2010年04月20日
『会計HACKS!』
小山 龍介/山田 真哉著 2010年月4月29日発行 1575円(税込)
会計HACKS!
著者:小山 龍介/山田 真哉
販売元:東洋経済新報社
発売日:2010-04-16
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「HACKS!」のシリーズは仕事術関連の本なので、当ブログで記事にしたことはなかったのですが、本書は会計について書かれているので採りあげさせてもらいました。
共著者の一人がハックの第一人者、もう一人が会計の啓蒙書の第一人者であるため、本書は話題性の高い本です。書店でも平積みが目を惹きました。本書の目次は以下の通りです。
- B/S家計簿ハック!
- 家計資産ハック!
- 出費コントロールハック!
- レコーディング家計ハック!
- 投資ハック!
- 企業分析ハック!
- 四季報ハック!
- 「超」会計思考ハック!
ハックとはわかりやすく言うと効率を高めるためのツボやコツのようなものですが、本書も会計の考え方を通じて人生の効率、おもにお金についての効率を高めることを目的にした本です。
本書は理解しやすさをかなり意識して書かれているように思いますが、全く会計についての知識がない方が読むとすぐにはわかりにくいところもあるかもしれません。ただし、お金の管理の仕方などわかりやすくて実用的な部分も多くあります。
本書に書かれていることは工夫の一例であり、細かく議論すると個々人の人生観などによって考え方が異なるところもあるかもしれません。投資について書かれているところも、ほとんどの場合に共通して有効な部分と、投資哲学によって個人差がある部分があるかもしれません。
本書には90近くのハックがありますが、これは全部そのまま真似するというものではなく、自分に相性がよさそうなもの、気になったものを少しでも取り入れるいったような感じの方が、本書は有効に生きてくるかもしれません。
本書はお金について意識的になることがテーマだと思いますが、会計の知識自体がお金について意識的になることを促進すると思います。意識することは言語と密接な関係がありますが、会計について理解するということは会計の言語と概念を学習することです。
会計の学習は言語の学習と似ている点があると思います。ある程度理解しても、自分の内部で熟成させるまでには、さまざまな角度から何度も繰り返し関わる必要があります。本書はその関わるための一つの取り組みとして役に立つ本であると思います。


