2007年04月14日
何冊読めばよいか
ここで「何冊読めばよいか」としているのは、専門的な知識を得るための読書についてです。
結論から先に言うと、だいたい500冊くらいではないでしょうか。500冊というと、平日毎日読んでおおよそ2年くらいです。ある分野とその関連分野について、これくらいの分量の本を読めば、その分野について本を書けたり、大学で講義をできたり、その分野の専門家と対等に話ができると思います。
ちなみに、5冊だと、その分野についておおざっぱな全体を把握できる量です。50冊だと、総論的にはほぼ把握でき、各論についておおざっぱに把握できていると思います。
3冊、30冊、300冊としても本質的にはいいたいことに変わりはないのですが、重要なことは、10倍、そしてさらに10倍と指数関数的に量が増えることです。1のことを人に教えるには、10知らないと自信を持って教えられません。
では、500冊の10倍、5000冊読むとどうなるでしょうか?毎日1冊で20年です。ここまでくると、読むというインプットだけでなく、書いたりしゃべったりというアウトプットも必要になってくると思いますが、おそらく国内での権威、第一人者となっていることでしょう。
読書を例に挙げましたが、何かを極めようと思ったら、人の倍ではなく、10倍程度の量をこなすようなつもりで行うのがいいように思います。語学の学習や、芸事についても同じように言えると思います。量をこなしていると、質の向上は自然に後からついてくることでしょう。