男性に対して女性と接する際ののアドバイスを、さまざまシチュエーションごとに解説しています。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年11月15日
『図説「愛」の歴史』
ジャック・アタリ/ステファニー・ボンヴィシニ著 横山 紘一監修
大塚 宏子訳 2009年10月10日発行 3990円(税込)
図説「愛」の歴史
著者:ジャック・アタリ/ステファニー・ボンヴィシニ
販売元:原書房
発売日:2009-09-24
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図が多用されているフルカラーの本なので、手に取るとずっしりと重く感じますが、価格にも重量感があります。原著者のジャック・アタリは、最近翻訳出版された『金融危機後の世界』や『21世紀の歴史』のような政治・経済関連の専門家であり、フランス政府の経済政策にも深く関わっている方です。
そのような人物が本書のような「愛」についての本も書いているところに、フランスらしさとヨーロッパのエリートの幅広い教養を感じることができます。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年10月17日
『告白的女性論』
北原 武夫著 2009年10月10日発行 840円(税込)
告白的女性論 (ちくま文庫)
著者:北原 武夫
販売元:筑摩書房
発売日:2009-10-07
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ちくま文庫の今月の新刊ですが、約50年前に出版された本で、当時のベストセラーです。著者は作家ですが、宇野千代さんの元夫としても知られている方で、すでに30年以上前に亡くなられています。
実は本書は懐かしい本で、二十歳前後に何回か繰り返して読みました。文庫で出版されたので、しばらくぶりに本書を購入して読み返してみましたが、やはり以前とは読んで受ける印象が異なります。
続きを読む2009年09月23日
『アエラ族の憂鬱』
桐山 秀樹著 2009年9月29日発行 1365円(税込)
アエラ族の憂鬱
著者:桐山 秀樹
販売元:PHP研究所
発売日:2009-09-16
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「アエラ族」という言葉は一般的ではないと思いますが、以下のアマゾンにおける本書の内容紹介がわかりやすいと思います。
「「アエラ族」とは、朝日新聞出版が発行する週刊誌『AERA』でたびたび特集される20代後半〜40代の女性読者を指す。その条件として想定されているのが、
(1)高学歴
(2)未婚
(3)キャリア・ウーマンとして中間管理職の地位についている
女性たちである。」
本書はPHP研究所から出版されていますが、『AERA』は朝日新聞社の雑誌であり、本書からは両者の人間観や出版社の編集方針などの違いが読み取れると思います。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年09月20日
『毒男の婚活』
原口 博光/岩崎 大輔著 2009年9月10日発行 860円(税込)
毒男の婚活 (アフタヌーン新書)
著者:原口 博光/岩崎 大輔
販売元:講談社
発売日:2009-09
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本書の共著者のうち、原口氏は元経済産業省のキャリア官僚で、現在はNPOで少子化問題を解決すべく結婚相談所に関連する活動をされています。岩崎氏はライターをされており、本書をくだけた内容にする役割も担われているようです。
タイトルにある「毒男」とは独身男性のことです。この言葉には自虐性やシニカルさを含んだな語感があります。「毒男」とありますが、恋愛に対して自信がなく消極的な独身男性一般が対象になっていると考えてよいと思います。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年08月30日
2009年08月24日
『いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか』
大屋 洋子著 2009年8月20日発行 880円(税込)
いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか (講談社+α新書 475-1A)
著者:大屋 洋子
販売元:講談社
発売日:2009-08-21
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中高年男性の「妄想」が肥大してしまいそうなタイトルです。タイトルに「いま」とあるので、これは最近の傾向なのでしょう。
著者は大手広告代理店系の会社に勤務されている方です。マーケティングリサーチの仕事などもされていたようで、本書は大規模な調査の分析は前提としてありますが、さらにリアルなケースについての聞き取りも充実しています。
