2008年06月24日

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『億万長者になる人とそこそこで終わる人の10の分かれ目』4

キース・キャメロン・スミス著   小巻 靖子

2008年5月26日発行   1260円(税込)

億万長者になる人とそこそこで終わる人の10の分かれ目






 

講談社から出版されています。講談社は昔からある大手出版社の中では、投資などのお金に関連する本を、最近の時代に流れに応じて比較的多く出版しているのが目につきます。本書もその中の一冊です。

本書は数多くのビジネスを手がけられた著者が、成功への10の条件をまとめた本です。わずか一週間で書き上げたと書かれているように、ページ数も123ページしかありません。言葉もやさしく、本書のような内容の本を読まれている方であれば、1時間程度で読めるかもしれません。



10の分かれ目は終わりに近づくにしたがい重要度が増すカウントダウン形式となっています。本書の感じがつかめるように、ここでは一つだけ書いておきます。

「ミリオネアになる人は変化を歓迎する。
そこそこで終わる人は変化を脅威と感じる。」

自己啓発的なマネー本を読まれている方にとっては、本書からは知識としては新しいことは得られないかもしれません。だからと言って、読む意味がないわけではありません。

本を読むのは、知識としての情報を得るだけではなく、絵を眺めたり、音楽を聴いたり、人と会ったりするように、その対象と接することによって心地よい雰囲気を味わうという目的もあります。

また、同じ内容のことでも読むタイミングによって受け取り方が変わります。全く同じ言葉を聞いたとしても、人生の状況によって、受け取り方やその人にとっての意味が全く異なることもあるでしょう。以前はよくわからなかった言葉が、前よりはわかりやすくなっていることもあります。

類書に数多く目を通されている方にとっては、本書を読む意味はそのあたりにあると思います。相田みつをの日めくりカレンダーのようなものです。

人間の心や世界は変化し続け、全く同じ心の状態や状況は存在しません。「同じ」と思っているものに接すると「同じ」だと思ってしましますが、本当の意味で同じものは存在しません。

このように考えるとあらゆる瞬間が新鮮なはずであり、そう感じることが本来は正しい感覚なのかもしれませんが、残念ながら人は通常そのように感じるようにはできていないようです。

investmentbooks at 22:36│Comments(0)TrackBack(0)clip!本--マネー哲学 

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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