本--株式投資
2013年07月08日
『ニュートレーダー×リッチトレーダー 株式投資の極上心得』
ニュートレーダー×リッチトレーダー 株式投資の極上心得 [単行本]
アベノミクスによる日本の株式市場の盛り上がり応じて、最近は株式投資やトレード関連書籍の新刊を書店で目にするようになりました。
本書は対話形式の物語により、トレーディングのエッセンスがコンパクトにまとめられており、3つのチャプターに分かれています。続きを読む
2010年05月07日
『テンプルトン卿の流儀』
ローレン・C・テンプルトン/スコット・フィリップス著
鈴木 敏昭訳 2010年5月3日発行 2940円(税込)
テンプルトン卿の流儀 (ウィザードブックシリーズ)
著者:ローレン・C・テンプルトン
販売元:パンローリング
発売日:2010-04-16
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タイトルに名前があるテンプルトン卿は投資家として有名なジョン・テンプルトンのことです。世界的に著明な投資家について書かれている『マネーマスターズ列伝―大投資家たちはこうして生まれた』にも登場しています。
有名な相場格言「強気相場は悲観のなかで生まれ、懐疑のなかで育ち、楽観とともに成熟し、陶酔のなかで消えていく。」はジョン・テンプルトンの言葉です。
本書の目次は以下通りです。
続きを読む2010年03月23日
『史上最強の投資家 バフェットの大不況を乗り越える知恵』
メアリー・バフェット/デビッド・クラーク著 峯村 利哉訳
2010年3月31日発行 1575円(税込)
史上最強の投資家 バフェットの大不況を乗り越える知恵
著者:メアリー・バフェット
販売元:徳間書店
発売日:2010-03-19
おすすめ度:
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本書の著者の一人はバフェットの義娘で、何冊かバフェットについての本を書いており、日本語にも訳されています。本書は最新刊です。タイトルには世界経済の現状を反映して「大不況」という言葉がありますが、原書のタイトルにはそのようなニュアンスの言葉はありません
本書はバフェットの経営、とくに傘下の経営者を管理する面に焦点を当てた本です。株式投資の話は直接的にはあまり出てきません。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2010年03月13日
『世界No.1投資家バフェットの謎 〜何がその成功をもたらしたのか?』
庄司 卓矢著 2010年4月5日発行 1659円(税込)
世界No.1投資家バフェットの謎 ~何がその成功をもたらしたのか?
著者:庄司 卓矢
販売元:技術評論社
発売日:2010-03-12
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書店の株式投資コーナーに新刊が少ない時期が続きましたが、少しずつ新しい本が出つつあるようです。バフェットは株式投資をする人々の間では有名でしたが、今回の金融危機で一般的にもより知られる存在になりました。
本書は翻訳物ではなく、日本人の著者によるバフェット本です。著者は公認会計士をなさっているので、少しですが会計的な話も出てきます。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2010年02月02日
『一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 大学教授が考えた 本気で「株」で1億円! 』
榊原 正幸著 2010年1月28日発行 1680円(税込)
一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 大学教授が考えた 本気で「株」で1億円!
