本--日本経済
2009年09月15日
『環東京湾構想―新たな成長と人間本来の生き方のために』
山 養世/竹村 真一著 2009年9月30日発行 1470円(税込)
環東京湾構想―新たな成長と人間本来の生き方のために
著者:山 養世/竹村 真一
販売元:朝日新聞出版
発売日:2009-09-04
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お二人の著者のうち、山養世氏の本はこのブログで何冊か紹介しました。高速道路無料化や「太陽経済」についての本ですが、これらはいずれも著者が提唱されたものです。ちなみに著者のホームページには、「民主党が政権を獲得した場合の国土交通大臣に指名される」と書かれています。
本書は太陽光発電などによるエネルギー政策を織りまぜつつ、「環東京湾構想」と銘打って、東京と首都圏を生まれ変わらせるための提案を行っています。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年09月02日
『日本銀行は信用できるか』
岩田 規久男著 2009年8月20日発行 756円(税込)
日本銀行は信用できるか (講談社現代新書)
著者:岩田 規久男
販売元:講談社
発売日:2009-08
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著者は経済学者で、一般向けに経済についての啓蒙書を数多く書かれている方です。本書は日銀の金融政策の批判と提言が書かれていますが、本書のほとんど終わりあたりに書かれている日銀へのメッセージはクリアです。
「日銀よ、透明性と説明責任に向けた改革を恐れることなく、金融政策の信頼確保に向けて、自ら改革の先頭に立って欲しい。実際に、インフレ目標の採用は政府よりもむしろ中央銀行が先導する例が多かったのである。これが、筆者の日銀に向けたメッセージである。」
続きを読む2009年08月31日
『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』
神保 哲生著 2009年7月2日発行 1500円(税込)
民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?
著者:神保 哲生
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2009-07-03
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選挙は事前の予想通り民主党圧勝でした。民主党勝利の可能性が濃厚になり始めた頃から、大型の書店では民主党関連の書籍コーナーが目立つようになりましたが、本書はそれらの書籍の一冊です。
それぞれ独自の視点から書かれていますが、民主党の政策を理解する上では、本書が最もわかりやすくまとまっていると思いました。2ヶ月弱近く前からある本ですが、選挙の結果を受けて紹介します。本書は以下の20の項目に分類され、全部で99の政策について解説されています。
続きを読む2009年08月27日
『9・15 リーマンショック---その時トップはどう動いたか?』
片山 修著 2009年9月5日発行 819円(税込)
9・15 リーマンショック (祥伝社新書174)
著者:片山 修
販売元:祥伝社
発売日:2009-08-26
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サブタイトルからは、リーマンブラザーズのトップがどう動いたかについて書かれているようにも思われますが、本書は日本企業のトップがその前後にどのように考えて対応したかについてのインタビューを著者がまとめたものです。
本書は、まもなく近づきつつある9月15日のリーマンショックに合わせて刊行されたと思われます。アマゾンの紹介ページから、インタビューを受けた方々は以下の通りです。
続きを読む2009年08月17日
『新版 新幹線から経済が見える』
小宮 一慶著 2009年7月30日発行 580円(税込)
新版 新幹線から経済が見える (祥伝社黄金文庫)
著者:小宮 一慶
販売元:祥伝社
発売日:2009-07-24
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6年前に出版された本が加筆修正されて、新版の文庫本として新たに出版されたものです。著者の本は1週間前に紹介したばかりなのですが、今回の旅行中に持ち歩いた本はほとんどが文庫本で、それらのうち本書はこのブログのテーマに最も関係する本なので紹介することにしました。
旅行中に持ち歩く本は、やはり旅行は非日常的なイベントなので、本のテーマも非日常的な内容のものが多いのですが、本書はそれらのうちで最も日常的な内容です。とは言っても、本書は新幹線がテーマなので旅行に少しは関係しており、旅行中に読むと旅の雰囲気は盛り上がります。
続きを読む2009年08月11日
2009年08月09日
『ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本』
