セミナー・講演会
2008年01月26日
パンローリング投資戦略フェア2008
昨年も参加したパンローリング社新年恒例の投資戦略フェアに、今年も参加してきました。このセミナーは毎年年始めに行われています。ここ数年は毎年参加していますが、参加の主な目的は、投資本専門の出版社ともいえるパンローリング社の書籍を買うこと、セミナーに参加している人の雰囲気を感じることによって市場の状態を推察することにあります。
最近は日本の株式市場の調子がよくないので、参加者の数が少なくなっているのではないかと予想したのですが、予想は外れていたようです。
続きを読む2007年01月27日
パンローリング投資戦略フェア2007
今日はパンローリング主催の、投資戦略フェア2007に行ってきました。朝の10時から夜の7時まで、6人の講師の方々により盛りだくさんの内容でした。会場は、三軒茶屋から歩いて数分の昭和女子大学人見記念講堂です。パンローリングのこの手のセミナーは内容を考えると格安です。今回も、前売りの自由席だと1000円でした。
主催側がどのようにもとを取っているのかと思われるかもしれませんが、パンローリングのセミナーの特徴として、パンローリングが出版している本やDVDの直売をしているということがあります。多くのものが2〜3割引で買えます。もともとの単価が高い本が多いので、割り引いてもかなりの売上げになると思います。参加者もかなりマニアックな方が多く、投資本の価値のわかる方が多いので、本のまわりは黒山の人だかりです。私も普段から買おうと思っていた本を6冊ほどまとめて買いました。読んで面白くて役に立ちそうな本があれば、このブログでも紹介させてもらいます。
今回は1700人くらいの人が参加していたようです。去年も同様のセミナーに参加したのですが、相場が過熱していた前年と比べると、あまり熱気ムンムンといった感じではありませんでしたが、相場が落ち着いているときも淡々と投資を続けているといった方が、集まっている印象でした。去年と比べると、女性が少なかった印象です。
6人の講演者の方々のどれも充実していましたが、個人的に印象に残ったのは、マーク・モビアスさんの最後の質疑応答でした。1時間近くありましたが、「今後世界的に高齢化が進んでいくが・・・」という内容の質問に対して、「たしかに高齢化が進んでいくが、高齢化が進むと資産運用をする人が増えるので、我々のような(資産運用の)ビジネスはますます拡大する。実際に運用資産が増え続けている」という答えは参考になりました。
アメリカと比べると、日本ではよりそのような傾向が強いと思われるので、今後の投資対象を選ぶときの参考になります。マーク・モビアスさんは「ただし我々の会社の株式はもう十分高くなっているのでおすすめできない」と笑いながら付け加えていましたが、日本では資産運用会社でまだまだ成長性があり、割高感もない会社があるかもしれません。