著者:榊原 正幸
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2010-01-29
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「1億円」というセンセーショナルなタイトル、全ページフルカラーの株式投資本ですが、内容はしっかりしていると思います。著者は株式投資の本を数多く書かれている方です。
本書は株式投資についての平易な入門的な解説から、著者の株式投資の研究結果や新しい指標についての比較的高度な内容まで取り扱われています。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2010年01月01日
『投資で迷ったら読む相場格言400』
西野 武彦著 2009年11月18日発行 1470円(税込)
投資で迷ったら読む相場格言400
著者:西野 武彦
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-11
おすすめ度:
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あけましておめでとうございます。いつも当ブログにアクセスいただきありがとうございます。今年はしばらく忙しくなりそうですが、できるだけ記事の更新は続けたいと思いますので、本年もよろしくお願いします。
本書は本当は昨日の日付でアップする予定だったのですが、年が明けてしまいました。本書が元日にふさわしいかどうかわかりませんが、数多くの格言を通じて相場について一年の計を考えるのもよいかもしれません。
続きを読む2009年12月30日
『ウォーレン・バフェット 華麗なる流儀』
ジャネット・タバコリ著 牧野 洋訳
2010年1月21日発行 2520円(税込)
ウォーレン・バフェット 華麗なる流儀―現代版「カサンドラ」の運命を変えた日
著者:ジャネット・タバコリ
販売元:東洋経済新報社
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アマゾンはまだ書影もありませんし、このエントリーを書いている時点では「この本は現在お取り扱いできません。」という状況になっています。リアルの書店で昨日入手したのですが、発売日の関係でまだアマゾンでは販売できないのでしょうか。
アマゾンで販売されるようになってから紹介するのがセオリーかもしれませんが、なるべく読み終えてすぐに紹介することにしているので、本日採りあげさせてもらいます。アマゾン以外のネットの書店では売っているところもあるようです。
続きを読む2009年12月14日
『角山智の銘柄分析力強化トレーニング 貸借対照表編』
角山 智著 2010年1月2日発行 1575円(税込)
角山智の銘柄分析力強化トレーニング 貸借対照表編
著者:角山智
販売元:パンローリング
発売日:2009-12-07
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以前このブログで紹介した『角山智の銘柄分析力強化トレーニング』の続編です。本書では主に貸借対照表とキャッシュフロー計算書に焦点を当てて、企業の決算書から企業価値を分析するドリルとなっています。
実際の企業の決算書が題材になっているため、問題数は25とそれほど多くないものの、それだけ丁寧に解説されています。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年12月10日
『きっちりコツコツ株で稼ぐ 中期投資のすすめ』
鈴木 一之著 2009年12月4日発行 1680円(税込)
きっちりコツコツ株で稼ぐ 中期投資のすすめ
著者:鈴木 一之
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-12-05
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最近は市場が低迷しているため、一般向けに書かれた株式投資本の新刊は少ないのですが、本書はその数少ないうちの一冊です。本書はタイトルに中期投資とありますが、景気の波により上下する傾向のある市況関連株に対する投資についての本です。
著者は過去にも同じテーマで本を書かれていますが、本書の方がより内容が充実していると思います。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年10月20日
『金融危機で失った資産を取り戻す方法』
中原 圭介著 2009年10月30日発行 1575円(税込)
金融危機で失った資産を取り戻す方法
著者:中原圭介
販売元:フォレスト出版
発売日:2009-10-22
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ベストセラーになった『サブプライム後の新資産運用』の著者による新刊です。著者は、世界経済の予測を相場の観点から分析した読みやすい本をよく書かれています。
昨日の本と同様に、本書もバブルがテーマです。相場が少しでも持ち直してくると、下落相場で傷ついた資産と心を期待で癒すためか、バブルは本のテーマになりやすいのかもしれません。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年10月14日
『市場は間違える、だからチャンスがある』
阿部 修平著 2009年10月14日発行 1680円(税込)
市場は間違える、だからチャンスがある
著者:阿部 修平
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-10-15
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著者は日本株の運用を主に行う独立系の資産運用会社を設立し、長年経営されている方です。タイトルからはアクティブ運用の雰囲気が漂っています。
著者は過去に数年間ソロスの下で資産運用業務をされていたことがあり、本書ではその時のことについての経験も書かれており、読みどころの一つになっていると思います。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年09月12日
『みんなが勝てる株式投資』
朋川 雅紀著 2009年9月3日発行 1575円(税込)
みんなが勝てる株式投資
著者:朋川雅紀
販売元:パンローリング
発売日:2009-09-11
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著者は国際的にファンドマネージャーの経験の長い方です。個人投資家への啓蒙にも力を入れておられるようで、本書もその流れに沿った本です。本書に書かれている投資手法を一言で述べると、バランス感覚のよさということになると思います。
本書のタイトルの横に書かれている文は、「世界経済が成長する限り、資産が着実に増えるゲームはある」ですが、ポイントは「世界経済が成長する限り」という部分です。
続きを読む2009年09月10日
『貧血日本―預金の1割で、惚れた会社の株を買え!』
杉本 光生著 2009年8月27日発行 1575円(税込)
貧血日本―預金の1割で、惚れた会社の株を買え!