三橋 貴明著 2009年8月5日発行 1680円(税込)
ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本
著者:三橋 貴明
販売元:講談社
発売日:2009-07-30
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著者は世界経済における日本経済について強気な見方の本を数多く書かれている方です。また、特定の国の経済における脆弱性についての本も数多く書かれています。
本書においても、日本は一般的に言われているよりははるかに経済面での強さを持っているということを、さまざまな点から述べられています。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年07月14日
『脱「ひとり勝ち」文明論』
清水 浩著 2009年6月17日発行 1575円(税込)
脱「ひとり勝ち」文明論
著者:清水 浩
販売元:ミシマ社
発売日:2009-06-05
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タイトルからはわかりにくいのですが、太陽電池と電気自動車について書かれている本です。著者は長年にわたり、電気自動車の研究・開発をされている方です。
太陽電池や電気自動車について書かれている本は書店でよく見かけるようになりましたが、本書はさまざまな点で特色があります。
続きを読む2009年06月01日
『レアメタル超入門』
中村 繁夫著 2009年5月30日発行 777円(税込)
レアメタル超入門 (幻冬舎新書)
著者:中村 繁夫
販売元:幻冬舎
発売日:2009-05-27
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著者はレアメタル一筋数十年の方で、レアメタル専門の商社を設立し、現在もその会社の経営をされています。このブログでも、過去に何冊か著者の本を紹介したことがあります。
本書は「超入門」とあり、タイトルからは過去の著作と比べて入門的な内容である印象を受けますが、実際は今回の金融危機後の業界の状況についても解説されており、前作の続きとして読むとができます。
続きを読む2009年05月30日
『日銀を知れば経済がわかる』
池上 彰著 2009年5月15日発行 777円(税込)
日銀を知れば経済がわかる (平凡社新書 464)
著者:池上 彰
販売元:平凡社
発売日:2009-05-16
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今月から装丁が新たになった平凡社新書の新刊です。日々のニュースでよく目にするにもかかわらず、日銀について平易に書かれた本をあまり見かけないのは、日銀は重要な存在にもかかわらず地味だからかもしれません。
著者は時事的な事柄についての啓蒙書を数多く書かれている方ですが、本書も日銀だけではなく、日銀を中心に金融やグローバル経済についても時事的に解説されています。本書の各章のタイトルは以下の通りです。
続きを読む2009年05月29日
『最強国家ニッポンの設計図』
大前 研一著 2009年6月1日発行 1575円(税込)
最強国家ニッポンの設計図
著者:大前 研一
販売元:小学館
発売日:2009-05-29
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雑誌『Sapio』の連載が元になっている本ですが、現在の状況を織り込んで加筆・修正されています。本書は日本がどのような国家戦略を目指せばよいかについての提案ですが、年金、税制、エネルギー問題、教育、雇用、憲法改正、道州制、外交、防衛など、現在の日本にとって重要な事柄がほぼ網羅されています。
本書の提案はドラスティックかつ大胆であり、著者の特長がよく発揮されていると思います。
続きを読む2009年05月15日
『バカヤロー経済学』
竹内 薫著 2009年5月20日発行 840円(税込)
バカヤロー経済学(晋遊舎新書005)
著者:竹内 薫
販売元:晋遊舎
発売日:2009-05-12
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著者は一人になっていますが、本書の構成は竹内薫氏が「先生」から講義を受ける内容になっており、本来は二人の共著書のはずでした。以下の文は、あとがきからの抜粋です。
「だが、発売直前になり、突然、先生はスキャンダルに巻き込まれた。」
続きを読む2009年05月10日
『あなたに貸す金はない! 国が生み出す新しい「借金地獄」』
岩田 昭男著 2009年5月11日発行 780円(税込)
あなたに貸す金はない! 国が生み出す新しい「借金地獄」 (アスキー新書 107)
著者:岩田 昭男
販売元:アスキー・メディアワークス
発売日:2009-05-08
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著者は消費者金融やクレジットカードについて数多くの著作のある方です。昨日紹介した本と同じテーマになります。今年の秋から、改正貸金業法と改正割賦販売法が本格的に施行されるので、出版時期が重なっているようです。
