2007年03月23日
『できる社長は机が小さい 』
臼井 由妃著 2007年3月15日発行 686円(税抜き)
ベストセラー『1週間は金曜日から始めなさい』の著者である臼井由妃さんの最新作です。以前は「マネーの虎」にも出演されていました。ブログはこちらです。
最近はやりのそうじ本ですが、本書は著者が女性社長で、ビジネスの最前線で活躍されているというところに特徴があります。そうじとビジネスの能力がシンクロするというのが一番の主張です。
そうじの効用として
- 決断力がつく
- 思考整理になる
- パワーアップになる、精神的な助走になる
- スピード力がアップする
- 仕事力がアップする
- 本当の自分がわかる
などということを書かれています。本書ではさらに具体的にそうじの効用ややり方などを、携帯電話のストラップの付け方や画面の汚れの取り方まで書かれており、女性らしい細やかな視点が感じられます。また、そうじと関連して、捨てること、磨くことの重要性なども指摘されています。
世に多く出ているそうじ本は、人間の身の回りの状態と内側のこころの状態が密接に関連しているという思想が根底にあります。極端なものだと、「外側=内側」とまで書かれてあります。働いているところや住んでいるところのそうじをするということは、自分のこころ自体をそうじすることになります。
たいていの人は人生のほとんどの時間をその二つで過ごすことになるので、多くの時間それらの状況が目に入ることになります。目に入るものがきれいであればこころもスッキリしますね。これが一般的な考え方でしょう。
もう一つは、周囲の状況が自分の内面とピッタリ一致するという考え方があります。この考え方の場合は、「周囲の状況がきれいになる=自分のこころがきれいになる」で「外側=内側」という考え方ですね。こころをきれいにするといってもどうしていいかわかりませんが、「外側=内側」であれば、そうじをすることがそのままこころをきれいにすることになります。
捨てるということも、ものを捨てているよりも、むしろものに対する執着心を捨てていることになります。
「外側=内側」の考え方は昔から宗教や占いのテーマであり、そうじ本が宗教的な印象を受けるのはそのためです。