著者:杉本 光生
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2009-08-28
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やや分かりにくいタイトルですが、個人に対する日本株投資のすすめが本書のテーマです。サブタイトルからわかるかもしれません。
著者はIRに関連する仕事を長くされてきた方ですが、現在は起業して個人投資家向け投資情報サイト「株なび」を運営されています。そのため、本書にはマーケティング的な意味合いもあるようですが、それとは関係ない面でも参考になります。
続きを読む2009年09月04日
『株で本当に儲けるヤツは、「業種別投資法」を知っている』
長谷部 翔太郎/石川 泰久著
2009年9月17日発行 1575円(税込)
株で本当に儲けるヤツは、 「業種別投資法」を知っている (洋泉社BIZ)
著者:長谷部 翔太郎
販売元:洋泉社
発売日:2009-09-02
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本書は共著ですが、著者の方々はそれぞれ証券アナリストとファンドマネージャーです。株式投資の本は過去に数多く出ていますが、本書に書かれているような「業種別投資法」が、株式投資ののプロの方によって書かれている本は少ないので、そのような意味においても貴重です。
本書は以下のように大きく二つのパートに分けられており、最初が株式投資についての総論的な内容、次に実際の25個に分類された各業種についての解説があります。
続きを読む2009年08月08日
『チャールズ・エリスが選ぶ「投資の名言」』
チャールズ・エリス著 鹿毛 雄二訳
2009年8月3日発行 800円(税込)
チャールズ・エリスが選ぶ「投資の名言」(日経ビジネス人文庫)
著者:チャールズ エリス
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-08-04
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原書は1997年、日本語の翻訳単行本は2002年に出版された本です。単行本は以前読んだことがあるのですが、今回文庫化されたので読み直してみました。
著者は株式投資についての歴史的な名著である『敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか』の作者のチャールズ・エリスで、本書では自分も含めて著名な投資家などの投資やビジネスに関係する文章を選んでいます。日本語のタイトルには「名言」とありますが、原題ではアンソロジーとなっており、格言などではなくある程度まとまった長さの文章が載せられています。
続きを読む2009年07月27日
『日本株大復活』
2009年07月18日
『長期投資家がニヤリとする7つのメガトレンド』
澤上 篤人著 2009年7月25日発行 819円(税込)
長期投資家がニヤリとする7つのメガトレンド (角川SSC新書)
著者:澤上 篤人
販売元:角川SSコミュニケーションズ
発売日:2009-07
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著者は有名な独立系投信である「さわかみファンド」の運営をされている方です。過去にも、株式投資についての数多くの本があります。
本書はタイトルに「メガトレンド」とあるように、今後の世界経済、日本経済における今後の大きな潮流についての著者の見方が述べられています。各章のタイトルは以下の通りです。
続きを読む2009年07月15日
『ダンドー 〜低リスク・高リターンのインド式テクニック』
モニッシュ・パブライ著 舟木 麻里訳
2009年8月3日発行 1890円(税込)
ダンドー
著者:モニッシュ・パブライ
販売元:パンローリング
発売日:2009-07-10
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タイトルだけでは何についての本か見当がつきませんが、株式投資の本です。著者はインド系の方で、自分で起業したビジネスで成功し、現在はバフェットの投資哲学を模したファンドの運営をされています。
「ダンドー」という言葉はグジャラート語で「富を創造する努力と挑戦」という意味で、サンスクリット語の「Dhana」(富)に由来するようです。ちなみに、サンスクリット語の「Dhana」は日本でも「旦那さん」の語源になっています。やはり夫はお金を与えることに存在意義があったのでしょうか。
続きを読む2009年07月12日
『角山智の銘柄分析力強化トレーニング』
角山 智著 2009年7月3日発行 1575円(税込)
角山智の銘柄分析力強化トレーニング
著者:角山智
販売元:パンローリング
発売日:2009-07-10
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著者は御自身も「個人投資家」であり、個人投資家向けに数多く株式投資の本を書かれている方です。本書は決算短信を読み解くことにより、個別の銘柄分析の方法について丁寧に書かれている本です。
決算書の分析についての本、株式投資についての本は数多くありますが、両者を有機的に結んでいる個人投資家向けの実践的な本は、ありそうでなかなかよいものはありません。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年06月15日
2009年05月04日
『株の実戦トレーニング―投資脳を鍛える!』
窪田 真之著 2009年4月30日発行 840円(税込)
株の実戦トレーニング―投資脳を鍛える!