続きを読む2009年08月23日
『モテの真実』
織田 隼人著 2009年9月5日発行 1680円(税込)
モテの真実
著者:織田 隼人
販売元:あさ出版
発売日:2009-08-25
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本のテーマやページ数、本を持ったときに受けるズッシリ感など、以前に紹介した『モテ・バイブル』と同じ印象を受けるのですが、『モテ・バイブル』が肉食系的であるのと対称的に、本書は草食系的な内容です。
本書の内容を一言で述べるとすると、「草食男子の恋愛学・実践編」ということになるかと思います。個人的には肉食系こそが男性性の本質であると思ってはいるのですが、昨今の時代状況を勘案すると、現実的には草食系男子となる方が時代に適応的な部分もあるのかもしれません。
続きを読む2009年08月18日
『マミちゃん(仮名)ばかりが、なぜモテる?』
柴門 ふみ著 2009年8月10日発行 880円(税込)
マミちゃん(仮名)ばかりが、なぜモテる?―同性に嫌われれば嫌われるほど異性に好かれる男女の不思議
著者:柴門 ふみ
販売元:講談社
発売日:2009-08
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著者は恋愛についてのコミックやエッセイを数多く書かれている方です。本書はもともとは女性向けに書かれたライトエッセイで、字も大きく著者の挿絵もあり、気軽に読むことができます。
あとがきによると、本書はもともと「女が嫌いな女」を分析してみる主旨で始まったもののようですが、結論としては、「〈男って馬鹿だなあそんな馬鹿な生物にモテてもしようがないじゃない→そんな男にモテる女は羨ましくもなんともないわ〉という境地に達することが賢明な策ではないでしょうか。」となっています。
続きを読む2009年07月23日
『妻の相談に乗ってはいけない』
織田 隼人著 2009年8月4日発行 777円(税込)
妻の相談に乗ってはいけない (学研新書 56)
著者:織田 隼人
販売元:学習研究社
発売日:2009-07
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まだ書影がありませんが、書店で見る機会があればオビの絵が目を惹くと思います。タイトルから想像できるように、夫が妻に対して接する考え方や方法が書かれている本です。
本書のすべてにわたりそのテーマが貫かれていますが、夫婦のみならず、ある程度関係がステディになっているカップルにも役立つ内容になっていると思います。本書は大きく二つの章に分かれています。
続きを読む2009年06月25日
『愛のコムスメ操縦術 彼女たちをやる気にさせる方法』
小出 義雄著 2009年6月22日発行 735円(税込)
愛のコムスメ操縦術 彼女たちをやる気にさせる方法
著者:小出義雄
販売元:集英社
発売日:2009-06-17
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売れそうなタイトルです。著者は高橋尚子、有森裕子などを含む数々の女子マラソン選手を育て上げた方です。本書はその経験も含んで、より広い状況で男性が女性と接する場合のコツといったものが書かれています。
各章のタイトルから、本書のタイトルの「コムスメ」がどのような女性を取り扱っているかがよくわかります。
続きを読む2009年05月28日
『婚活―その人と結婚するために』
倉田 真由美著 2009年6月20日発行 620円(税込)
婚活―その人と結婚するために (王様文庫 E 39-1)
著者:倉田 真由美
販売元:三笠書房
発売日:2009-05-28
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まだ書影がありませんが、コミック『だめんず・うぉ〜か〜』の著者であるくらたまさんの本です。文庫本ですが書き下ろしです。本書はもともとは女性向けに書かれていますが、男性も参考にできると思います。
「婚活のススメ」からはじまり、出会い、きっかけ作り、惹きつけ、男性の選択、プロポーズ、結婚に至るまでのすべてのステージにおける、女性の考え方や実際のコツが著者の体験などを参考に書かれています。
続きを読む2009年05月05日
『身体は何でも知っている 〜仕事も人生もうまくいく整体的生活術』
三枝 誠著 2007年5月7日発行 1575円(税込)
身体は何でも知っている 〜仕事も人生もうまくいく整体的生活術
著者:三枝 誠
販売元:アスペクト
発売日:2007-04-25
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2年前に単行本として発売された本ですが、最近通読して面白かったので、ご紹介します。著者は整体を30年間にわたり実践されている方で、本書は月刊誌に書かれた性をテーマにした小論文がまとめられたものです。
