2013年07月17日
家業再生47(多読は役に立ったか?その2)
前回、「もちろん多読は役に立った」と書きました。
本を読む習慣のない母を身近に見ていると、本という媒体を通じて業務に関係する知識や仕事に対する考え方を吸収できないことが、本人が知らないうちに大きなハンディキャップになっていることがよくわかります。
そのように考えると、「多読が役に立った」というよりも、「本を読まないと気付かないうちに大きな損をする」と表現する方が正確かもしれません。
本を読む習慣のない母を身近に見ていると、本という媒体を通じて業務に関係する知識や仕事に対する考え方を吸収できないことが、本人が知らないうちに大きなハンディキャップになっていることがよくわかります。
そのように考えると、「多読が役に立った」というよりも、「本を読まないと気付かないうちに大きな損をする」と表現する方が正確かもしれません。
もちろん、本を読まなくてもビジネスで成功している人もいます。しかしながら、そのような人は別の形でビジネスに関係する情報を吸収しているはずです。
何らかの方法で情報は入手する必要がありますが、読書は効率的な方法の一つです。時間的なコストは速読をしないとある程度かかりますが、 金銭的にはわずかなコストしかかかりません。
多読は役に立ったと書きましたが、何千冊も本を読む必要はありません。自分のやり方はあまり効率的ではありませんが、もともとは家業などに関わるつもりは全くなく、本を読むこと自体が目的だったため、結果的に必要以上の本を読んでしまいました。おそらく10分の1くらいでも、ひょっとすると100分の1くらいでも十分かもしれません。
おそらく最も効率がよいのは、実際に仕事をしながら、その時々に関わっているテーマについて深く、そしてその辺縁の事柄について広く読むことでしょう。
工事の下調べをする時、そして工事に行き詰まった時なども、読書はよく役に立ってくれました。
大型の書店に行って、そのテーマについて書かれている本が置いてあるコーナーを見つけ、棚に並べられている本に片っ端から目を通します。2〜3時間程度は本棚の前で粘って、自分にとって必要と思われる本を5冊程度選びます。
購入後、とにかくなるべく早めに全部読んでしまいます。読んでも、もちろん一度では理解できない部分もあるのですが、とにかく読み切ります。何冊かの本を行ったり来たりしながらあちこち読んでいるうちに、何がポイントか、次にどのような情報が必要か、購入した本がよく書かれている本かどうか、などがわかってきます。
そうしたら、また書店の同じコーナーに行って同じくらい本を買ってきます。場合によっては別の書店も巡ります。このようなことを繰り返しているうちに、気が付いてみたらかなり理解が深まっており、多くの疑問が解消しています。
といった感じで本屋に行ってみたら・・・、と母に進言しましたが、「本屋のどこに行ったらいいかわからない」「どの本を選んだらよいかわからない」 との返答です。結局、今でも母は本から知識を吸収する状態にはなっていません。
本からストレスなく情報を吸収できるようになってほしいとは思うのですが、母には他に優先すべき課題があると思っているので、残念ながらそのような時はかなり先になるかもしれません。
何らかの方法で情報は入手する必要がありますが、読書は効率的な方法の一つです。時間的なコストは速読をしないとある程度かかりますが、 金銭的にはわずかなコストしかかかりません。
多読は役に立ったと書きましたが、何千冊も本を読む必要はありません。自分のやり方はあまり効率的ではありませんが、もともとは家業などに関わるつもりは全くなく、本を読むこと自体が目的だったため、結果的に必要以上の本を読んでしまいました。おそらく10分の1くらいでも、ひょっとすると100分の1くらいでも十分かもしれません。
おそらく最も効率がよいのは、実際に仕事をしながら、その時々に関わっているテーマについて深く、そしてその辺縁の事柄について広く読むことでしょう。
工事の下調べをする時、そして工事に行き詰まった時なども、読書はよく役に立ってくれました。
大型の書店に行って、そのテーマについて書かれている本が置いてあるコーナーを見つけ、棚に並べられている本に片っ端から目を通します。2〜3時間程度は本棚の前で粘って、自分にとって必要と思われる本を5冊程度選びます。
購入後、とにかくなるべく早めに全部読んでしまいます。読んでも、もちろん一度では理解できない部分もあるのですが、とにかく読み切ります。何冊かの本を行ったり来たりしながらあちこち読んでいるうちに、何がポイントか、次にどのような情報が必要か、購入した本がよく書かれている本かどうか、などがわかってきます。