著者:窪田 真之
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-05
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まだ書影がないのですが、本ブログでも以前紹介した以下の本と同じ主旨の本で、著者も同じ方です。本の大きさやオールカラーなのも同様です。
両方ともQ&A方式により、株式投資について初級者〜中級者向けに書かれていますが、今回の本は現在の相場環境を反映している内容になっています。
続きを読む2009年03月22日
『投資の極意は「感謝のこころ」』
竹田 和平/澤上 篤人著 2009年4月5日発行 1470円(税込)
投資の極意は「感謝のこころ」
著者:竹田 和平 澤上 篤人
販売元:PHP研究所
発売日:2009-03-19
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日本の株式投資業界では著名なお二人の対談です。2007年10月、2008年11月に行われたものが収められています。2008年のものは、金融危機の影響を受けた市場の暴落を経ての対談になっています。
分類としては株式投資の本ですが、実際の投資における技術的な話はほとんどといってよいほど出てきません。出てくるのは安いところで買うということくらいです。
続きを読む2009年03月21日
『史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力』
メアリー・バフェット/デビッド・クラーク著 峯村 利哉訳
2009年3月31日発行 1575円(税込)
史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール
著者:メアリー・バフェット/デビッド・クラーク
販売元:徳間書店
発売日:2009-03-19
おすすめ度:
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最近は株式投資の新刊が目立つようになりました。マーケットの復活を予想してしばらく前に企画された本が、最近出版されているのかもしれませんが、まだまだ市場は沈滞しています。
本書は以前紹介した『バフェットの教訓』の続きのようです。前作は箴言集でしたが、本書はタイトルにあるように財務諸表についてであり、前作と比べると定量的な分析が主眼になっています。合わせて読むとバランスがよいと思います。
続きを読む2009年03月15日
『バフェット流投資に学ぶこと、学んではいけないこと』
ヴォハン・ジョンジグヨン著 平野 誠一訳
2009年3月12日発行 1890円(税込)
バフェット流投資に学ぶこと、学んではいけないこと―個人投資家にとっていちばん大事なノウハウ
著者:ヴァホン・ジョンジグヨン
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2009-03-13
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原書のタイトルは『Even Buffett Isn't Perfect: What You Can - and Can't - Learn from the World's Greatest Investor』(バフェットでさえ完璧でない:世界で最も偉大な投資家からあなたが学べること、学べないこと)です。原書のサブタイトルは少し変更されて日本語のタイトルになっています。
原書のニュアンスは、バフェットの偉大さを前提としており、その上でバフェットの投資方法の限界、特殊性、失敗、問題点などを議論しています。あくまで肯定的に捉えた上で、問題点など一般的に話題になっていない点に焦点が当てられており、そのような意味において本書は貴重です。
続きを読む2009年03月02日
『素人でも百年に一度の大相場を勝ち抜く方法』
渡辺 博文著 2009年3月1日発行 1575円(税込)
素人でも百年に一度の大相場を勝ち抜く方法ー儲かる仕組みを見抜くビジネスモデル投資入門ー
著者:渡辺博文
販売元:ビジネス社
発売日:2009-02-25
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著者はファンドマネージャーをされている方です。本書は今回の金融危機による世界的な株式市場の暴落を、「株を買う絶好のチャンス」とみなす相場観に基づいて書かれています。