男女の本はとかく抽象的・精神論的なものが多いのですが、本書は身体論に基づくため新鮮さがあります。男女関係の本のみならず、人生や生活についての本としても読むことができると思います。本書の章のタイトルは以下の通りです。
続きを読む2009年05月02日
『天才柳沢教授の生活 マンガで学ぶ男性脳「男はここまで純情です」セレクト18』『天才柳沢教授の生活 マンガで学ぶ男性脳「男はこんなにおバカです!」セレクト16』
山下 和美著 黒川 伊保子解説
2009年4月20日発行 各700円(税込)
天才柳沢教授の生活 マンガで学ぶ男性脳「男はここまで純情です」セレクト18 (講談社+アルファ文庫 F 50-1)
著者:山下 和美
販売元:講談社
発売日:2009-04-20
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天才柳沢教授の生活 マンガで学ぶ男性脳「男はこんなにおバカです!」セレクト16 (講談社+アルファ文庫 F 50-2)
著者:山下 和美
販売元:講談社
発売日:2009-04-20
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二冊同時に発売されており、内容は一続きなのでまとめて紹介します。『天才柳沢教授の生活』は20年前から続いている長寿コミックです。
今回文庫化されたこれ二冊の本は、「男性脳」を理解するためにふさわしい内容をピックアップし、「恋愛脳」で知られる黒川伊保子さんの簡潔な解説を各話の後に補ったものです。
続きを読む2009年04月28日
『ナンパを科学する ヒトのふたつの性戦略』
坂口 菊恵著 2009年4月22日発行 1785円(税込)
ナンパを科学する ヒトのふたつの性戦略
著者:坂口 菊恵
販売元:東京書籍
発売日:2009-04-17
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五つ星をつけていますが、本書のタイトルからナンパの具体的なノウハウを期待してしまうと、評価は下がると思います。五つ星の評価は、ヒトの性行動の学術的な研究に著者のオリジナルな研究結果を含んだ総説の本としてです。
著者は大学で研究されている方で、本書も学問的な意味で充実している本です。巻末に400を超える引用文献のリストがありますが、ほとんどが英文の論文となっています。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年03月23日
『モテ・バイブル』
藤田 サトシ著 2009年3月24日発行 1995円(税込)
モテ・バイブル
著者:藤田 サトシ
販売元:中経出版
発売日:2009-03-20
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本書は560ページもある本です。バイブルと銘打たれているだけあり、非常に内容が充実しています。ひょっとすると、今まで日本人によって書かれた男性向けの恋愛本の中で最も充実している指南書かもしれません。
恋愛についてはいろいろと思っているところがあり、自分が表現すると違う形になりますが、多くのことが本書で分かりやすく表現されています。著者は「ナンパ塾」を経営されている方で、今までにも何冊か本を書かれています。本書の各章のタイトルは以下の通りです。
続きを読む2009年03月20日
『LA流モテ彼養成講座』
フェリシティ・ハフマン/パトリシア・ウォルフ著 平野 誠一訳
2009年2月28日発行 1890円(税込)
LA流モテ彼養成講座
著者:フェリシティ・ハフマン
販売元:阪急コミュニケーションズ
発売日:2009-01-30
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タイトルからは「モテ彼」を養成するために、女性に向けて書かれた本のようにも思えますが、男性向けに書かれた本です。著者のお二人は女性で、アメリカの芸能関係の方のようです。
本書の内容はかなりアメリカ的であり、恋愛は人類共通の要素もありますが、文化的にかなり多様性があることも感じさせる本です。本書を楽しむためには文化の違いを楽しむ余裕が必要です。
続きを読む2009年03月07日
『インテリジェント・セックス』
杉本 彩著 2009年3月5日発行 760円(税込)
インテリジェント・セックス (祥伝社新書145) (祥伝社新書 145) (祥伝社新書 145)
著者:杉本 彩
販売元:祥伝社
発売日:2009-02-27
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本書の著者はタレントの杉本彩さんです。タレント以外にもタンゴダンサーや官能小説家など多くの顔をお持ちのようですが、本書は男性に対する恋愛指南書です。
タイトルからはセックスのみについて書かれている本のような印象を受けますが、本書がカバーする範囲はもっと広く、男女の出会いの時点からセックスまでのすべての過程について述べられています。本書の章のタイトルは以下の通りです。
続きを読む2009年02月20日
2009年02月19日
『非モテ!―男性受難の時代』