昨日の本との違いは、昨日の本がどちらかというと業者の観点から書かれて本でしたが、本日の本は主として消費者側の立場で書かれているということです。視点が異なるため、二冊一緒に読むと理解が深まります。
続きを読む2009年05月09日
『「貸せない」金融―個人を追い込む金融行政』
小林 幹男著 2009年5月24日発行 798円(税込)
「貸せない」金融―個人を追い込む金融行政 (角川SSC新書 70)
著者:小林 幹男
販売元:角川・エス・エス・コミュニケーションズ
発売日:2009-05
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まだ書影がありませんが、水色の表紙の角川SSC新書の新刊です。著者は外資系金融機関で長年仕事をされていた方で、リーマン・ブラザーズにもいらっしゃったことあるようです。本書にも、少しですがそのことに関するエピソードが出てきます。
本書では、数年前に改正され、段階的に施行されつつある貸金業法により、日本の金融と企業がどのように変化するか、そして日本経済にどのような影響を与えるかについて、著者の提案とともに述べられています。
続きを読む2009年04月29日
『未曾有の経済危機 克服の処方箋』
野口 悠紀雄著 2009年4月16日発行 1680円(税込)
未曾有の経済危機 克服の処方箋―国、企業、個人がなすべきこと
著者:野口 悠紀雄
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2009-04-17
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本書は本ブログでも紹介した『世界経済危機 日本の罪と罰』の続編であり、書き下ろしのようです。現在の世界経済、日本経済の著者による分析が、一ヶ月前の三月末までのデータを用いてフォローされています。
各種統計データに基づく定量的分析が充実しているのは相変わらずです。著者による日本経済の分析は一般と比べて悲観的なものが多いのですが、冷静に数字を分析すると悲観的にならざるを得ないのかもしれません。
続きを読む2009年04月27日
『本当はヤバくない日本経済』
三橋 貴明著 2009年4月25日発行 1470円(税込)
本当はヤバくない日本経済 破綻を望む面妖な人々
著者:三橋貴明
販売元:幻冬舎
発売日:2009-04-23
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著者の本業は中小企業診断士ですが、『本当はヤバイ!韓国経済』『本当にヤバイ!中国経済』などの本を書かれています。本書のタイトルは以前の著作を連想させます。
著者によると、世間でよく言われている「日本は外需依存である」、「円高は望ましくない」、「日本はもうダメだ」などは現実から過度な悲観に偏っており、実は日本は「ヤバくない」とのことです。
続きを読む2009年04月22日
『新しい資本主義』
原 丈人著 2009年5月1日発行 735円(税込)
新しい資本主義 (PHP新書)
著者:原 丈人
販売元:PHP研究所
発売日:2009-04-16
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著者はベンチャーキャピタリストをされていた方ですが、それよりも社会事業家と呼ぶほうがふさわしいかもしれません。本書を読むとよく分かりますが、国際的に幅広い活動をされている方です。
著者の本は、2年近く前に『21世紀の国富論』を紹介したことがあります。本書は昨年末から今年年初にかけての雑誌の連載がまとめられたものです。前作はどちらかというとテクニカルな内容でしたが、本書は理念的な部分に重きが置かれた内容です。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年04月19日
『「理工系離れ」が経済力を奪う』
今野 浩著 2009年4月10日発行 893円(税込)
「理工系離れ」が経済力を奪う (日経プレミアシリーズ)
著者:今野 浩
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-04
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本書の主張は一言で述べると、「工学部を手厚く処遇せよ」ということです。メッセージははっきりしているのですが、それを伝えるため、大学教育や学部についてのエピソードが語られており、著者の言いたいことよりもむしろそれらの話の面白さが印象に残る内容です。
エッセイとしてはよく書かれているのですが、著者の本来の主張を伝えるという意味においては、エッセイとしてうまくできすぎているが故に、かえって本来の意図から遠ざかっているかもしれません。
続きを読む2009年04月17日
『GREAT JAPAN 偉大なる国へ 黒船はもう来ない!』
チャールズ D.レイク驚 2009年4月30日発行 1680円(税込)
GREAT JAPAN 偉大なる国へ 黒船はもう来ない!