現在が「株を買う絶好のチャンス」ということについては、何とも言えないところです。まだまだ下がる可能性もあるでしょうが、株が安いときは気分よく買えないときです。難しいのは、「株が安い→気分よく買えない」とは言えますが、「気分よく買えない→株が安い」とは言えないことです。市場が悲観的なときに買ってもそこからさらに下落する可能性もあるからです。
続きを読む2009年02月23日
『大化け株とレバレッジで勝つケリー流株式投資法』
ジェイソン・ケリー著 鬼澤 忍訳
2009年3月5日発行 2310円(税込)
大化け株とレバレッジで勝つケリー流株式投資法
著者:ジェイソン・ケリー
販売元:東洋経済新報社
発売日:2009-02
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現在世界的に株式市場は停滞しているため、積極的に市場に参加しようという方は少ないと思われます。そのような時に投資の本を紹介するのは、あまり受けないかもしれませんが、本当はこのようなときこそ投資の本に学びたいところです。
著者はもともとは海外の方ですが、縁あって2002年から日本の栃木にお住まいのようです。と言っても、本書が英語で出版されたのは1994年であり、原書は好評だったため何度か改訂版が出ています。本書は2008年に英語で出されたものが翻訳されています。
続きを読む2009年02月13日
『長期投資道』
岡本 和久著 2009年3月3日発行 1890円(税込)
長期投資道
著者:岡本和久
販売元:パンローリング
発売日:2009-02-13
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本書は1990年に出版された『勝者のゲームを闘う法―株式分析の実戦技法』が加筆・再編集されたものです。1990年といえば、日本の株式市場のバブルが崩壊した年です。当時から20年近く経っていますが、当時は日本の市場がここまで低迷するとは予想できなかったことでしょう。
以前の本のサブタイトルにあるように、本書には株式の分析方法についてある程度の分量が割かれています。書かれている分析方法は、現在からすると標準的ですが、当時の日本では最先端の方法だったのかもしれません。
2009年02月01日
『ケン・フィッシャーのPSR株分析』
ケン・フィッシャー著 鈴木 一之監訳 丸山 清志訳
2009年1月3日発行 2415円(税込)
ケン・フィッシャーのPSR株分析 (ウィザードブックシリーズ)
著者:ケン・フィッシャー
販売元:パンローリング
発売日:2009-01-16
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株式投資に本格的な興味のある方であれば本書はおすすめです。翻訳本の前書きによると、本書は原書が1984年に出版され、2008年に復刻版が出たとのことです。
著者のケン・フィッシャーの父親は、バフェットにも影響を与えた『フィッシャーの「超」成長株投資』の著者であるフィリップ・フィッシャーです。バフェット自身自分の投資法は「85%がベンジャミン・グレアム、15%がフィリップ・フィッシャー」と語っています。
続きを読む2009年01月27日
『バフェットの株主総会』
ジェフ・マシューズ著 黒輪 篤嗣訳
2009年1月23日発行 1890円(税込)
バフェットの株主総会
著者:ジェフ・マシューズ
販売元:エクスナレッジ
発売日:2009-01-23
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ひさびさのバフェット本です。著者は長年に渡りヘッジファンドの運用をされている方で、本書は以下の著者の投資についてのブログが元になっているようです。
Jeff Matthews Is Not Making This Up
本書の原題は『Pilgrimage to Warren Buffett's Omaha』(ウォーレンバフェットのいるオマハへの巡礼)となっています。バフェットが経営するバークシャー・ハサウェイの株主総会は毎年アメリカのオマハで開かれますが、本書は2007年度、2008年度株主総会に著者が参加された際の総会の様子が臨場感溢れる筆致で記述されています。
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