そうしたら、また書店の同じコーナーに行って同じくらい本を買ってきます。場合によっては別の書店も巡ります。このようなことを繰り返しているうちに、気が付いてみたらかなり理解が深まっており、多くの疑問が解消しています。
といった感じで本屋に行ってみたら・・・、と母に進言しましたが、「本屋のどこに行ったらいいかわからない」「どの本を選んだらよいかわからない」 との返答です。結局、今でも母は本から知識を吸収する状態にはなっていません。
本からストレスなく情報を吸収できるようになってほしいとは思うのですが、母には他に優先すべき課題があると思っているので、残念ながらそのような時はかなり先になるかもしれません。
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この記事へのコメント
1. Posted by みちる 2013年07月20日 22:27
bestbook先生、初めてコメントさせていただきます。
ブログの更新が途絶えて、ご実家のホテルは解散・清算の道を辿ってしまわれたのだろうかと、心配しておりましたので、ブログの再開を知り、とても嬉しく思っています。
先生の専門知識を身に着けるための本の読み方は、集中力の点からも、なかなか真似できるものではありませんが、とても参考になります。
先日も、同族会社の株の評価方法の研修を受けたおり、自分の解釈が間違っていることに気づきました。専門書2冊とネットからの情報を基に考えた結果でした。本からの情報が圧倒的に不足していたことがわかります。
ただ、4,000円くらいの本のうち、2〜3ページが必要となると、つい購入に二の足を踏んでしまいます。
これから様々なジャンルの本もご紹介くださるとのことで、とても楽しみです。
ブログの更新が途絶えて、ご実家のホテルは解散・清算の道を辿ってしまわれたのだろうかと、心配しておりましたので、ブログの再開を知り、とても嬉しく思っています。
先生の専門知識を身に着けるための本の読み方は、集中力の点からも、なかなか真似できるものではありませんが、とても参考になります。
先日も、同族会社の株の評価方法の研修を受けたおり、自分の解釈が間違っていることに気づきました。専門書2冊とネットからの情報を基に考えた結果でした。本からの情報が圧倒的に不足していたことがわかります。
ただ、4,000円くらいの本のうち、2〜3ページが必要となると、つい購入に二の足を踏んでしまいます。
これから様々なジャンルの本もご紹介くださるとのことで、とても楽しみです。
2. Posted by bestbook 2013年07月22日 21:09
はじめまして、みちるさん。コメントありがとうございます。
ご心配ありがとうございます。解散・清算の可能性は十分にあったのですが、現在ではおそらくその方向には進まないくらいにはなりました。途中の過程をリアルタイムに書くとブログとしては読み応えがあったと思いますが、時間的にも精神的にも余裕がなかったです。
本の読み方にはいろいろあると思います、記事で書いたのはあくまで自分のやり方で、自分には合っていると思いますが、他に方には他の方のやり方があると思います。
同族会社の株の評価は、税金のこともあり重要なテーマですね。自分もまだまだ勉強したいところですが、ある程度理解したら、最終的には専門家に意見を聞こうと思っています。
本は著者と出版社に敬意を表してなるべく買うようにはしているのですが、4000円で2〜3ページだと自分も購入を躊躇してしまうかもしれません(^_^;)
今後もマイルドなペースで紹介しますので、よろしくお願いします。
ご心配ありがとうございます。解散・清算の可能性は十分にあったのですが、現在ではおそらくその方向には進まないくらいにはなりました。途中の過程をリアルタイムに書くとブログとしては読み応えがあったと思いますが、時間的にも精神的にも余裕がなかったです。
本の読み方にはいろいろあると思います、記事で書いたのはあくまで自分のやり方で、自分には合っていると思いますが、他に方には他の方のやり方があると思います。
同族会社の株の評価は、税金のこともあり重要なテーマですね。自分もまだまだ勉強したいところですが、ある程度理解したら、最終的には専門家に意見を聞こうと思っています。
本は著者と出版社に敬意を表してなるべく買うようにはしているのですが、4000円で2〜3ページだと自分も購入を躊躇してしまうかもしれません(^_^;)
今後もマイルドなペースで紹介しますので、よろしくお願いします。