2010年05月02日
家業再生３７
世間はゴールデンウイークで休みのまっただ中ですが、今年は休みを返上して帰郷しています。いつもの週末の帰省に比べると、比較的長く滞在できるのですが、やることが多すぎて一日があっという間に過ぎてしまします。
今回の帰省で、先日ようやく客室の洗面台にある水栓の交換工事が終わりました。50程度の数があり、ここ数ヶ月さまざまに試行錯誤していたのでさすがに達成感がありました。
一つ一つ交換が終わると、それ以後その部屋に泊まっていただく方には少しでも便利に過ごしていただけるので、やっている作業の割には充実感がありました。一万円ちょっとの水栓代と一時間の工事で、これからおそらく十年以上にわたり快適度が増えるのであれば、非常にコストパフォーマンスがよいと思います。
水栓工事が終わったので、早速次の中心的なテーマに取りかかっています。そのテーマは水栓工事をする過程で自分のなかで重要性が増したので、優先順位を上げました。
それは、客室の排水管の洗浄です。ユニットバスで水栓工事をしていると、仰向けになるため顔の位置が低い状態でほとんどの時間工事を行っています。
必然的に排水溝の臭いを間近に嗅ぐことになります。以前からたまに臭いが気になるというネット上での口コミがあったのですが、すべての部屋で工事をしたのでそのことが以前よりも気になってきました。
臭いは生理的な部分で非常に大事な問題なので、かなり優先順位が高いのはデートの場合と同じかもしれません。積極的によい香りをさせるかどうかはともかく、よくない香りがあるのは致命的な場合があります。
そのため水栓工事をしながら、しばらく前からいかにして排水管を清掃するかについて調べており、少しずつ必要な機械や薬剤を買い集めていました。今回実際にそれらを試してみました。
排水管の洗浄には主として物理的、機械的、化学的な方法があります。いずれも行う予定ですが、まずは内視鏡を購入して排水管の状態をできる範囲でチェックしました。内視鏡といっても、パソコンに接続して使うことのできる数千円程度のものです。性能はそれなりですが、それにしても安いです。
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排水管の中をある程度チェックしたところ、予想どおり汚れがこびりついていました。あまりきれいでない話で恐縮ですが、場所によってはかなりの厚みです。物理的にはがしてみましたが、手では限界があります。
そのため化学的洗浄を行いました。具体的には今日アルカリの薬液を流し込むのですが、業務用のためこれはかなりの効果があり、こびりついていた汚れのほとんどがなくなりました。今のところ微妙な臭いもほとんどなくなりました。まだ部分的に取れない汚れがありますが、これは今回購入した高圧洗浄機を用いて明日洗浄する予定です。
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高圧洗浄機は今回購入して始めて使ってみましたが、外壁などにも用いてその威力には感動しました。当ホテルはいままでそのように洗浄したことがなかったので、逆に使用前・使用後で著明な効果が感じられます。でも音は少々凄いので、使う時間が限られます。
配管の洗浄については一つの部屋で試行錯誤しながら、当ホテルにとって最もよいとよいと思われる方法を作り上げて、それをマニュアル化して誰にでもできるようにし、自分がいない間に他の人に任せるつもりです。