著者:チャールズ D.レイクII
販売元:朝日新聞出版
発売日:2009-04-07
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著者はアフラックの日本での社長や在日米国商工会議所会頭を務められていた方です。アメリカ人ですが、母親が日本人ということもあり、日本に縁が深いようです。
本書は日本の政治や経済に対する提言が主な内容です。アメリカの立場としては、現在のオバマ政権の政策を前提に話が進められています。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年04月04日
『日本「復活」の最終シナリオ 「太陽経済」を主導せよ!!』
山 養世著 2009年2月28日発行 1680円(税込)
日本「復活」の最終シナリオ 「太陽経済」を主導せよ!!
著者:山崎 養世
販売元:朝日新聞出版
発売日:2009-02-06
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サブタイトルの「太陽経済」という言葉は著者の造語です。著者は外資系投信会社の社長をされた後、政治活動をされている方です。以前にも何冊か著作を紹介させていただきました。現在は「太陽経済の会」を主宰されています。
本書は、昨日紹介したフリードマンの本の日本版といった内容です。本書の方がやさしく書かれており、日本人向けに書かれているので、テクニカルな点はやや弱いですが、最初に読むには本書の方がよいかもしれません。本書の目次は以下の通りです。
続きを読む2009年03月27日
『新社会人に効く日本経済入門』
原田 泰+大和総研著 2009年3月30日発行 1000円(税込)
新社会人に効く日本経済入門 (Mainichi Business Books)
著者:原田 泰 + 大和総研
販売元:毎日新聞社
発売日:2009-03-27
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本書は一年間に渡り『週刊エコノミスト』に連載されていた「俗論解剖」の記事を基に加筆・編集されたもののようです。タイトルに「新社会人に効く」とありますが、このタイトルは出版された時期の影響があるようです。
本書は日本経済の入門書というよりも、一般的に話題になっている時事的な経済問題をより一歩突っ込んだ視点から見直すという内容です。少しひねりが加わっているので、ある程度は元になる知識がある方が面白く読めると思います。
続きを読む2009年03月25日
『コメ国富論―攻めの農業が日本を甦らせる!』
柴田 明夫著 2009年4月5日発行 1890円(税込)
コメ国富論―攻めの農業が日本を甦らせる!
著者:柴田 明夫
販売元:角川SSコミュニケーションズ
発売日:2009-03
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著者は商社の研究所の所長をされている方で、資源や食料についての著作が多い方です。ここ数年、精力的に本を書かれている印象があり、著書が書店で目立ちます。
本書はコメを中心に、日本の農業問題や食糧自給率の問題について、国際的な視点からも論が展開されています。本書の各章のタイトルは以下の通りです。
続きを読む2009年03月18日
『日本経済の勝ち方 太陽エネルギー革命』
村沢 義久著 2009年3月20日発行 840円(税込)
日本経済の勝ち方 太陽エネルギー革命 (文春新書 691)
著者:村沢 義久
販売元:文藝春秋
発売日:2009-03
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まだアマゾンでの書影はないようです。著者は理科系出身の方ですが、MBAを取得されてコンサルティング会社や金融機関で仕事をされた方です。本書の内容もその経歴が生かされており、技術的側面、経済的側面の双方の記述が充実しています。
将来的に株式市場のテーマの一つがエネルギー関連になるかもしれないとはよく言われますが、本書を読むと今後の世界経済、日本経済にとってのエネルギー問題の重要性について得心できると思います。
続きを読む2009年03月03日
『格差社会論はウソである』
増田 悦佐著 2009年3月11日発行 1890円(税込)
格差社会論はウソである
著者:増田 悦佐
販売元:PHP研究所
発売日:2009-02-26
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著者は以前はアナリストをされていた方で、日本社会と日本経済の将来について強気な見方の本を過去に数多く書かれています。そのうちのいくつかのタイトルを挙げると、
などがありますが、タイトルから日本に対して楽観的であることが伝わってきます。この中で最も根本的に著者の主張が表現されているのは、『高度経済成長は復活できる』です。新書なので気軽に読めます。著者の本書でも一貫して日本について楽観的な論調で書かれています。本書は400ページを超える力作です。
続きを読む2009年03月01日
『金融無極化時代を乗り切れ!』
丹羽 宇一郎著 2009年3月1日発行 1200円(税込)
金融無極化時代を乗り切れ!
