2007年05月28日
『「幸せのゴール」を呼び寄せるお金との付き合い方』
アーノルド・M・パテント著 あさり みちこ訳
2007年5月31日発行 1600円(税抜き)
著者のアーノルド・M・パテントは弁護士、実業家として成功し大富豪となった方です。現在は、「万能(宇宙)の法則」に生涯を捧げるべく、「国際サポートグループネットワーク」を設立して、ビジネスからは引退しているそうです。
本書は、もともとの原著のタイトルは「お金とお金を超えたもの」という意味であり、お金を超えたものの方に強い力点が置かれています。スピリチュアル性がかなり強い本なので、その方面に興味のない方には、あまりおすすめできないかもしれません。
著者のスピリチュアルな世界観に興味のある方は、以下の本がおすすめです。アマゾンでも評価が高いようで、一時期は品切れ状態で高価格で取引されていました。この本はより完成度が高く、五つ星です。
本書の内容を象徴的に表すようなフレーズをいくつか書きます。テーマはお金のスピリチュアル性です。
- お金はエネルギーである
- お金は自分を拡大するツールである
- お金では真の安心感は得られない
- お金には真のパワーはない
- お金との関係は認識の拡大にしたがって拡大する
- お金は人間の意識を反映する
- お金は自分が学ぶべきことのインストラクター
- お金に対する抵抗を緩めればお金は自然に流入する
- お金の問題を解決する唯一の方法はオープンな心
お金よりスピリチュアリティを徹底して優先しています。物質的な世界観、精神的な世界観いずれでも、真摯に追求することにより、お金を手に入れることはできると思いますが、お金を手に入れた後の幸福度に違いが出てくるかもしれません。
読んでいて心が自由に拡大するような感覚を抱かせる本でした。