三浦 展著 2009年2月20日発行 809円(税込)
非モテ!―男性受難の時代 (文春新書 686)
著者:三浦 展
販売元:文藝春秋
発売日:2009-02
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まだ画像がありませんが、文春新書の新刊です。メインの著者は『下流社会』の三浦展氏であり、今までの数多くの著作と同様、本書でも著者が行われている調査結果をもとにして格差について論じられています。今回のテーマは「モテ・非モテ」になっています。
調査結果については、だいたいが日常感覚や時代感覚と合致する内容になっています。サブタイトルが「男性受難の時代」となっていますが、このサブタイトルが本書の中心軸になると思います。
続きを読む2009年01月23日
『独身女性200人に聞く モテるおカネのつかい方』
牛窪 恵著 2009年2月3日発行 1500円(税込)
独身女性200人に聞く モテるおカネのつかい方
著者:牛窪 恵
販売元:アスペクト
発売日:2009-01-20
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男女関係の本は今までに数多く出ていますが、一冊まるごとデートでの奢りという行為だけに絞って書かれた本はおそらく本書が初めてでしょう。そのような意味において本書は貴重な本です。
著者は現代の独身男女の世相についてマーケティング的な視点から何冊かの本を書かれている方ですが、多くの男性にとって今回出た本書が最も実用的な本でしょう。
続きを読む2009年01月06日
2009年01月03日
『男子のための恋愛検定』
伏見 憲明著 2006年4月7日発行 1260円(税込)
男子のための恋愛検定 (よりみちパン!セ)
著者:伏見 憲明
販売元:理論社
発売日:2006-04
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本書は出版されてからすでに3年になろうとする本です。先日紹介した『この世でいちばん大事な「カネ」の話』は「よりみちパン!セ」というシリーズの新刊でしたが、中学生向けに書かれたこのシリーズは先日まで知りませんでした。
「よりみちパン!セ」のシリーズの既刊を見てみたところ、面白そうな本がいくつかありました。本書はそのうちの一冊です。このシリーズは中学生向けに書かれていますが、さまざまな分野についての本質的なことが平易な言葉で書かれています。考えてみるとこれはすごいことかもしれません。
続きを読む2008年12月28日
『1分モテ・コツ―オンナ心のツボ教えます』
檀 れみ著 2008年12月28日発行 1500円(税込)
1分モテ・コツ―オンナ心のツボ教えます
著者:檀 れみ
販売元:産経新聞出版
発売日:2008-12
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著者はホステスの経験もある方で、過去に何冊か恋愛の本を書かれています。男性向け、女性向け両方ありますが、本書は男性に向けて書かれた本です。女性によって男性向けに書かれている恋愛本で、本当に役立つ本は少ないのですが、本書はその少ない本の一冊かもしれません。
女性向けの恋愛本は数多く出ており、書店でもコーナーを作っていますが、男性向けの恋愛本はあまりないためか、それ専用の売り場があることは少なく、サブカルチャーのコーナー一角にあることが多いようです。
続きを読む2008年12月12日
『セックスと科学のイケない関係』
メアリー・ローチ著 池田 真紀子訳
2008年11月25日発行 2100円(税込)
セックスと科学のイケない関係
著者:メアリー ローチ
販売元:日本放送出版協会
発売日:2008-11
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名前からもわかるように、著者は女性の方です。過去にも翻訳されている本が2冊あり、それらのタイトルは『霊魂だけが知っている』『死体はみんな生きている』です。性と死が著者のテーマなのかもしれません。
タイトルには「イケない」とありますが、原著では「curious(興味深い)」という言葉になっており、本書の内容も日本語のタイトルから受ける印象ほど「イケない」わけではありません。実際のところは、セックスのこれまでの科学的研究について、大真面目に取材されてまとめられています。
続きを読む2008年11月24日
『私という病』
中村 うさぎ著 2008年9月1日発行 362円(税込)
作家である中村うさぎさんのデリヘル体験記です。三日だけですが、デリヘル嬢として仕事をしようと思ったのは、自分自身をより深く理解しようという動機に基づくようです。
本書の単行本は2年以上前に出ているのですが、文庫化されたのは最近です。本書は、デリヘル嬢としての体験よりも、それに付随するセクシュアリティについての著者の考察の方が読みどころです。
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