2008年02月14日
『数字のツボ』
山田 真哉ほか著 2008年2月17日発行 1000円(税込)
数字のツボ―決めつけ、常識破り、ざっくり なぜ牛丼用「おたま」の穴は47個なのか (PRESIDENT BOOKS)
雑誌「プレジデント」の過去の特集「数字のウソ、決算書の秘密」と「『数字王』選手権」が再編集され、プレジデントブックスとして新たに発売されたものです。決算書からインド式数学まで、経営の数字に関係する話題が集められていますが、やはり最も多いのは決算書に関連する話です。
すでに本を書かれている著者に雑誌用に書き下ろしてもらったり、直接インタビューしたりした内容が多く、すでに単行本でその内容を知っている場合もあると思われますが、本書のウリは内容の深さではなく扱われている話題の幅広さです。
第一章の「読んで楽しく役に立つ「会計活学」」の三つの話題については、山田真哉氏の『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』、勝見明氏の『セブン‐イレブンの16歳からの経営学』、吉野家社長の安部修仁氏については『吉野家安部修仁逆境の経営学』など本のダイジェストのような内容になっています。
第二章の「仕事に即効!数字を読む「技術」」については主に経営について数字について五つの話があります。
第三章の「ニュースの裏がわかる「マネーの哲学」」は、主に投資、株式市場、粉飾決算などについて時事問題とからめても五つのトピックスが載っています。
ふだんからビジネス書をよく読まれている方であれば、より詳しい内容を本で読んでいる話題もあると思いますが、本書では幅広い範囲から集められているため、参考になる点もあると思います。
本書での話題は、それぞれより詳しく独立した本に載っていることも多いので、本を選ぶ場合のとっかかりとして本書を利用することもできます。本書を読んで面白いと思った内容については、該当する本でより詳しく勉強することができます。
本書の特集は、以前にある程度売れている本として話題になっているものが多く、おそらくそれらの本からヒントを得て取材がなされたと思うので、それぞれの話題についてさらに詳しい本があるのはある意味当然かもしれません。
会計を含めた数字はビジネスの共通言語なので、数字に明るいことはビジネスには欠かせません。仕事上の権限が強くなって、扱う数字が大きくなればなるほど重要性が増し、失敗が許されなくなります。扱う数字が小さいうちに、幅広く数字についての理解を深めて、ある程度の失敗をして学んでおくのがよいのかもしれません。
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もっとも誤解を招く表現が使われていた箇所は、今日、弊社のブログでとりあげました。
最終的に、全5箇所、訂正しましたが、わかりやすく、お客様の「気づき」を促す1冊であるべき、と考え、専門的な数理に関する記述は敢えて省きました。以上、遅くなりましたが報告です。
ブログへのリンクを張って訂正について
紹介させていただきます。