著者:丹羽 宇一郎
販売元:文藝春秋
発売日:2009-02
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著者は大手商社で食料畑を一貫して歩まれ、社長までされた方です。現在は政府で地方分権やNPOで食料関係の活動をされているようです。
本書は、現在の日本経済、世界経済の状況を踏まえて、日本と日本人が進むべき道を提言する内容になっています。主張が論理的であり、明快で歯切れがよいので、読んでいて爽快感があります。
続きを読む2009年02月26日
『百年に一度の危機から日本経済を救う会議』
高橋 洋一/長谷川 幸洋著
2009年3月11日発行 1470円(税込)
百年に一度の危機から日本経済を救う会議
著者:高橋 洋一
販売元:PHP研究所
発売日:2009-02-26
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高橋洋一氏と『官僚との死闘七〇〇日』の著者である長谷川幸洋氏との対談です。一部は昨年末頃に雑誌に掲載されたもののようです。
高橋洋一氏の本はたくさん出ており、本書では理論的なことについては、内容として新しいことはあまりないかもしれません。本書は対談者が親しい間柄のようなので、ざっくばらんに話されているのが読みどころかもしれません。
続きを読む2009年02月16日
『国債を刷れ!「国の借金は税金で返せ」のウソ』
廣宮 孝信著 2009年3月6日発行 1600円(税込)
国債を刷れ!「国の借金は税金で返せ」のウソ
著者:廣宮 孝信
販売元:彩図社
発売日:2009-02-18
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著者は理系の技術者の方で経済学者ではありませんが、独学でマクロ経済を研究して、その分析結果を以下のブログで公開されています。
本書はタイトルからはっきりわかるように、国債を刷ることのススメです。
続きを読む2009年01月14日
『大激震』
堺屋 太一著 2008年12月22日発行 1680円(税込)
大激震
著者:堺屋 太一
販売元:実業之日本社
発売日:2008-12-10
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昨日の大前研一氏の『マネー力』と同じように、本書も著者名で買った本です。昨日の本は雑誌のインタビュー記事がまとめられていましたが、本書も似たようなつくりで、講演録がまとめられています。
単行本ということもあるためか、昨日の本よりは各章の内容も重複が少ない印象です。講演録がもとになっているので、読みやすく書かれていると思います。各章のタイトルは以下の通りです。
続きを読む2009年01月12日
『「依存症」の日本経済』
上野 泰也著 2009年1月7日発行 1575円(税込)
「依存症」の日本経済 (講談社BIZ)
著者:上野 泰也
販売元:講談社
発売日:2009-01-08
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著者は著名なエコノミストで、現実を直視した厳しめの経済予測で知られています。本ブログでも、過去に何冊か著作を紹介させていただいたことがあります。
本書は「依存症」をキーワードに、景気が下り坂になっている日本経済をさまざまな点から分析されています。どのようにさまざまな点から分析されているかは、章のタイトルからよくわかります。
続きを読む2008年12月20日
『この金融政策が日本経済を救う』
高橋 洋一著 2008年12月20日発行 777円(税込)
この金融政策が日本経済を救う (光文社新書)
著者:高橋洋一
販売元:光文社
発売日:2008-12-16
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高橋洋一氏の新刊です。本書の内容を一言で述べると、「金融緩和のススメ」になるかと思います。現在の日本経済にとって、緩和的な金融政策が必要であることを、経済学的に主張されています。
著者の主張は明快ですが、本書は新書本ということもあり、理論的な背景などについてはやや詳しい説明が不足している部分もあるかもしれません。
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