2007年03月13日
『お金に好かれる人お金に嫌われる人』
中井 隆栄著 2007年3月6日発行 1500円(税抜き)
著者は、過去に飲食店や不動産管理など複数の会社の社長をされており、さらに京都府、京都市の公職を40も歴任されていました。現在は経営コンサルタントとしてご活躍のようです。
本書では潜在意識を魔法のランプに喩えています。お金に好かれるためには、お金を好きになる必要があるとのことです。お金を好きになるためには、お金に対するトラウマを解消する必要があり、そのための方法も書かれています。
その後は、以前に本ブログでも紹介したラッセン・コンウェルの本をもとに、自分の中に眠る「ダイヤの原石」を発掘し磨くことにより、自分のビジネスを行う方法について具体的に語られています。
お金に好かれる方法、人に好かれる方法、さらに成功後にバランスを取るための浄財(寄付)の心構えなどについても述べられています。
マネー哲学の本には、お金についての心の持ち方に対する話がよく出てきます。お金はもともと実体がなく、きわめて心理的なものだからです。最近は電子化が進んで、お金は情報に限りなく近づいています。現代はお金の元々の性質を理解しやすい時代になっていると思います。
お金は心理的なものなので、心の持ち方を変えることによって好きなだけ入ってくるということを述べた本書のような本は数多くあります。成功者によって書かれていることが多いので、おそらく正しいのでしょう。
心の持ち方でお金が入るということは、お金で買うことのできるものは何でも手にいれることができるということで、心の持ち方を変えればたいていのものは手に入ってしまいますね。
しかしながら、自分の心の持ち方を変えるのはむつかしいことが多いです。自分自身の心を見つめる作業はつらいことが多いですから。だからなかなか欲しいものが手に入らないことが多いのでしょう。
欲しかったものが手にはいると、本当に大切なのは欲しかったものを手に入れるときに到達することのできた心の状態であることに気付くかもしれません。その時には、欲しかったものの価値はなくなっていることでしょう。
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この記事へのコメント

非常に有益なページですね。飲食店の集客や経営につき参考にさせて頂きます。