2013年07月23日

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『超絶バブルの安全な投資術 バブル期に始める株式投資の勝ち方』4

超絶バブルの安全な投資術 バブル期に始める株式投資の勝ち方
超絶バブルの安全な投資術 バブル期に始める株式投資の勝ち方 [単行本]

著者は投資顧問をされている方です。投資についての本を過去に以下のシリーズで書かれており、投資の勉強を始めた頃に読ませてもらいました。読み物として面白く、ためになった記憶があります。


ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇 (Wild investors)
ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇 (Wild investors) [Kindle版]


過去の本は中立的な立場で書かれてたと思いますが、今回はポジションがはっきりしています。


 

本書のスタンスははっきりしており、日銀の「異次元の金融緩和」によるリフレ政策によって日本株に「超絶バブル」が起こるという立場です。

最初の部分で「異次元の金融緩和」とリフレ政策についてもわかりやすく解説されており、金融政策について理解する上でも参考になると思います。でも本書を読むと、説明に納得するだけではなく、やはり日本株をロングしたくなってしまいます。

本書では、どのような銘柄を買うとバブルに乗りやすいか、そしてどれくらいの期間バブルが続きそうか、そしてイグジットする際の複数のシナリオが書かれています。個人的には、出口シナリオの部分がとくに参考になりました。

 1980年代に大きなバブルが起こってから30年近くが経とうとしています。その後もミニバブルはありましたが、どちらかというと海外の影響によって間接的に生じたものでした。

もしも今回の「異次元の金融緩和」によってバブルが生じるとすると、ひさびさの日本発バブルということになります。30年近いのでほぼ世代交代も完了しており、前回のバブル崩壊を現場で体感的に記憶している世代も少なくなってきました。 

マーケットを観察していると、なんだかんだ言ってもみんなバブルが好きなようですね。 人は何度失恋しても懲りません。

もちろんバブルが起きるかどうかはわからないのですが、「異次元の金融緩和」が継続しているうちはバブルの種は蒔かれ、土壌に肥料が与えられていることになります。ここ数ヶ月の日本株の状態を眺めていると、芽は出ているくらいの状態にはなっているようです。 

今後は青々と葉を茂らせて果実が実るかどうか・・・、という局面に現在はあると思いますが、ここでは何とも言えないとしか書きようがないです。

日本株を買うにしても、買わないにしても、いずれも何らかのポジションを取っていることになりますが、買うポジションを取りたい方にとっては、本書は背中を押してくれると思います。 

investmentbooks at 19:13│Comments(1)TrackBack(0)clip!本--投資一般 

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この記事へのコメント

1. Posted by mimura   2016年09月26日 18:46
はじめまして。
私の会社で書評サイトをやっているのですが、そちらで書評を書いてみませんか?
詳細をお送りしますので、よろしければ返信ください。

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家業再生のためしばらく書評ブログを休止していましたが、一段落したのでブログ再開します。以前は1日1冊のペースでしたが、今回の更新は不定期です。書評は以前と同じようにビジネス、投資、経済本が中心となりますが、これからはそれ以外の本の紹介に加えて、3年間集中して行った家業再生、その他アイデアだけは溜めていた多くのことを気ままに書き綴る予定です。
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2006年に開始し2010年7月にいったん休止。2013年7月より再開しました。
以前は1日1冊のペースで書評していましたが、再開後は不定期更新で、書評以外についても書きます。
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